国語:お手紙 場面@の授業

◇授業を連続して記録したいと考えています。が、これがなかなか難しいです。その場、その場のやり取りを想像してお読み下さい。
 

がまくんは、どこにすわっていますか。
 
 正解は、「げんかんの前」となるのだが、Y君が、「げんかん」と言う。これがありがたい。なぜなら、当然のように話し合いとなるからだ。
 H君、Kさん、Nさん、S君が、「げんかん」ではダメだと言う。
 Y君も、それに言い返す。こういうのが勉強になる。
 さて、「げんかん」と言った場合には、内と外と両方を含むことになる。がまくんは、外にいないといけない。なぜなら、郵便受けの見える所にいたいわけだから。
 次の問いにもつながる。

 がまくんは、なぜげんかんの前で待っているのですか。
 
 ノートに書かせ、黒板にも書かせた。H君の答えが最も近かった。
 「ゆうびんうけを見たいから」・・・手紙が届くのをなるべく早く知りたい気持ちが表れていのだ。
 
 ここまでで、時間をとってしまった。
 話し合いをするための時間をとると、どうしても時間が足りなくなってしまう。だが、大切な問いだけをしていくことにより、なんとか話し合いの時間も確保していきたい。

がまくんがものすごくさびしそうなのは、何からわかるか。
『かえるくんが〜〜〜のに、さびしそう』合う言葉を入れなさい。
 
 う〜ん、という感じで考えていた。考える姿、ノートに書く姿に、集中力が見えてきた。
 ノートに書かせ、持ってこさせた。なかなか正解が出ない。単純なのだが。
 Kさんが持ってきた。・・・正解!
 R君も・・・正解!
あとは、時間切れとなった。
 Kさんが書いたのは、
『かえるくんがきたのに、さびしそう』
R君が書いたのは、
『かえるくんがいるのに、さびしそう』
だった。
 
◇「お手紙」じゃなくって、お友達が来たのに、お友達がいるのに、「さびしそう」ながまがえるくん。
 最後にはわかってくれるのですが、@の場面にもこのお話のテーマになることがかくされているのです。
 単純なようで、なかなか深いお話です。