とりあえず今までの分のティトレイシリアス設定置き場。
素晴らしく過去捏造してますのでご注意を。
しかもちゃっかりヴェイティト風味です。


9月2日の日記より
・ティトレイの両親は親しかったガジュマを助けようとして命を落とした。
・そのガジュマは事件以来行方をくらませて葬儀にも出席していない。
・ティトレイはそれを寂しく思ったが、仕方ないのだろうと自分に言い聞かせた
・そのときは本当にそれだけだった
・セレーナもそのことは気にしているらしく一切そのガジュマの話をすることはなくなる
・しかし、たまにガジュマに視線を向けているセレーナの目は虚ろで
・それを見るたびにティトレイはちりちりと胸が痛む
・イーフォンは「種族が無くなるまで争えばいい」と言った
・そのときに感じたのもまた、あの胸の痛み
・前までそれは単にセレーナの表情に対する悲しみだと思っていた
・だが、イーフォンに種族争いの幻影をみせられて違うことに気づく
・心のどこかで「あのガジュマが居なければ両親は死ななかった」と思っている自分が居た
・ただ両親が助けたのが偶然ガジュマだっただけなのはわかっている
・それでも割り切れない何かがそこにあった
・そして最後に見せられた姉の死という幻
・あぁ、とティトレイは確信する
・自分はガジュマを憎んでいるのだと
・ちりちりとした痛みは度を増して
・やがてイーフォンの元へと辿り着く
・そのときは既に憎しみが心を満たし
・だが、イーフォンはティトレイの考えを聞いたという
・ティトレイは一瞬自分が何を言ったかを思い出せなかった
・気持ちはみんな同じ、だと
・思い出したときにはイーフォンに迷いも偽りもないと言い切っていた
・そんな自分がティトレイには信じられなかった
・なんでこんな言葉が口をついて出てくるのか
・それを考えたときに悟る
・自分はガジュマを憎みたくは無いのだと
・考えとは裏腹に増幅していく憎しみ
・それを精一杯否定するためにティトレイはイーフォンに対してあくまで強気に言い切ったのだった
・そして手に入れた力はどこまでも自分を見透かしているようで今にも暴走しそうな感覚が常に付きまとう
・それを他の者達に悟られてはならない
・だが、ヴェイグはそれからというもの、何かにかけて「大丈夫か?」とこちらに心配の目を向けてきた
・当然心当たりも無いように誤魔化していた
・それでも内心は不安に押し潰されそうで
・誰も居ないところで幾度と無く泣いていた
・そんなときに思い出すのはあの時撫でてくれたヴェイグの手の温かさ
・そして気がつけば何度も何度もヴェイグの名を呼ぶ
・こんな自分を見られたくは無い
・それでも心の中でヴェイグにだけは気づいて欲しいと思う自分が居た


9月1日の日記より
・ティトレイの親は幼い頃に亡くなっている(コレ絶対
・そのときのセレーナの落ち込みようといったらなかった
・そんな姉を見てティトレイはどうにかしなくてはと思う
・しかし、以前はあまり仲の良い姉弟ではなかったのでセレーナの好きなものなど全く知らなかった
・困っていたらふとセレーナは料理ができないことに気づく
・両親が亡くなったばかりで、近所の人たちに世話をしてもらっていたのが、このままじゃこれからどうするんだよおれたち
・ってことで料理を始めるティトレイ
・器用な方ではなかったので最初は失敗続き
・その間にも元気が無くなって行くセレーナ
・それが見ていられなくてもう何日も徹夜までして頑張ってみる
・ようやくできたと思ったのはカレー
・自分では美味いと思ったティトレイ
・セレーナを真剣な表情で見つめながら食べてもらう
・そこでセレーナの一言
・「甘い。」
・実はハニーカレーだったりする in 大量のハチミツ。
・ちょっと泣きそうになったり
・その様子と先程の真剣な表情にセレーナは久しぶりに笑っていた
・ティトレイはそれが嬉しくてしょうがない
・でも料理のことは悔しかったので今も作っている
・それからのシスコンっぷりといったらまぁ
・サレたちにセレーナを攫われて暴走したのはもう昔のようなセレーナの辛そうな顔を見たくなかったから
・でもそれだけでもなくてこれ以上肉親を奪われて自分が独りになるのが怖かった
・実は凄く寂しがりやだったり
・だからひとりは嫌だと無理矢理ヴェイグについていった
・しかもヴェイグも自分と同じような境遇
・そのヴェイグに馬鹿騒ぎしている自分の中にある何かが重なった
・そして今度はヴェイグにそれとなく甘えてみたり
・しばらくしてそれを後悔
・なんだか視線が痛いんですが
・夜はいつもヴェイグと相部屋
・やばい、逃げらんないじゃん
・どうしようもないからさっさと寝ようとする
・そしたら更に視線が痛い
・こいつおれが寝てないってわかってるやってるだろ
・その後名前を呼ばれて
・口説かれた
・ティトレイ赤面
・そのまま野外へ逃走
・でも真っ暗で滅茶苦茶怖い
・そのまま草むらにうずくまって動けないティトレイ
・当然のように迎えにくるヴェイグ
・顔上げてないのに実は泣いてたのがバレた
・どうしたんだと聞かれて答えるのに迷う
・そしたら頭を撫でられた
・なんかほっとしてそのまま両親のこと暴露
・ヴェイグが驚きもしなかったのに寧ろこっちが驚きだ
・その後ヴェイグの「お前をひとりにはさせない」発言
・また赤面
・というか惚れた
・でもなんだか素直になれないティトレイだった

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