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ライフ気まぐれ日記


ミスターMのレンズ談義・番外編#6

 これ以外のカメラは要らない! と言える、ニコンF4

 ニコンのフラッグシップ一眼レフの中で唯一金属ボディでないカメラ、それは、ニコンF4である。
 F4が発売された1988年ころは、ほとんどの一眼レフカメラが金属ボディから強化プラスチックボディへと変わりつつある時期であったが、まさかF4までもがそうなるとは想像することができなかった。ニコンのフラッグシップカメラだけは、これまでと同じように金属ボディで発売してくれる、そう願いつつニコンF4の登場を楽しみにしていたのだが・・・。


 確かに、そのデザインはニコンF3と同じ有名デザイナーによる洗練されたスタイルであるほか、ニコンのフラッグシップとして、初めての本格的なオートフォーカスカメラであり、初めてのモータードライブ内蔵のカメラでもある。また、マルチパターン測光をニコンのフラッグシップカメラとして初めて導入したのもF4だった。しかし、そのためにボディは巨大化し、手の小さな人にとっては大きすぎるものとなり、金属ボディではないこととセットで批判の対象となったものである。


 ただ、実際に使ってみると、一眼レフカメラとしてこれほど完成されたものはないと思われるほど考えられて作られている。一番の特徴は、外見に液晶を使わずに、従来からのダイヤル表示を採用していること。いまカメラがどのような状況に置かれているかが、ファインダーを覗かなくとも一目で分かるのはありがたい。二番目は、ごく一部の特殊なレンズ以外、ほとんどのレンズを装着することができ、多くのレンズでマルチパターン測光が普通にできること。このカメラに採用されている縦位置センサー付きの優秀なマルチパターン測光が、そのころのオートフォーカスレンズばかりではなく、それ以前のマニュアルフォーカスレンズでもできるというのは、F4の活躍の場をかなり広げたのではないだろうか。発売してすぐのころからニコンF4を愛用していた写友のOさんは、このカメラさえあれば、あとは何も要らない! と大絶賛していたほどだ。残念ながら、今は違うメーカーの一眼レフに乗り換えてしまったけれど・・・。


 三番目の特徴は、かなり高い防滴性能を有していることと一般的なレリーズが使用できること。これは、どんな天候の時でも撮影することになる風景写真の世界では、どうしてもクリアしておきたいことであり、ボディの重ささえ気にしなければ、これ以上の風景写真撮影用のカメラはないのではないか。四番目は、単3乾電池4本ですべての機能を果たしてくれること。最近のオートフォーカスカメラでは、リチウム電池を使用するカメラがほとんどで、ニコンF6でさえ、基本的にはそのような仕様になってしまった。リチウム電池は、寒さにも強く、高性能であることは認めるが、できることならば、やはり標準の状態で単3乾電池が使える方がよい。これならば、どんな小さな商店でも購入することができ、いざという時に安心していられるという大きな利点がある。もし、ニコンF7を発売してくれるならば、もう一度単3乾電池を主電源としてほしい。


 最後に、筆者が描く理想的な一眼レフ像を記しておきたい。近い将来、ニコンが開発をしてくれると思う(そう願いたい)ニコンF7のために・・・。


 カメラの大きさは、F3よりも少しだけ大きい程度で、素材は金属(できればチタン)を使ってほしい。電源は、単3乾電池を4本使用することとし、オートフォーカスもできる仕様とする。シャッターは、基本的には電子式でいいが、ニコンFM3Aと同様に、全速で機械式シャッターも使えるようにすること。それと合わせて、巻き上げレバーは復活してほしい。その時の撮影状況により、ふだんはモータードライブで巻き上げるが、どうしても手動で巻き上げなければならない撮影状況もあるので。


 ファインダーは、もちろん100%の視野率で、F3と同様の非常に見やすいハイアイポイントとし、できれば取り外しができた方がベター。でも、防滴性能をどうしても重視するのであれば、F6と同じように固定式でも仕方がないと思う。測光方式は、F6と同様のマルチパターン方式とし、F4と同じように、マニュアルフォーカスレンズでも普通にマルチパターン測光ができること。これらに、ふだんからニコンのフラッグシップカメラで採用しているミラーアップや視度補正などの仕様を付けてもらえれば、デジタルカメラに浮気をしてしまった多くのニコンファンも、そのカメラを見た瞬間に、きっと戻ってきてくれるのではないのだろうか。

 それでは、今回はこの辺で!


 


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