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シーリハムテリアと共に

シーリハムテリアについて図鑑などで調べると、多くは気が強い様な事が強調されて書かれて いるようですが、飼ってみると、同じくシーリハムテリアを実際に飼っている人達がインターネットで紹介しているように天然でマイペースな性格で癒される犬種だと感じます。

子犬の図鑑

先日、本屋さんで 山と渓谷社から出版されている、子犬の図鑑という本を見つけました。各犬種の性格・特性など詳しく書かれており、シーリハムテリアの可愛い写真と記事をみて嬉しくなりました。
今まで見た図鑑は内容や写真がどれも似ていましたが、この本は写真や解説も新鮮な感じでした。
シーリハムテリアの紹介記事を抜粋すると・・・
子犬の時から ”自分がある” 兄弟どうしでも、あまりべったりとせず、それぞれが勝手に遊んでる感じで、小さい時から独立心があるようです。人にあまりこびず、外観は成犬になっても子犬のようです。また、頭が良くプライドも高いので人の言うことを自分流に解釈して工夫してしまう位です・・・
と言った感じの内容でした。

さて、一緒に暮すにあたって、以前飼っていたシェルティの時もそうでしたが、生活のリズムを子犬に合わせるのではなく、出来るだけ今まで通りに過ごせたらと思っていました。
例えば我が家の平日は早いのですが、週末は起きる時間もゆったりです。そんな訳でモクの場合も、お散歩やご飯のタイミングも自然とこちらに合わせてくれるのでとても助かります。





ケージと給水器


モクだけのお留守番と寝る時だけはケージに入れるつもりでしたので、トイレトレーとベッドが入るよう、大きさは90×65×60cmにしました。シーリハムテリアは10Kg前後になるのでこれ位は必要です。
(写真は、生後8ヶ月 7Kg のモクです)

水飲み用の給水器はドリンクノズル方式ですが、普段はケイジに固定して、おでかけの時には携帯用として普通のペットボトルにノズルが対応しており、とても便利です。
(写真左上、良く見かける製品ですネ。)



 トイレトレー (トイレのしつけ)

底と表面の部分とが二つに分離する構造で、間にペットシートを挟むようになっています。
メリットは、表面に直接ペットシートが無いので、かきむしってもシートが破れません。
欠点は、特にウンチをした時ですが表面のアミ状のプラスチックが汚れるため、その度に洗う必要があります。かきむしることが無ければ、シンプルな一枚構造のトレーにシートを乗せたほうが使い勝手が良いです。我が家のモクもいたずらしないので、表面にもう一枚シートを敷いて、それだけを交換しています。

トイレのしつけは、一つのケージ内でベッドとトイレが一緒でしたので最初は心配でした。
2、3日飼ってるうちにどんなタイミングでウンチやチーをするのか、だんだん分ってきたので最初は2時間おき位にだっこしてケージ内のトレーの上に連れて行き、チー!と言ってするまで少し待ちました。上手に出来た時は、心からいっぱい誉めてあげ、リビングで失敗しても叱らず、ノーと言って直ぐにふき取りました。
ウンチのタイミングは食後であったり、直前になると、くるくる回ったりする様子から、正確にトレーへ連れて行けるので、する場所を覚えさせるのも1週間位でした。
チーは2週間位で自分からトレーに向かうようになりました。室内犬はトイレのしつけが大切と思うので最初のうちは、基本的に子犬のそばに居てあげる必要があると思います。




 食器 
(食事中のしつけ)


最初はケージに付属していたピンク色の樹脂製の食器でした。食べる時に食器が動くので手で押さえてあげましたが、凄い勢いで食べます。
たしかにフードの量は少し控えめですが、それにしても凄い食べっぷりです。
思わずモクちゃん!だれも取らないからゆっくりでいいんだよ・・・と心の中で叫びたくなります。
その後、偶然ショップで見つけた、リサの可愛い陶器製食器(写真左)を使ったら、食器が安定して全然動きません。
陶器なので使用後、洗うのも簡単です。
この食器にしてから、モクはだいぶ落ち着いて食べれるようになり、思わぬ結果になりました。

待ては、数回で直ぐ覚えました。
あっと言う間に食べちゃいますが、もっと欲しいよっ!と鳴いたりはしません

食事中に何をしてもモクが気にしない様に、食べている時でも食器に手を入れたり口元をなでたりしています。
全然気にせず良く食べます。

番外編

ドッグフードを入れる製品で、リサとガスパールの缶を買ってみました。 (宣伝みたいですが!)
外装はホーロー仕上げ、側面に計量スコップがぶらさがっており、とても使い易くて可愛い商品です。
フタがしっくりしており、楽に開くのに臭いが漏れません。
我が家のお気に入りです。



 首輪とリード


飼い始めたのは生後3ヵ月半でしたが、首輪は最初から付けました。リードは重いと可哀想なので最初は軽くてやわらかい物を選び、7ヶ月頃から少し大きくして、首輪と同じデザインの可愛いリードに変えました。
普通のリードは手で握る側は輪になっているだけですが新しいリードは、ワンタッチフックで握る側の輪も開くので散歩中に背の高いポールに繋ぎたい時など、通す必要が無く便利です。



 おもちゃ 
(噛まないしつけ)

犬は遊びや、歯が抜け替わる頃に痒くて噛んだり、子犬ではあま噛みなど有ると思いますが、我が家では、あま噛みでも噛んで良いもの以外は絶対ノー!!です。

モクが居るリビングダイニングは、電気のコード、ガスストーブのガス管、家具、それに・・・何とヴァイオリン!!
噛んだらキズになるだけでなく、一つ間違ったらモクが死んじゃうかもしれない危険がいっぱいです!
モクが我が家に来た頃、家具には最初から噛む様子が有りませんでしたが、電気のコードやガス管を噛もうとした時が有り・・・
  

ノー!!

