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2000年8月13日 ◆複製に挑戦◆

久しぶりの雑談である。ところで、おかげさまで「でんしゃごっこ」も1周年を迎えることが出来ました。
これも今までご覧いただいた皆様のおかげであります。ありがたいことです。

最近、複製に手をだしてしまいました。きっかけは、ある日、久しぶりにキハ58系の長大編成を偶然みかけたことです。
おそらく修学旅行用の臨時列車であろうと思うのですが、ひさしぶりに往年のディーゼル急行を髣髴させる美しい国鉄色の
編成を見て、心を打たれたのです。

で、さっそくプラレでもやってみたい!ということで、そのためにはキハ58系の顔を沢山つくらなければならない。
それで、一つ型を作ってそれをシリコンで型をとり、レジンで複製をつくるってことに挑戦したのであります。

 

始まりはカマボコ板である。カマボコ板を組み合わせて木枠を作った。
ちゃんとホゾを彫って、組み合わせ何度も利用できるようにした。
木の箱を作るのは結構むずかしいのである。決して酒を飲む杯を流用したのではない(笑)。

そこに、子供が遊んだ残り物の油粘土を半分くらい入れて、東海急行の顔を切断して作ったキハ58系の顔のつもりも物体を埋め込んだ。

そこに、シリコンを流し込み、乾燥したらひっくり返し、またシリコンを流し込んで、出来たのがこの型である。豆腐みたいだ。

顔の下には溝がある。これがプラモデルなんかのランナーと同じで、ここから成型剤を流し込む。

ここで大いに活躍するのが「てんびん」である。
1グラム単位で原料を計量しなければいけないので普通のハカリでは難しい。いいものはないか、さがしていたら、「東急ハンズ」で見つけた。昔なつかしい理科の実験教材用天秤!540円!安い!これはなんだかとっても気に入ってしまいました(笑)このピンセットと1グラムや5グラムの重り、なつかしいなあ。


シリコンの型を、木でしっかり押さえて、成型剤を流し込む。成型剤は主剤と硬化剤の2種類の液を決まった重量比で混合。私の使ったのは1対1の重量比で混合。ちょうど、てんびんの、つりあうところである。混合しかき混ぜると、液が熱くなり急速に固まりだす。15分くらいで完全硬化と書いてあるが、 こうも、クソ暑いとあっという間に固まってしまう。トロトロと流し込んでいるとその間にも固まってしまうのだ。油断大敵、今は誰も俺に話しかけるなよ!って感じだ(笑)

で、注意深くシリコンの型を再び開くと、右端のような複製物ができあがるのでありました。これがなかなか、快感である(笑)

こうして、沢山の顔が出来ると、ついつい、ドミノをやってしまう(笑)

ああ、おろかな人間よのう・・・

ということで、めでたく、量産体制に入れるか??
完成品はまた今度アップします。

2000.8.13Last Update copyright (c) 三重電池鉄道