|
ミスターMのレンズ談義02
手持ち撮影専用のAF仕様800o?
日本にはさまざまなレフレックスレンズがありますね。ここで言うのは、もちろん一眼レフ用のものですが、究極のレフレックスレンズは何か? と聞かれたら、あなたはどのレンズを挙げますか? すぐに思いつくのは、P社のレフレックスレンズなのにズームレンズになっているものとか、M社(当時)の250oしかないのにレフレックスレンズだったりするものとか、いろいろ思い浮かんでくるでしょう。
ところで、たしか『手持ち撮影専用の500oレンズ』とかという触れ込みで、ニコンFの時代(もう40年以上も前)に発売されたレフレックスレンズがあるのを知っていますか? どこが他のレフレックスレンズと違うのか、それは、このレフレックスニッコール50pがF5という明るさを誇っていたことです。当時も、今も、レフレックスレンズの500oと言えばF8の明るさが普通でしょう。だから、当時の宣伝でこのような表現をしたんでしょうね。
実際のところ、このレンズは手持ち撮影できるんでしょうか? 確かに、図体が大きい割には非常に軽く、簡単に手持ち撮影ができそうな感じです。でも、よーく見るとピントリングが限りなくボディに近い位置にあるじゃあないですか。これでは、手で持ったままピントリングを回し、被写体を追いかけるなんて器用なことはできそうもありません。思わず『嘘つき!』と叫んでしまいそうです。
でも、ニコンでは、それから30年近く経ってからこのレンズのために作った! と思いたくなるようなアクセサリーを発売しました。それは、ニコンFシリーズ初のオートフォーカスカメラ、F4の時代です。レンズの焦点距離を1.6倍に伸ばし、同時にオートフォーカスでピントを合わせてくれるテレコンバーターを発売したのです。
このテレコンを、手持ち撮影専用と言われた500oに付けてみると、なんと800oという超望遠レンズをオートフォーカスで使えるではありませんか! これならば、使いにくいピントリングを動かすこともなく手持ち撮影ができます。でも、さすがに手ブレは防止できないので、それなりのフィルムを使うことになります。
あと、もう一つ、このレンズのスゴイところは、フィルターが2枚付く点。これは、他のレンズでも時々あることですが、前部に122o、後部に39oのフィルターが付くのです。これのどんな点がいいのか? って、それは、皆さんの使いようでしょうね! まあ、ゆっくりと考えてみてください。
ミスターMのレンズ談義03はこちらから
|