小国町金目地区にある「金目そばの館」
平成25年6月13日 快晴
山形県の西南の地、新潟県と接している小国町は私が疲れた時に訪れる癒しの
地であります。
ここは冬は大変な豪雪でなかなか行けない地でありますが春から秋にかけては
パラダイスで緑一色に囲まれた空気と水の美味しい素晴らしい土地です。
ここに美味しい蕎麦を食べさせてくれる所があります。
小国の町に入り町の北の方角に進むと清流荒川に沿って道路が進んでいきます。
この道をどこまでも進むと有名な平家の落人の地「三面」にいきます。
これについては本ホームページの秘境シリーズに掲載してありますが。
途中から右折れ(東の方に向く)していくと古田部落を経由して終点金目(かなめ)の
部落に着きます。ここにあるのが「金目(かなめ)そばの館」です。
途中の古田部落は古田歌舞伎で有名で歌舞伎の伝承館もあります。
さてここで金目(かなめ)までの旅をしてみましょう。
道路を進むと道路標識が見えてきます。
道路標識を見て進みすぐに三面と金目への分岐点になります。
ここを左に行ってしまうと三面に向かいやがては新潟県に入ってしまいます。
とても分かりにくい地点ですので要注意です。
道路をどんどん進むと道はだんだん細くなり本当にこの先に蕎麦屋なんかあるんだろうか
という心細い気になりますがひたすら前に進みます。
途中の川は本当の清流で岩魚が捕れるとのこと。
ただこの辺の川は入漁料を払わないと釣りは出来ません。
山菜も同様でこの地域は特に厳しい地域なので注意が肝要です。
やがて蕎麦の館が見えてきます。
中は結構立派で清潔です。座って食べる和室と椅子式のテーブルの部屋とが
あります。
マイクロバス一台の乗客なんかテーブル席で十分です。
帳場の入り口に看板があります。
さて肝心の蕎麦を紹介するのを忘れていました。
まずはお通しですがこれはわらびです。
メニューは数少ないですが山の中ですものこれで十分です。
私は当然大盛りと天ぷらの注文です。天ぷらにはうこぎの天ぷらがありました。
いよいよ蕎麦の紹介です。
やや太めのしっかりした歯触りの田舎蕎麦です。
うまいですよ。
そば粉は地元で採れた「でわかおり」の10割蕎麦です。
ここの蕎麦の特徴は地元の粉を使う点ではありますがもう一つ水があります。
実はここの井戸水はとても冷たく美味しいのです。
この水のお蔭でここの蕎麦は美味しいとご主人は語っていました。
さて、本論です。
この蕎麦の館は建物を小国町が建て、運営は地元が任されています。
そのために毎日当番で客の接待を村民が互いにやります。
ここ金目地区はこのままでは過疎地となり消滅する危機に直面しており、これへの
対応策としてこの館が出来ました。
運営を部落に任せられているため村民あげて全員でこの地区と館を守るんだとの
強い気持ちで取り組んでいるようです。
私はここに何回も来ておりますがその度にここが益々生き生きしているのを見て
嬉しくなっています。
是非皆さんも訪れていただき蕎麦を楽しみながら住民と語り合ってください。
勇気をもらいますよ。
なお、休日は水曜日と第二、四の日曜日、冬季は当然休業です。
〒999-1301 山形県小国町金目264-1
п@0238-62-2800
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