山のマナーと安全登山


ゴミはすべて持ち帰り ゴミは持ち帰りが原則です
「バナナやみかんといった果物の皮などの生ゴミは,腐れて土になるから捨ててかまわない」と言う方がいますが,これは誤りです
山は平地より気温が低く,微生物による有機物の分解は緩慢です
山に降った雨は,ダムや河川の水源となります。ゴミを捨て山を汚すことは,水を汚すことです
ゴミは捨てず持ち帰りましょう
とるなら写真で撮る 蔵王連峰及び栗駒山一帯は国定公園に指定されており,法律で動植物の採取が禁止されています
高山植物は山で見るからこそ美しいもの。心ない登山者や観光客により,湿原が踏み荒らされ,高山植物が姿を消しつつあります
高山植物は貴重な自然資源なので,採取したり,花を摘んだりするのはやめましょう
挨拶をしてますか 山道で会ったら挨拶をしましょう
「見ず知らずの他人にどうして挨拶しなければならないの?」と思う方もいるでしょう
山は平地と比べ天気が変わりやすく,危険な場所もあります。挨拶を交わすことで,これから登る山の状況を気軽に教えてもらうこともできるでしょう
コミュニケーションは快適登山の第一歩です
登りと下り−どちらが優先 登り優先が基本です
ただし,これは絶対的なことではありません。状況に応じ
「お互いにとって,どちらが道を譲るのが安全か」を考え判断すればよいことです
トレイルランについて トレイルランがブームになっています。私は山に登り,年に数回,マラソン大会に参加します(10km以下ですが)
ですがトレイルランはやりたいと思ったことはありません。走るのであれば普通の道を走ればいい。登山道は走るところではないはず。ましてや自然に負荷をかけて時間を競う意味は何なのか。体力の限界に挑戦するのは結構ですが山道でなくても
でも,価値観は人それぞれ。自然が好きなのであれば,自然への負荷を少なくするような配慮をしてもらえれば
安全な登山について 季節を問わず,山は平地と違います
天気が急変することがある。気温は低い。日射しは強い
一方,百名山ブームの影響もあって,退職後に山登りを始める方や高齢登山者が増えています
高齢登山者の中には,体力的に無理をして登り,疲労で下山できなくなり,安易に携帯電話で救援を呼ぶ事例が増えていると聞きます
山は危険地帯であり,体力や技量を自覚し,自己責任で登るもの
緊急時の連絡手段である携帯電話,尾根(稜線)では利用できたとしても,谷や沢筋に入ると電波が届かず利用できないことがあります
楽しい登山とするには,自分の体力を過信せず,時間に余裕を持ち,山の情報を事前に調べ,十分な装備で登ることが基本です
山は危険地帯です。自分の体力を十分認識して山登りを楽しみましょう

◆宮城県警の登山届受付
登山届の提出方法

◆安全登山に関する情報が掲載されているサイト
長野県警察 山岳情報
群馬県警 山岳遭難 山の情報


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