<とっておき>

山形とイタリア

2006年のサッカーワールドカップは、イタリアの優勝で幕を閉じました。
すばらしい激闘の数々、イタリア中が換気の渦に巻き込まれたことと思います。

さて、そんな中、以前、山形新聞夕刊に直木賞(王妃の離婚)作家の佐藤氏が山形と宮城を比較し山形をイタリア型と評していました。

ヨーロッパの歴史からみる国家の成り立ちは、
中央集権として、宮城型(仙台一極集中)
小藩連立として、山形型
に大きく分けられるということです。

面白いな、と思いぐいぐい引き込まれて読んでいました。

絶対王政に牽引され、早期に国民国家が成立したフランスやイギリスは宮城型で、
小国の群雄割拠が長く続いて統一の遅れたドイツ・イタリアが山形型ということでした。

山形もイタリアも五大都市をもって論じられるということですから、佐藤氏のこの視点には驚きと郷土愛とが感じられ、なんとも嬉しくなる内容でした。

簡単にまとめさせていただくと
<酒田><ヴェネツィア>
2<鶴岡><ミラノ>
3<新庄>=<フィレンツェ>
4<山形><ローマ>
5<米沢><ナポリ・シチリア>

それぞれを結びつけて佐藤氏が考えられた背景は

1は、日本海貿易で栄えたこととアドリア海を席巻したという特徴を
2は、出羽三山を控える城下町とアルプス麓の要塞都市という特徴を
3は、最上川という交通の要衝が高度な文化を育んだということとヨーロッパ文化ルネサンスの故地を
4は、県都と永遠の都を
5は、独特の気風をもつこととギリシャ・イスラムの異文化とも交流深いこと

どうですか

いつか佐藤氏が、もっともっと深く分析して、私たちに紹介してくれると思います。

王妃の離婚の発売が1999年2月だったので、1999年か2000年の山形新聞夕刊だと思います。
興味のある方は、一度お読みになってください。

一目見て「顔」の位置で地域を紹介できる山形と「長靴」の位置で紹介できるイタリア、
とても近しく感じます。

新庄亀綾織へ