「スイミー」を読もう(3)
◇漢字スキルのお勉強が終わると、さっと今日の音読のページを開く子が出てきました。また、
「10回読んだよ。」
「20回読んだよ。」
と、教科書を持ってくる子もいます。
こういう行動をみると、「かわいいなあ」と思います。
◇今日は、50〜51ページのからの問題。
初めに、このページの最初の一文を普通の言い方に直させました。長いので書かせなかったのですが、ここに時間をとってしまいました。「倒置法」で表現されている文なのですが、なかなか難しかったです。
1 「スイミーのとそっくりの、小さ な魚のきょうだいたち」は、何色ですか。 →赤
2 「スイミーの○○○とそっくりの」 →かたち・なかま・すがた・からだ
3 スイミーが見つけたのは、スイミーのきょうだいですか。
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2で、私が考えていた答えは、「からだ」だったのですが、出ません。それよりもすばらしい「かたち」「なかま」「すがた」という答えが出されました。
これだから、授業はおもしろいです。
◇3は、
・きょうだいではない→7人
・きょうだいだ →3人
と分かれました。
Nさん、Sさんが、「きょうだいだ」という意見を述べます。
すると、それに対する反対意見を言う子がいます。するとまた、Nさん、Sさんが意見を言います。ちょっとした話し合いが成立しています。見ていると、聞いていると、うれしくなってきます。なぜなら、知的な感じを受けるからです。
「○ページを開いて下さい。開きましたか。○行目に、〜〜〜とあります。
ということは、〜〜〜ということです。どうですか。」
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基本パターンの話し方を指導しました。
さらに、こんな話し方も指導しようと考えています。
「○○さんは、〜〜と言いましたよね。 でも、〜〜〜〜。
(ということは〜〜〜〜) 」
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◇さて、3の答えです。Hさんの発言、
「“そっくりの”ということは、そっくりだけど、違うんじゃないですか。」
これで、Nさん、Sさんも、意見を変えると言ってきました。
「意見を変えた子も、いっぱい考えた子も、いい勉強になったね。」
と話しました。