旧線寂しく


この駅を50メートル程福島側に行くと山側に新幹線以前の昔の旧線
が残っています。
奥羽本線の米沢−福島間の開通は1899年(明治32年)のことでした。
板谷峠が最大の難所で、ここを福島側は赤岩で、山形側は板谷、峠、大沢の
各駅でスイッチバック方式を行いこの急勾配の路線を越えたのでした。
このスイッチバックをするために一時的に水平な地盤を作らなければなりま
せん。そこで山間地であってもこの駅のような施設を作り水平な場所を提供
したわけです。
昔は大変重要な役目を担っていたのです。
この旧線がひっそりと昔のままの姿で残っています。


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