《相対性理論》
●高速で動くと静止しているものより、時間の進み具合は遅れる。
(ただし、動いているものには、自分自身では時間の進み具合が遅くなっていることを感じ取れない)
●動いているものは、目的地に早く着ける。これは、動いているものにとっては、距離が縮んでいるからです。
(ただし、留まっているものから見ると、時間も距離も短縮されてはおらず、それ相応の時間がかかっています)
●光の中では、全く時間が経たず、宇宙の果てまででも時間ゼロで行ける。(光にとっての時間は止まっている)
(ただし、この光を外から見ているものにとっては、その距離相応分の時間 「光速約30万km/sec」 をかけて光は進んでいます)
●時間の流れは、動いている人の個々の移動速度(電車に乗っている人・歩いている人・座っている人など)で、 皆なそれぞれに変わってしまうことを意味しています。
アインシュタインは、相対性理論の中で、 「宇宙には絶対基準としての唯一の時間の流れなどなく、 相対的な 無数の時間の流れがある」 と論じています。
これが、相対性理論の名前の所以です。
●特殊相対性理論(1905年)は、観測者が等速直線運動しているときにのみ有効な理論です。
お互いが等速直線運動している場合、どちらからも同じ物理法則が成り立つ。
(すれ違う時、本当はどちらが動いているのか分からない。お互いが相手が動いているように見える)
●一般相対性理論(1916年)は、上述の特殊相対性理論に重力を組み込んだものです。
重力の強いところでは、相対的に時間の進み具合は遅れる。
|