道徳:こけても助けない?
◇アテネでパラリンピック開催中です。何か関連することを知らせたいと思いながら、授業しました。
「車いすバスケ」のビデオを見る前に、下の五つの○×クイズを出しました。
1 車いすどうしがぶつかってもいい。
2 ボールを持って、2回こいでいい。
3 リングの高さは、普通の高さである。
4 コートの広さは普通のサイズである。
5 転んだら審判が助ける。
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答えは、○○○○×の順になります。
特に意外なのは、「転んだら審判が助ける」
が「×」であることだったようです。
誰も助けないのです。「×」とした正解の子は二人だけでした。
ビデオを見ると、実際に思いっきり転んでいる選手がいました。車いすと足を固定しているのですから、転んだら起きるのがとてもつらそうでした。前のめりになった場合でも、起きあがるのにたいへん苦労していました。
それでも、誰も助けないのです。チームメートもボールに集中していて、助けるどころではないのです。真剣勝負の戦いをしているんだなあと思わされました。
◇感想を書かせた後、聞いてみました。
「こけてるのに助けないなんて、やさしくないんじゃない?」
この問いに対して、みながみな、
「そうじゃない。」
と言うような言い方をしました。
Hさんは、
「この前の、道徳と同じような感じじゃないの。」
と発言しました。『天までとどけ』のbU3でお知らせしたケースを思い出していたのです。「やさしさ」の本当の意味を考えていたんですね。うれしい発言でした。
◇さてみなさん、こけても立ち上がるんですよ!それが楽しいんですから!!
◇Rさんの授業後の感想です。
今日、アテネパラリンピックの勉強をしました。それで、ぼくは2問しか当たりませんでした。
テレビで、車いすでころんでも立ち上がるから、すごいなあと思いました。あと、ふつうの高さのリングでもちゃんと入れられるので、すごかったです。(以下、この2倍の長さを省略。)
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Rさん、Yさん、Sさん、Nさんの感想、見事でした。3年生、4年生のレベルまで行ってます。