<味な話>

アケビの肉詰め


2008年10月、「秘密のケンミンSHOW」という番組で、「山形県民の秋のごちそうはアケビ!?」という秘密が放送されました。

「アケビ」は、秋になると甘いゼリー状の果肉を実らせるフルーツです。
昔から山遊びする子供たちの絶好のおやつとして親しまれ、子どもの頃に種を噴き出しながら食べた記憶のある人も多いのではないでしょうか。
でも、中の種の多い身の部分はおいしいですが、食べられる部分はほんの少しですよね。
確かに皮の部分はほろ苦く、そのため他県ではその皮は捨ててしまうんですね。

私たちは、アケビのその皮の部分においしい肉詰めなどをして出される料理を、おいしく食べていますが、全国のほとんどの県で、アケビの皮は捨てられているというのに驚きました。
山形県民がこのアケビの果肉を使わず、皮だけを使い、おかずにして食べるということ、山形県のスーパーでアケビを売っているほど、多くの県民がアケビ好き、ということが話題になるんですね。
番組ではみのもんた氏をはじめ、初めて食べたという人が、大人の味、お酒に合うなどと好印象を持っていたようでしたね。

山形県は、なんと全国のアケビ生産量150tの大半を占めているそうです。
つまり、生産量はもちろん、そのおいしい食べ方を極めている日本一の「アケビ王国」ともいえますね。
沖縄のゴーヤも、始めは苦くて苦手な人が多かったと思いますが、健康ブームに乗って、今ではその苦味と独特の味は人気がありますよね。
このアケビの肉詰めも、アケビの皮の持つ独特の苦味と共に、もっとそのおいしさを全国に広められたら、山形の食の文化の豊かさが熱い視線を浴びるかもしれませんね。


最上地方のきのこ