山形県西川町大井沢の大栗の木探訪
平成29年11月2日は曇りがちの天気だった。10月中頃にはいつも月山の
紅葉を楽しみに出かけていたのだが今年は丁度そのころは多忙となり出
かけることが出来なかった。
ようやく11月2日になって時間が出来たので月山の紅葉はあきらめてふもとの
大井沢に出かけた。
大井沢には大きな栗の木があると聞いていたので、その木を探しに行ってみた。
まず山形市を出発し112号国道を西に向かい西川町を目指す。西川町を過ぎて
月山ダムの北側を通り西進しダム湖の西端にある大井沢への分岐点を南に
曲がる。そのまま南進していく。途中は清流寒河江川の流れを楽しみながら
20分ほど進む。途中後ろを振り返ると霊峰月山が聳えているのが見える。
間もなく檜原、原と部落が出てくる。まもなく中村の集落に入る。
実質中村が大井沢の中心だろう。
まもなく大栗の木への案内看板が右手に見えてくる。案内通りに道を辿って
いく事になる。
やがて車を停めるスペースが出てくるのでここに駐車をして後は歩く。
でもこの辺りは十分に熊の活動場所である。
出来るだけ大きな音を立てながら歩いた。
間もなく案内看板が見えた。ホッとする。
よく見てみよう。この道で間違いないと分かり安心する。
やがて木々の密度が濃くなってくる。
あたりが鬱蒼としてくる。
今日は11月だから良かったが夏の時だったら葉が茂っていて見通しが
悪かったことと思うし薄暗ぐらかったことと思う。11月で良かった。
ようやく大栗の木の姿が見えてきた。やはり大きい。
幹回りが凄い。
幹がどっしりとして相撲の横綱が立っているようだ。
残念なことに栗の実は全て拾われていて無くなっていた。
解説の看板があった。読んでみて下さい。
この巨大な栗の木に見送られて帰路についた。
ここの地は朝日連峰に入る入り口の地点になり多くの登山者が通る
地であるが山は深く、人が入らない所が多数あるとのこと。
後で地域の方と話をしてみたがこのような巨大な樹は他にもあるだろ
うとのことだった。
この大栗との面会の後は中村の部落に戻り大原という民宿で
山菜蕎麦を食べた。
キノコがふんだんに入っており冷えた体が温まった。
大栗に逞しく生きる力を与えていただき感謝しながら帰路に
ついた。
ここ大井沢には温泉もある。昔は月山参りに米沢からここ
大井沢を通って多くの信者が蟻のように月山まで続いたとの
伝えもある。
大井沢には見るところが沢山ある。ぜひ来てみる価値があります。
最後に大井沢までの案内図を示しておきます。
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