宮城蔵王の樹氷情報

2011-2012年版,2011年12月31日Update

宮城蔵王の樹氷

樹氷と言えば蔵王。蔵王は,宮城と山形県の県境に位置します。樹氷観賞に訪れる観光客数は山形県側(蔵王スキー場)が多いです。これは,山頂まで上れるロープウェイがあることが大きな要因です
それでは,宮城県側では樹氷が見られないのでしょうか?
そんなことはありません。宮城県側でも樹氷を見ることができます。宮城蔵王は,スノーボーダーで混雑する山形蔵王と比べ静かに樹氷観賞ができます
エコーラインは冬期間閉鎖されますが,みやぎ蔵王すみかわスノーパークまでは除雪されているので,みやぎ蔵王すみかわスノーパークが宮城蔵王の樹氷観賞の拠点となります

【冬山登山】
冬山登山の場合は,みやぎ蔵王すみかわスノーパークのリフトを3本乗り継ぎ,リフト終点からスキーあるいはスノーシューなどを履いて刈田岳山頂を目指します。所要時間は登り2〜3時間。下りはスキー滑走できるので1時間もかかりません

【樹氷鑑賞ツアー】
一般の方は,雪上車に乗車し刈田岳山頂まで行くことができます。樹氷鑑賞ツアーは,みやぎ蔵王すみかわスノーパークから雪上車に乗車し山頂まで上ります。所要時間は山頂まで1時間程度です。ツアーは予約制で運行時期が限られるので,事前にみやぎ蔵王すみかわスノーパークに確認してください

樹氷の見られる時期

例年だと1月上旬〜2月下旬が見頃です。2011年12月に寒波が入り太平洋側でも雪となったので,山頂付近では樹氷はもうできているでしょう。寒さが厳しく雪が多い年は,3月中旬ごろまで樹氷を見ることができます
樹氷は気温に敏感です。温暖化の影響か,近年は1月でも雪ではなく雨が降ることがあります。このような場合は,氷雪が融けてゆるむため,きれいな形の樹氷を見ることはできません

樹氷の出来不出来の目安は,ゲレンデ情報からある程度推定できます。宮城蔵王山麓にあるスキー場(えぼし,すみかわ,白石)が
全コース滑走可能 ⇒ 雪量多いので樹氷も発達
一部コース滑走可能 ⇒ 雪量少ないので,きれいな形の樹氷は期待できない
・・・おおまかですが以上のように推定できます

樹氷の見られるポイント

樹氷マップ

ハイライン,エコーライン沿い(道路は雪に埋もれています)。それに刈田岳から屏風岳にかけての南蔵王稜線に樹氷原が広がります
天気が良ければ,刈田岳山頂からこれらの樹氷群が一望できます

⇒ 写真を見る(新たに小ウィンドウが開きます)
屏風岳
南蔵王

白いはずの樹氷が

樹氷が発達する1〜2月の厳寒期はあまり気になりませんが,3月頃に樹氷を間近で見ると黒っぽい微細なごみが付着していることが多々あります
原因は,おそらく中国から偏西風に乗って流れてくる煤煙です。中国の大気汚染が蔵王の樹氷にまで影響を及ぼしていることは大変残念でなりません

補足

掲載している写真は晴天の日に撮影したものです。しかし,冬の蔵王は晴れの日は少ないです。平地が晴れていても山には雲がかかっているのが普通です。私は天気予報を見て,晴れが期待できる場合にのみ蔵王に登りますが,それでも山頂で好天に恵まれるのは数回に1回の割合です。ですから青空のもとで樹氷が見られたら山の神様に感謝しましょう
当たりまえですが山頂はものすごく寒いです。風が強いです。フリーザーの中にいるような感じです。防寒防風対策をしっかりして登りましょう

−−−樹氷観賞を計画されている方へ−−−
すみかわスノーパークまでは除雪されていますが,路面状況はアイスバーンや圧雪,それに急カーブ・急坂があるので運転には十分注意してください。スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンが必要です。夏タイヤでは4輪駆動車でも登れません。また,標高が1000mを超えるので冷蔵庫の中よりも気温が下がります。十分な防寒対策が不可欠です

冬山登山をされる方へ
吹雪になると視界ゼロ。荒天時には登らない。初心者は単独で登らない。安全登山で楽しく

▲トップページに戻る▲