国語:お手紙 場面Dの授業

◇いよいよ最後の場面です。

「ふたりとも、とてもしあわせな気もちで、そこにすわっていました。」(15ページ)と、同じようなんだけど、全然違う一文を探しなさい。
 
 「教科書のココ!」と、指を当てさせながら教科書を持ってこさせました。「わかった!」と言う子は、イラストをヒントにしていたようです。答えは、ずうっと前、6ページにありました。

・ふたりとは誰のことか?
・「 」(かぎかっこ)と『 』(二重かぎ)の違いは?
 
 この二つを扱った後、次の問いです。

かえるくんが幸せな気もちなのはなぜですか。
「がまくんが〜〜から。」と書きなさい。
 
  ・よろこんでいるから。(Sさん)
  ・しあわせだから。(Rさん)
  ・元気をとりもどしたから。
 黒板に書かせて、ちょっとした質問タイムです。Nさんが、
「いつ元気をとりもどしたんですか。」
と、Yさんに質問しました。とてもいい
 
質問です。もちろん、Yさんはしっかり答えていました。

では、がまくんがしあわせな気もちなのはなぜですか。「かえるくんが〜〜から。」と書きなさい。
 
 代表的な意見が、これ。
「はじめて手紙をもらえるから。(Hさん)黒板に書かせると、全員の答えに、「手紙」という言葉が入っていることがわかりました。
「これはみんな正解だね。2年生だから、 もう一つ考えてほしいな。“手紙”という言葉を使わないで、教科書に書いてある、 もっと大事な言葉を入れて。」
「え〜〜〜!」
という感じでしたが、楽しそうに考え始めました。もう一歩突っ込んで考えることを楽しめるようになってきたように思います。2年生全体の、すばらしい成長です。
 最初は、「手紙」を抜いただけの文章を書いてくる子が多かったです。そこで、ヒントを出しました。
“かえるくんが○○だとわかったから。”
「わかったあ!」
と言いながら、書き始めた子が出ました。
 ○○には、「親友」と入ります。
 Sさんが、じっくりと考えていました。ヒントとはちょっと違うんですが、
「かえるくんが、親友って書いてくれたから。」
と書いていました。これまた、立派な答えです。