ついに来てしまった日本製造業凋落の日
                                      平成25年2月2日の新聞より
 平成25年2月1日にテレビ放送で日本における製造業従事者の数がついに1000万人
 を切ってしまったと報道されていた。
 これを反映した新聞記事が次の日に出たわけであるがあまり大きな記事扱いではなか
 った。
 しかし実はこのことは日本の国にとって将来を決定する大変な事なのだ。
 平成に入りバブルの時代となるに従い製造業は3Kなどと言われ嫌われる職種になって
 しまった。
 どんどん綺麗な環境の職場に若い人の関心は移っていったため製造業へ携わる人は減
 少していった。また製造品の高品質化に伴い開発や製造技術のレベルが精密化していき
 従事する人は相当に勉強しないとついていけない状況になった。
 しかもせっかく日本が蓄えた技術集積も日本企業の海外シフトに伴いどんどん海外企業へ
 提携導入されていき海外企業の技術レベルは日本以上に高度化してしまった。
 とにかく製造業を日本で維持していくことは困難になってしまったわけだ。
 しかし問題はここからだと思う。日本が生きていくには製造業に頼らざるを得ないのだ。
 介護やサービス産業だけでは日本の労働者全員に職を与えることは出来ないことは皆が
 知っている。
 さらにこれらの分野では貴重な外貨が稼げない。
 外貨がなければ資源の無い日本は世界の中で無力になる。
 ここらで日本人全体がこの新聞記事の深刻な状況を理解してもう一度製造業の復活に努力

 するしか日本の将来を明るくする方法は無いと考えるがどうでしょうか。
 次の記事は平成25年2月2日の山形新聞によるものです。


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