WELFARE TAXI MAHORAMA

usuki 2

理 想 郷 ・ ユートピア

やまと言葉「 まほらま 」はこの様な意味をもつ

まほらま」という言葉は聞きなれない言葉です。
 「まほらま」は、やまと言葉「まほら(真秀)」の同意語です。「まほら」の「」は古文で言う接頭語で「美祢」を意味し、「」は「抜きん出てすぐれているもの」を意味し、「」は場所を表す接尾語です。単語の意味は、この3つ「」「」「」が組成され、美しい場所、心癒される場所、最も素晴らしい立派な場所、平和で豊かで住みやすい場所という意味になります。つまりは「ユートピア」であり、「理想郷」です。 さらに、この「まほら」、「まほらま」の同義語として存在するのが「まほろば」であり、同じ意味を成しています。
 私が住む臼杵(うすき)を理想の郷に少しでも近づけたいと願い屋号としました。

■「まほろば」という言葉を使った有名な歌

倭は 國のまほろば たたなづく 青垣 山隱れる 倭しうるはし
(やまとは くにのまほろば たたなづくあをかき やまこもれる やまとしうるはし)

(大和の国は国々の中で最も優れた国だ。重なり合って青々とした垣のように国を囲む山々。
(その山々に囲まれた)大和は美しい)

日本武尊(やまとたけるのみこと)が、父の第12代景行天皇の命令により、朝廷に従わない賊を征伐するため、征討軍を従え各地に進軍した。やがて帰還のため、ふるさと「やまと」を目指すが、戦(いくさ)の労苦がたたって、帰路の途中で悲しくも命絶えてしまう。この歌は、その時、帰り得ぬふるさと「やまと」を思って歌ったものだとされている。日本武尊はその地で埋葬されるが、その時、尊(みこと)の魂の化身となった白鳥が舞飛んでいったと言う。