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ミスターMのレンズ談義09
不揃いの「カニのハサミ」を持つレンズ
ニコンのマニュアルフォーカス一眼レフ用のレンズには、現在のオートフォーカスレンズにはない、いわゆる「カニのハサミ」が付いている。マニュアルフォーカスの最終的な「Ai−S」タイプのレンズには、その前の「Ai」タイプのものと同様な形の「カニのハサミ」が付いているが、初期の「オート」タイプなどに付いている「カニのハサミ」には、いろいろな形があったようだ。
それらを大別すると、三角形と半円形の2種類に区分されるのだが、多くのレンズは半円形の「カニのハサミ」を付けていた。その中で、特に変わった形と思われるのが、「オート」タイプの55oF1.2などに付いている「カニのハサミ」だ。このレンズが皆さんの手元にもあるとしたら、もう一度よく見てほしい。前玉側から見て左側の「カニのハサミ」が右側のものよりも小さくないだろうか? たぶん、1o弱、背が低いのでないだろうか。
これに気付いたのは、行きつけの店でN君から『このレンズの「カニのハサミ」は、どうして左右が不揃いなんですかねぇ?』と聞かれたのが発端で、その時には『このレンズは、かなり使い込まれているから、この部分がすり減ってしまったんじゃないのか。』と適当な回答をしてしまった。N君ごめん! その後、ほかのタイプの55oF1.2はどうかと思い「ニュー」タイプのレンズを確認したら、やはり左右非対称な形をしており、まだ確認はしていないが、それらの中間にあった「オート−C」タイプのレンズもきっとそうだろうと確信したのである。
しかし、ここで問題となるのが「ニュー」タイプの後に発売された「Ai」タイプのレンズはどうかということだ。これを検証するため、前から見ても脇から見てもこのレンズと瓜二つに見えると思われる「Ai」タイプのノクト58oF1.2の「カニのハサミ」を確認してみると、左右対称のきれいな「カニのハサミ」を持っているではないか! ということは、「Ai」タイプになってからは、不揃いの「カニのハサミ」は姿を消してしまったということになるのだろうか? うーん、気になる。だれか「Ai」タイプの55oF1.2をお持ちの方がいれば、このことを確認し、ぜひ教えてほしい。
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