<あきない話>

自然素材 木ら木ら星


ここは鉄砲町にある「木ら木ら星」さんです。
「木ら木ら星」さんは、ゆめりあの「もがみ体験館」も運営されておられるので、多くの方々がご存知だと思います。

オーナーの鈴木さんが「木ら木ら星」を作られたのは、木ら木ら星の名前もある星にちなんで、七夕の日、平成6年7月7日一番星のでる夕方7時7分だそうです。
なぜ、こんなこだわり方をしたのかというと、鈴木さんは、小さい店はよほど個性がなければ生き延びれないという危機感をもっており、まして、中心街の立地ではない場所でのオープンでしたのであえて人が考えつかない事を最初に実行されたのだそうです。

また、「木ら木ら星」の名前には、鈴木さんのもうひとつの思いがありました。
実は、前職の「さいほく」での職業を生かそうとの思いが込められていて、家具をやってきた鈴木さんにとってこれからやる商売で、これまでの長所を生かし、何か共通点はないのか、いろいろ考え、その中で思った1つに、「素材」を思いつかれたそうです。
木であれば家具をやってきたつながりもいかせる、木は自然あふれる新庄にも関係する。
時代は環境を叫んでおり、この木にこだわった店を開こうと山形県にはない商品をめざしてやったのが、この木ら木ら星のお店です。

開店まもなく話題も消えかけると萎んでしまうのが世の中の流れ、店には、ほどなくお客様の姿もなくなりました。
そこで鈴木さんが考えたのが地域より出て商売する事でした。
お金をもって人が集まる場所、しかもお客様がいつもかわる場所、それは「観光地」と考えてまず、頭の中で60キロのコンパスで線を描かれます。
ほどなく、県内各地に木ら木ら星の商品が展示され、鈴木さんは次に100キロ、200キロと大きくエリアを広げていきました。
エリアを大きくすればするほど個性が強くなければ、取引ができない事を痛感したのも思い出のひとつになっておられるそうです。

鈴木さんは今、新庄最上地方の四季折々の自然を生かした商品づくりと販売をめざしておられます。
その中で生まれてきたのが、夏に行われます「かぶと虫展」です。
本格的にやったのが今から7年前の宮城県の鬼首のスキー場でやった「世界のかぶとむし、くわがた展」で、新庄では、ゆめりあの体験館で3年前に行い、大盛況で、子供たちの大歓声、いえいえ、お父さんも一緒の親子連れで大賑わいで、今では子供たちが楽しみに待ち望んでいる夏のイベントになってきました。

秋は実りの秋で森には、沢山の木の実もなります。
地元の山から採れた木の実は、クリスマスのリースに利用され、現在、全国の学校教材にも取り上げられてある教材会社のカタログに掲載されています。
松ぼっくりひとつでも提案のやり方では宝となり、その素材の宝庫なのがこの新庄や最上地方、宝の山に私たちは住んでいると鈴木さんはおっしゃられ、まだ見えないものが、この地域にはいろいろあると思っておられるとのことです。

鈴木さんは、「当時はとんでもない考えでしたが、今、あらためてこの考え方は良かったんだな」と思われているそうです。

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