<とっておき>

新庄・最上愛をとりもつカップラーメン

安くておいしいラーメンは全国どこでも人気です。
新庄でも、名物ラーメンとして、古くから鶏のもつ煮込みをチャーシューの代わりにのせた「もつラーメン」が地元では人気です。

ただ、なかなか知名度は今ひとつでしたが、2002年にこのラーメンをアピールしようと統一ネーム「愛をとりもつラーメン」と名付けてから、じわじわと人気が出始めました。

そして2003年、「新庄名物とりもつラーメン」を全国に、ということで「愛をとりもつラーメンの会」の味がカップラーメンに製品化されることとなり、1月15日から、全国のサンクスというコンビニ約3000店で一斉販売されました。

この会は2002年の6月に、とりもつラーメンを提供する店が集まり結成されたもので共通ののぼり旗などを掲げ、力を合わせて売り込みを図ってきました。
そしてカップラーメン化は、会と北海道の製めん業者がタイアップして進めてきたもので、2002年の9月ごろから本格的に開発に着手したそうです。

会員15店とも提供している味が違うため、会の中にプロジェクトチームを組織し、カップラーメンの味の検討を重ねてきた。試食を繰り返し、ようやく納得できるところまでたどり着いたということです。

カップラーメンの名前は、会名と同じ「愛をとりもつラーメン」で、冷凍と熟成を繰り返し、約1週間かけて仕上げた手作りノンフライめんで、こしの強さを再現したそうで、もつはレトルト具になっていました。
値段は1個298円でした。

地元の名物ラーメンがそれまではなかなか外には知られていませんでしたが「愛をとりもつラーメン」というネーミングを戴き、広がりを見せてきました。
もちろん美味しさの裏付けがあってのラーメンですが、「愛」という言葉のもつ魅力が、思いも寄らぬ夢へ導いてくれたようです。
(現在は終了しました)

週刊文春連載・桐野夏生氏「ポリティコン」