<学校(蛍雪時代)>

56年ぶりの優勝旗
新庄北高・2007年運動会


全国の高校では、さまざまな伝統ある運動会が繰り広げられていると思われます。
山形県新庄市の県立新庄北高等学校の運動会は、チーム編成に独特の伝統があります。
それは、全校生徒の生年月日で、春組・夏組・秋組・冬組と分けられることです。
春組は3・4・5月生まれ(赤)
夏組は6・7・8月生まれ(緑)

秋組は9・10・11月生まれ(黄)

冬組は12・1・2月生まれ(紫)です。
これをはじめて聞いた人は結構驚かれるようですね。
このような生徒の生年月日による四季別対抗の運動会はいつから始まったかご存知ですか?
新庄北高等学校100周年史で調べてみましたところ、旧制新荘中学校時代の大正11年(1922年)、それまでの紅白対抗の運動会から四季別対抗運動会に変わったということです。
なんと、まあ、大変な歴史のある運動会ということが分かりました。

普通なら、人数の関係などから、各学年のクラスごとなどで編成されるのでしょうが、この四季に分かれての編成では、当然のごとく各チームの人数にも戦力にも差が生じます。
私の時代もそうでしたが、一般には夏組の人数がやや多く、冬組の人数が少ないという感じでしょうか。
そして、何より、冬生まれの人は、1学年の間で、当然成長時間が春や夏に生まれた人たちより短いため、運動会では大きなハンデを背負って戦わなければなりません。
その分、冬組は、4位になることが多く、3位ともなれば優勝と同等の価値があると思われます。

さて、2007年の運動会、午前中の部を終わり、昼食休憩前の発表で、冬組が1位という発表がありました。
観客の中から「おお!」という声が上がるものの、午後の部のリレーやムカデ競争など、脚力等を伴う勝負が残っており、例年のような展開になるのか、それとも、悲願の3位になれるか、と終盤への展開が目を離せなくなりました。

やがて、応援合戦では各チームとも素晴らしい演技で、一体どのような採点結果になっているか分からず、リレーではオーバーランによる失格チームが出るというハプニング、抜きつ抜かれつ走って転んだムカデ競争・・・・
そしていよいよ発表のとき・・・・・・

優勝・・・・・冬組」

奇跡の(冬組のみなさん、ごめんなさい)優勝!

冬組の優勝ということは、どなたも記憶にないようで、新庄北高等学校100周年史で調べてみました。
冬組みの優勝ということは特筆すべきことなのでしょうね、記載されていました。
戦前は、なんと、冬組みが最強ということで、「戦前の覇者」と呼ばれていました。
昭和25年、新荘第一高校と新荘第二高校(現新庄南)が統合し、新庄高校が発足し、この25年と翌26年の運動会は冬組みが連勝しましたが、その後冬組は今日まで優勝から遠ざかっているということでした。
なんと「56年ぶり」の優勝ということでした。
さすがに、誰も記憶に残っていないはずです。

昭和27年、高等学校改組により新庄高等学校は新庄北高等学校と改称し、新庄南高等学校が新設(実質分離)されたと100周年史に載っていました。
すなわち、新庄北高等学校という名前では、2007年、史上初めての「冬組優勝」ということになるわけです。
大いなる伝説を創った2007年の運動会、伝統ある運動会をいつまでも続けて欲しいですね。


同窓生や在校生で冬組の人、2007年の冬組伝説に是非メッセージをお寄せください。
メッセージ

2007年冬組応援合戦
下の写真は仮装長縄跳びの仮装の模様・お楽しみください
(顔写真などが写っておりご迷惑な場合はご連絡いただき次第即日削除します)





新庄北高思い出のスライド