UFOの休息地かな 平成28年2月28日取材
平成28年2月はとんでもない小雪だった。
2月末には山形市内は雪が消えてしまい春の気配がただよっていた。
例年ならこの時期は私たち町内会がもっとも多忙の時期だった。
町内道路の除雪・排雪に汗を流している時だ。大型重機を頼んでの排雪と
なると一回で10万円を超す費用がかかる。更に町民総出の助けが必要だ。
このためこの時期にはとても山に出かけようなどとは思いもつかない。
ところが今年は雪が無い。山にも雪が無い。従って町内会の出番も無くなった。
2月28日は珍しく晴れた日となった。
そこで何となく山形市の西の方角にある西村山郡間沢地区に足を延ばしてみた。
ここは清流寒河江川が町内を流れているとところだ。
川魚が美味いので昔は沢山の川魚料理やがあった。
しかし、現在はほとんど無い。間沢まで来ていた三山電車も無くなった。
ただ次の写真にある料理やは健在だ。昔より大きくなっている。
昔といっても40年前頃にはここに来るのは大変だった。
今は高速道路が通っている。
ぜひ、ここにきて川魚料理、山菜料理、蕎麦等を楽しんでみてはどうですか。
ああ、そうそう、ここの日本酒も絶品です。
背景の長大な橋脚は山形から酒田までの高速道路のものです。
さて、本題である。
この川を上流に遡っていくと川は間沢の町を出たところで大きく湾曲をする。
当然川はそこで渦を巻き中心の地に泥が集まり一つの中洲を作る。
昭和40年代初めごろまではこの地のすぐ側を国道が通っていた。
今の国道112号線である。今は付け替えられて別の所を通っている。
月山の夏スキーや月山登山の時には必ず通った道だ。
昭和40年代の頃は当然砂利道の片側一車線がやっとの道だった。
そこをおんぼろバスにゆられて西川町志津までたどり着くのが楽しかった。
その時次の写真の部分を通るのだったが、春先の雪解け時期の時は
車窓からこの地を見ると濁流が崖にぶつかり合いながら飛沫を上げ、
川は濁流の渦になっていた。
土地の人からは絶対にあそこに近づくな、ひっぱりこまれるぞなどと脅かされた。
例年の冬にはここの写真を撮ろうと来るのだが道路脇には3メートル近い排雪の壁が
出来ていて近寄れなかった。
それが今回来てみたら積雪がほとんど無く、近くまで寄っていくことが出来た。
さっそく撮影した写真が次の写真です。
ちょうどUFOがひっそりと休んでおり、その上を雪が覆っているかのようです。
なかなか撮れない写真ですのでよくご覧ください。
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