往年の紀勢本線パートU

昔の紀勢本線(といってもSLがなくなったあとですが)を語るにあたって、キハ81と共に忘れられないのが
DF50である。子供の頃の私が興味を持ち始めた頃は、すでにもうすぐ無くなるという噂があちらこちらで聞かれ、
亀山にも調子の良い十数台が最後の活躍をしていた時でした。

DF50は取り立てて、格好がいいというわけではなく、単なるのっぺらとした箱型であるが、
その無表情な顔つきと、町じゅうに響き渡る独特のエンジン音には他にはない魅力がありました。

DF50の実車の写真はこちらをご覧ください。

DF50の走行音はこんな音でした(433Kb)

荷坂峠を重連で越えるDF50。独特のエンジン音を響かせて走ってくる姿は迫力満点でした。

今は無きブルートレイン「紀伊」も牽引。優等列車にも活躍した。

※「紀伊」は14系寝台客車が使用されていました。

キハ58系急行とすれ違い。

峠を越え、海辺の町(架空)に出る。
木々の匂いが、塩の香りに変わるのである。

亀山に結集するDF50。


2002.4.30
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