3Dプリンタ作成例の紹介

 入手した3Dプリンタで作品を作ろうとしたが単なる像の製作では
 苦労する意味が無い。
 何かみんなの役に立つものを作りたいと思った。
 いろいろ考えている最中にフト思いついた。
 私は今、町の防災をする組織の役員をしている。そうだ、防災に役に立つ
 地形図を作ってはどうかなと考えた。
 私の住んでいる山形市は幸いにも大きな災害にはあっていない。
 しかし、明治時代は大きな洪水にもあっている。
 山形市は蔵王山系の三角州の上に作られた町なので高低差が大きい。
 そのため仮に大雨が降れば大量の表面水が町中を流れることになり
 大変な心配が予想される。
 そこで山形市の地形図を3D図で作り心配な点を探り出せるようにした。
 それがこれから紹介する作品群である。

 最初は山形市全体の地形図である。一目でわかるとおり山形市は周囲が
 山に囲まれている。
 もしここに現在他県で発生している滞留型雨雲が発生すればまた全体が
 水没する心配となる。このことが3Dプリンタによる模型図から明白に理解できる。


 有名な蔵王のシンボル「お釜」が良く分かる。
 これを見るとお釜の東側「向かって右側が東側で宮城県」の方が大変な急峻な
 崖になっているのが分かる。
 実際にここに来て谷を眺めると箱根の大涌谷に匹敵する光景が見られる。
 ここが土石流となって崩れれば宮城県側だって無害ではすまない。


 ここは山形市の東側、蔵王山系の北側のエリアである。蔵王ダムが見える。
 このダムの下流も複数の川が交接するので大変心配なエリアである。


 山形市の地形を横から見た所である。
 左側が南の方角である。大変な勾配があることが了解出来るでしょう。


 さて、以上が3Dプリンタにより作成した山形市の地形データです。
 これからも様々なデータを作って多くの方たちに役に立ってもらえるように努力
 していきます。80まではがんばろうかな。

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