その後、全く噛みません。(嘘みたいですが本当です。)
あま噛みやヴァイオリンケースも噛もうとしたら・・・

ノー!!

娘の鞄、ヴァイオリンケースなど絶対噛みません!
部屋に置いた靴も噛みません。
スリッパは噛んで良い物を決めてます。

その代わり噛んで良いおもちゃを用意して時間の許す限り、真心いっぱい精一杯、モクと一緒になって遊びます。
その気になれば、布切れ一枚でもモクぴん夢中です。
ノー!のストレス飛んでけーっ! てな調子です (笑い)
カミサン、偉いです

娘が小さい頃、カミサンは、くたくたでも何時間も砂場で子供と遊んでました、近所の子供達にもそうでした・・・


話は変わりますが、おやつをコング(写真の黄色入れ物)に入れて与えると簡単にはおやつが出ず、犬が転がし方を工夫する事でやっと食べれるので、頭の体操にもなり犬自身が退屈から少し開放され一石二鳥です!



 食糞


トイレのしつけも順調になった頃、困ったことにウンチの後に自分で始末(食べちゃう)する事を覚えてしまいました。
私達が居れば、直ぐにウンチを始末しますが、留守の時は困ります。
取りあえず、フンロップと言う防止薬を使い食後に4〜5滴なめさせてみました。(習慣性はなくペットの体にも安全だそうです。)一定の期間使用する事でウンチの味?が変わり食糞を止めるそうです。実際に効いたかどうかはっきりしないのですが、モクの成長と共にウンチの回数も減り、留守の時間帯にしないので結果的に食糞しません。
それと一回だけウンチに気付かず、放置してた時が有りましたが食べてませんでした。
確かにウンチをした後の興味は、薄れた気がします。



 鳴くことについて


モクは、ご飯やお散歩、おやつ等が欲しくて鳴く事はありません。朝、ケージから出たい時などでもそうです。手術の日は、朝ご飯も抜きでしたが夜まで我慢しましたし、チーは14時間以上せずに私達が心配したほどです。とにかく
要求する事で鳴くことはありません。

初めて聞く音に反応する事がありますが、そんな時は音のする場所に連れて行くと2回目からはピタリと鳴きません。
(モクに、わざと音を聞かせ、ほらこの音だから心配ないヨ! と納得させます。)
玄関のチャイムの音には鳴きません。嬉しそうに玄関に行きます。
他の事でもほとんど鳴きませんでしたが、7ヶ月位から、家の前を子供達が大声で走ったり、夜道を歩く人の靴の音に反応して鳴く時があります。
これらは、成犬になって、なわばりを意識しだしたのかも知れません。
この事に対して、偶然にもモクの散歩の時にお逢いした、しつけインストラクターをされている、日本愛玩動物協会常任理事でいらっしゃる花澤様に素敵なアドバイスをいただきました。
しつけの方法としては、外の音に反応しそうな時に、飼い主が家の静かな場所に犬を呼び寄せ、音が通りすぎるまで “ごほうび” をあげ続けて下さい、との事です。
“ごほうび” というのはとかく食べ物と思われがちですが、愛撫や好きなオモチャで遊んであげるなども “ごほうび” なんだそうです。
それを続けることで、外で音がしても吠えることよりも “ごほうび” をもらうことを期待して、飼い主のところに来るようになり、犬にとって、外の音もここちの良い、楽しい音に変わっていくそうです!

貴重なアドバイスをいただいたので、モクにも早速練習させています。





 お散歩


出掛ける前にトイレは済ませ、散歩をさせています。
その日の天気や好きな時間に合わせて出掛ければ良いので私達も助かります。こちらが楽しければ、モクにだってきっと伝わります。
あまり構ってあげなかったり、ペット自身も何もせずに毎日が過ぎていったら精神的にも良くないでしょうし、楽しくお散歩できたら素敵ですね。



 肛門腺絞りについて

お散歩あとのシャンプーの時、時々肛門腺絞りをします。
肛門の左右の位置に袋に通じる穴があり、袋にたまった分泌液を、時々絞り出してあげると臭いません。
肛門の下、時計で例えれば8時と4時位の場所を、まっすぐ前方に押してつまんだまま、引き戻す感じにすると上手く出来ました。



犬にもよりますが、お尻を床にこすり付ける仕草をしたり、肛門付近が臭う時は試してみると良いようです。
モクも最初はトリミングの時にお願いしていましたが、我が家で試してみたら上手く出来ました。
お風呂場ですると安心ですが、お部屋の時はティッシュをあてておきます。
モクも時々してあげますが、思ったより嫌がりませんでした。

モク・・・
スッキリ!