山形県南陽市小滝山中の本物の蕎麦や 平成22年5月取材
山形県の南部に南陽市がある。その北部は山また山の地域となる。
その山中に小滝という部落がある。以前は吉野鉱山という会社があ
り、多くの人が働いていたために山中にも関わらず大きなバスの営業
所があり乗降客が多く結構賑やかなエリアであったことを覚えている
(40年ほど前の話ですが)。
しかし、現在は日本全体の傾向と同様にさびれた寂しい部落となってい
る。
私はくたびれると癒しのためにこの近辺(小滝街道という)をドライブする
のが常であった。
そしていつも小滝街道から離れた小高い所に大きな農家があるのを
見て、大きな農家だなあ、寄らせてもらい中を見たいものだがと思いな
がら通り過ぎていた。
それが3年ほど前になるがその田舎家に突然幟が立っているのが見えた。
そばに寄ってみると「蕎麦」の字が見えた。オッ! ついにやったな、これで
家の中を拝見出来るなと嬉しい気持ちになったことを覚えている。
さっそく小高い丘の上に建つ田舎家に入るとまだ蕎麦やとして開店した
ばかりで不備の点が多くあったが懸命に働く若い人が印象的であった。
爾来何回もその店に通うこととなり現在に至っている。
ただ同時期にこの店の北2キロ位の所にやはり古い民家を活用した
蕎麦やが出来、この2軒が競い合う形で共存しているようになった。
そのため私はこの両方の店を交互に利用する形になっている。
今回は小高い丘の上の店「手打ちそば宝山」を紹介する。
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もっと傍に近づいてみる。門の上が小部屋になっている。
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玄関の部分を見てみよう。結構広い屋敷である。
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中に入ってみると典型的な田舎家である。夏はひんやりとして気持ちが
良い。
明るい部分が北側になっている。
昔はこの北側の部屋の外側を街道が走っており、ここを上杉の軍勢が
行き来したとのことである。現在とは大きく異なっている。
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さて私がここを本物の店と紹介する理由はここの店主の経営姿勢にある。
開店が平成19年であるからまだ最近である。
まだ若い店主であるがとにかく蕎麦一筋の姿勢が良い。
三味線もやり土日はここで小さな三味線演奏会もやり、地域を盛り上
げている。
彼はこの田舎家を借りて蕎麦屋を経営している。
この家の当主は高齢のため雪おろし等の冬の作業が無理となり山形市内に
別に家を設けて生活の拠点を移した形になっている。
おかげでこの素晴らしい民家は新しい人の命が吹き込まれ生き生きとした
姿になっている。皆んなめでたしめでたしである。
彼はホームページも開き、そこで蕎麦作りに関する情報をすべてさらけ
だしている。
一部の蕎麦屋にある芸術家ぶったり、面倒な蕎麦談義を吹っかけたりする
姿など微塵もない。
山形市内にある「俺の蕎麦は芸術だ、分からないのが悪い」などという姿とは全く
異なり彼はひたすら学ぶ修行僧の姿である。
私はここに惹かれた。もちろん蕎麦も絶品である。
ここの蕎麦屋のことを知るなら次のアドレスで検索して閲覧した方が手っとり
早い。 http://www.houzan.name 次に宝山のチラシを紹介して終わりにする。

ぜひ訪れてみていただきたい。
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