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キママに「ま」の映画

○マッハ!

タイの映画、しかも格闘映画、タイといえばムエタイ、ムエタイのすばらしいアクションの数々が散りばめられたマッハ!
ストーリーは単純でタイの田舎の村から盗まれた村人の宝である仏像の首を、村の青年が取り戻すため街に行くことになります。
そして、得意のムエタイで仏像を盗んだ悪の組織に戦いを挑むことになるのですが、
CGやワイヤーアクション全盛時代にあって、あえて生身で演じる数々のアクション、
肉体の躍動が、心の内側に秘められた怒りや意志を表す、ということを本当に感じさせてくれるすばらしいアクションの数々、
ラストのメイキングを観て、もう一度そのすばらしさを楽しめます。
物にあふれた現代人に、肉体の持つ無限の力を感じさせてくれるような気がします。


○マイ・フレンド・フォーエバー

母子家庭で、孤独な少年エリックと、隣に住む輸血が原因でエイズに感染してしまったデクスターの、少年だからこそ持ちうる友情のお話。
正直泣いてしまいました。
病気の友達を励まそうとする無垢な心、
家族の愛など、心に残っています。
川辺に靴を流すシーン、こたえました。


○マジェスティック

政治的な疑惑をかけられた主人公が事故で川に転落し、全ての記憶を失い戦争で若者達を失って希望を失っていた町に流れ着きます。
主人公はその町の人々の誰もが知っている戦争で死んだはずの若者と瓜二つということから町の灯となります。
自分が誰なのか分からないまま、町の人々から愛され、必要とされ、そしてまたいつしか自分も町を愛し始め、町でただ一つの映画館の再建にとりかかります。
一生懸命に生きることの喜びを知った主人公に、正体を知る者が現れ、町から連れ去り、町は再び活気が失せ、主人公は魂との葛藤にさいなまされ・・・・・
記憶を失う前の主人公の仕事といい、町の舞台設定といい、映画の好きな人にとってたまらない、
そして幸福感と希望を与えてくれる、心に温かい余韻を残してくれるいい映画です。

○マルコビッチの穴

奇妙な世界、そう、ある会社の事務所の秘密の扉を開けると、そこは俳優マルコビッチの脳の中に入り込めるというお話です。
人間が他の人間の意識下に入るというのは、精神的なお話としては耳にしますが、実際に、なんらかの作用で、人間そのものがすっぽり入ってしまうというのはすごいですね。
そんなこんなで自分に対してなにかが起こっていると感じたマルコビッチが、自らその穴に入ってしまったときどうなるんだろうかと、
そうタイムパラドックスの昨日の私と今日の私が出会ったらのように、私が私の中に入って見たものは・・・・
女性が男性の中に入って女性を見るという行為も、こんな設定でなければできなかったでしょうね。
倒錯の世界ということで、なにやら疲れそうに思われるでしょうが、意外にすんなり見てしまえる奇妙な味のする面白い映画です。


○壬生義士伝

幕末に壬生で誕生した新撰組に入隊してきた盛岡の南部藩脱藩の吉村。
新撰組の中でも特に剣の腕が立つものの、何かにつけて金を求めることから、仲間からは軽侮の目にさらされながらも、どうしても金を稼ぎ、送り届けなければならない、悲しい定め。
命知らずの新撰組の中にあって、なぜ、金に、そして生き続けることに執着しているのかを知ったときに、吉村を嫌い続けていたもう一人の剣の達人斉藤一が、生きて欲しいと願います。
そして、脱藩した吉村が、最後にたどり着いた南部藩で、武士としての自決を遂げようとするとき、最後まで守り続けたものに命を遂げて贈るもの。
なんのために生きるのか、守る者のために自分の名誉もすべてを捨てて、どんなにさげすまれても生き続ける姿、映画を見た後に、原作で最後の自決の場をもう一度読んでもらいたいと思った、心に深く残る映画です。

○未完成交響曲

これは白黒時代のかなり古い映画で、教育テレビで何度も放映され見た映画です。
タイトルからわかるように、シューベルトの青春時代を扱っています。
なぜ、シューベルトは未完成の交響曲を残したのか。
淡い初恋と、美しい音楽とが結びつきます。
ビデオで見つけたら、音楽が好きな人には是非お奨めしたい作品です。


○ミュージック・オブ・ハート

夫と離婚して故郷に戻った主人公が紹介された仕事場は、ハーレムの小学校での音楽の授業。
彼女が教えるそのハーレムでのバイオリンの授業が、10年という時を経て、感動的な奇跡を生み出します。
音楽は人間に勇気と希望を与える、そして、大人は子供達から忘れていた純真な心と愛を与えられる
そんなことを思い出させてくれます。
実話に基づいた映画が与えてくれる、ハートウォーミーなとてもいい映画です。


○ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

5歳の時、父親の知人の家で偶然お産に立ち会った公ダニーは「将来この子と結婚する!」と宣言します。
それから25年、たまたま道を尋ねた家が、幼い頃に訪れた父の友人の家で、そこには美しく成長したアンナいます。
彼女の家にはいろいろな問題があり、盲目の姉、病気の母、家庭崩壊している兄夫婦、
ダニーの大きな愛が、アンナの家族を、そしてアンナ自身も変えていくのですが、なぜ家庭がそうした状況になったのかが今ひとつつかめません。
その分、暗さがなくて、複線の盲目の姉の恋の方が時に魅力的だったりと不思議な感じです。
ラスト、あぁ、という感じで割と好きでした。


○ムーランルージュ

高級ナイトクラブ、ムーラン・ルージュ花形スターの歌姫と、その歌姫にひとめぼれした貧しい作家
やがて彼女もその誠実な愛にひかれていくのですが、そこにはお決まりの邪魔者のスポンサーでもある公爵の出現

とにもかくにも古典的な恋愛悲劇なのですが、まるで走馬燈のような映像と、歌声が全編を楽しく彩ります。
まるでディズニーのアラジンを思わせるような、スピード感のあふれる映像と音楽で、ぐいぐいとストーリーを引っ張っていきます。
楽しくも悲しい、そして「テーマは愛です!」というシンプルなお話、きっと楽しめると思います。

○めぐり逢えたら

トム・ハンクスとメグ・ライアンが演じるラブストーリーです。
妻を亡くしたショックから立ち直れない父親を8歳の息子がラジオで相談します。
そのラジオを聞いていたアニーは、運命の赤い意図を感じてしまいます。
いかにもという感じでしょうが、運命のマジックというというのはやっぱりドラマとして引き込まれやすいものです。
さまざまなすれ違いの末、ラストで二人が出会えるまで、時に「めぐり逢い」という57年の古い映画を持ち出しては、引っ張っていきます。
姉妹編とも言えるトム・ハンクスとメグ・ライアン主演の「ユー・ガット・メール」も併せてどうぞ。