１０月８日の蔵王の紅葉

１０月８日，エコーライン大黒天から刈田岳に登りました。天気は晴れ時々曇り，風は弱く登山日和でした
紅葉は，カエデの黄葉が主体で，例年より１週間程度遅いです
宮城県側では，すみかわスノーパークより標高が高い地点で紅葉が見ごろを迎えています。ただし，赤色の紅葉の主体であるナナカマドや高嶺桜は不作のため，鮮やかな紅葉とは言い難い状況です ⇒ 写真を見る

１０月２日の蔵王の紅葉

１０月２日，エコーラインから南蔵王稜線を芝草平まで歩きました。天気は曇り時々晴れ，風が強く冷たかったです
稜線の紅葉は見ごろとなっていましたが，やはり猛暑の影響か例年より５日程度遅れています
また，葉の縮れや枯れが目立ち，きれいな紅葉とは言い難い状況です。高嶺桜はほとんど落葉，ナナカマドは実の付きは普通ですが葉が縮れ色は茶褐色。このような中，黄色く染まったカエデがきれいな姿を見せていました
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お知らせ

●栗駒山いわかがみ平
宮城県側登山口である「いわかがみ平」までの交通渋滞対策として，９月２２日（金）午後５時から１０月１５日（日）午後５時までの期間は通行制限が行われます。詳細は 栗原市観光ポータルサイト「ぎゅぎゅっとくりはら」をご覧ください
駐車禁止帯や路上駐車は，緊急車両の通行の妨げなど迷惑になるので止めましょう

●栗駒山須川コース
岩手県側登山口の須川コース登山道は，昭和湖付近の火山ガス(硫化水素)濃度が高く危険であるため立入禁止となっていましたが，現在は昭和湖まで通行可能です。ただし，山頂までは行けません。 山頂に行くには従来どおり産沼コース利用となります
詳細は岩手県庁のホームページで確認してください

２０２３年の紅葉予想

紅葉の色づきには天候が大きく影響します。今年の夏の天候を振り返ると・・・

観測記録を更新する猛暑，異常な高温が続いています。下旬から猛暑は和らいでくる予報になっていますが，それでも平年と比べれば高い。ススキの穂が出始めましたが涼しさを感じることはありません
台風に関しては，東北地方でも豪雨の被害が発生しましたが，暴風の影響はありませんでした

以上から，今年の紅葉は「並み」，見頃となる時期は「例年より４〜５日から１週間程度遅れる」と予想しています

紅葉の見頃

蔵王・栗駒山とも例年では，
●山頂（稜線）は，９月下旬〜１０月上旬
●中腹（蔵王では大黒天・賽の磧周辺。栗駒山では須川温泉・いわかがみ平周辺）が１０月中旬
●山麓（蔵王では滝見台周辺）は，１０月下旬
が見頃となります。残暑が続くと色づきは遅くなり，朝の冷え込みが増すと紅葉の進行は早まります

その他の地域
●鳴子峡・鳴子ダム周辺は，１０月下旬〜１１月始め
が見頃でしょう

蔵王連峰と周辺のポイント

【南蔵王縦走路】
稜線の紅葉，芝草平の草黄葉など紅黄葉を満喫できます。９月下旬〜１０月上旬が見頃
１０月上旬を過ぎると稜線の広葉樹は落葉し，紅葉は終わりとなります
⇒ 写真を見る（別ウィンドウが開きます） 蔵王１， 蔵王２

【賽の磧（さいのかわら）・滝見台】
南蔵王縦走路の紅葉は登山者しか見ることができませんが，賽の磧や滝見台といったエコーライン沿いでも紅葉を満喫できます。賽の磧周辺は１０月中旬，滝見台周辺は１０月下旬が見頃です
⇒ 写真を見る（別ウィンドウが開きます） 蔵王３

栗駒山と周辺のポイント

【中央コース・須川コース】
※須川コースは，２０２３年９月現在，火山性ガスのため昭和湖までで，山頂には行けません。産沼（うぶぬま）コースで山頂まで登れます
栗駒山頂から東栗駒山方面に広がる斜面一帯は草黄葉
宮城県側登山口（いわかがみ平）の中央コースと，岩手県側登山口（須川温泉）の須川コースでは，ドウダンツツジやカエデの紅葉がきれいです
天気が良ければ山頂から西側遠方に鳥海山，北側に焼石岳を見ることができます。９月下旬〜１０月上旬が見頃
⇒ 写真を見る（別ウィンドウが開きます） 栗駒１

【須川温泉・須川湖】
岩手県一関市の須川温泉周辺では，ナナカマドの紅葉やカエデの黄葉が楽しめます。須川温泉を起点とした散策コースがあり，ゆっくり歩いても１時間程度です
また，須川温泉から車で数分のところに須川湖（秋田県東成瀬村）があります。湖畔に遊歩道があるので湖周辺の散策もできます。見頃は１０月中旬
⇒ 写真を見る（別ウィンドウが開きます） 栗駒２