宮城蔵王の樹氷

2024-2025年版−2025年1月28日Update

今シーズンは,昨シーズンと異なり,2024年12月から十分な降雪があり,山麓のスキー場は例年どおり12月から営業を開始,樹氷も十分な大きさに生長しているようです

樹氷がなくなる?

地球温暖化により樹氷がなくなるのではないかと懸念されますが,温暖化でなくても樹氷となる木(オオシラビソ,別名アオモリトドマツ)が枯れているので,場所によってはアイスモンスターが見られません
⇒ 写真を見る(新たに小ウィンドウが開きます)

アオモリトドマツ枯れ1, アオモリトドマツ枯れ2
木が枯れた原因は昆虫とのこと。幹の中に入り込む虫によりアオモリトドマツが枯れています。山形蔵王から宮城蔵王の稜線で広範囲に枯れています
アオモリトドマツがすべて枯れたわけではないので,樹氷がなくなるわけではありませんが,冬の蔵王名物である神々しい造形物が限られた場所でしか見られなくなってしまうのは大変残念なことです

宮城蔵王の樹氷

樹氷と言えば蔵王
蔵王は,宮城県と山形県の県境に位置します。樹氷観賞に訪れる観光客数は山形県側(山形蔵王スキー場)が圧倒的に多いです。これは,山頂まで上れるロープウェイがあることが要因の一つです
それでは,宮城県側からは樹氷が見られないのでしょうか?
そんなことはありません。宮城県側でも樹氷を見ることができます
エコーラインは,11月から翌年4月までの冬期間通行止めとなりますが,みやぎ蔵王すみかわスノーパークまでは除雪されており,みやぎ蔵王すみかわスノーパークが宮城蔵王の樹氷観賞の拠点となります

【樹氷めぐりツアー】
登山でなく観光の方は,雪上車に乗車し刈田岳山頂直下まで行くことができます。樹氷めぐりツアーは「すみかわスノーパーク」から雪上車に乗車し刈田岳山頂付近まで上ります。所要時間は往復で約2時間。ツアーは予約制で運行時期が限られるので,事前に「すみかわスノーパーク」に確認してください。 天気に恵まれれば,心洗われる白銀の世界を目にすることができるでしょう
樹氷を見られなかった場合は,私の作品をご覧ください

【登山】
スキーやスノーシューを使って登る場合は,リフト3本を乗り継ぎ,リフト終点から刈田岳山頂や刈田峠を目指します。所要時間は登り2時間程度。下り(帰り)は,スキーであれば1時間もかかりません。(時間は目安であり,個人の体力やルートによって異なります)
なお,レストハウスで登山届を忘れずに記入してください

樹氷の見られる時期

例年だと1月上旬〜2月下旬が見頃(大きな樹氷が見られる時期)。寒さが厳しく雪が多い年は,3月中旬ごろまで樹氷を見ることができます

樹氷の見られるポイント

樹氷マップ

ハイライン,エコーライン沿い(道路は雪に埋もれており雪上車が走ります)。それに刈田岳から屏風岳にかけての南蔵王稜線に樹氷原が広がります
天気が良ければ,刈田岳山頂から一望できます

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樹氷1
樹氷2

補足

掲載写真のほとんどは,アオモリトドマツの枯死が問題となる前に撮影したものです
冬の蔵王山頂は,晴れの日は少ないです。ふもとのスキー場が晴れていても,山頂は雲がかかっているのが普通です。私は天気予報を見て,晴れが期待できる場合のみ山に登りますが,それでも山頂で好天に恵まれるのは数回に1回です
ですから青空のもとで樹氷が見られたら山の神様に感謝しましょう
山頂はものすごく寒いです。風が強いです。平地とは気象条件が大きく異なるので防寒防風対策をしっかりして登りましょう
また,気温が低いので電池の消耗が早いです。出かける前にカメラやスマホはフル充電し,予備バッテリーを持つことをおすすめします

−−−樹氷観賞を計画されている方へ−−−
「すみかわスノーパーク」までは除雪されていますが,路面状況はアイスバーンや圧雪,それに急カーブ・急坂なので運転には十分注意してください。スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンが必要です。夏タイヤでは4WDであってもすみかわスノーパークまで行けません

冬山登山をされる方へ
吹雪になると視界ゼロ。荒天時は登らない。初心者は単独で登らない。安全登山で楽しく

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