次のようなチェック項目を頭に入れて、現場にまず1時間たってみよう。
何が見えますか、その結果をメモとして記載してください。

 
 
チェック項目 結果
動作   スイッチの位置は、手の動作線上、または最短距離に設置してあるか。
  ながらスイッチの位置は、手の動作線上に設置してあるか。
  手の動作線上、ある障害物は撤去してあるか。
  手の動作線上に、安全式光電管を設置していないか。
  部品を置く位置は、作業者に合わせて適切な高さに調整してあるか。
  部品置場は、手の動作線上、または最短距離に設置してあるか。
  深底の部品箱は、手の動作が最短になるように設置してあるか。
  コンベアからの部品取り作業は、作業位置への最短距離となっているか。
  空間中でのワークの持ち替え(方向性)はやめているか。
  2種類の部品を、同一の部品箱に入れていないか。
  ライン内シュートとワークの加工台は、最短距離にしてあるか。
  段取りする治具は、作業位置の最短に設置してあるか。
  作業工具は、手の動作線上、または最短距離となっているか。
  繰返し、腰を曲げてする作業は改善してあるか。
  
作業   機械でやるべき仕事と人がやる仕事を、はっきりと分けて考えているか。
  着々型の発想で、ハネ出しできないか検討しているか。
  ハネ出し精度は、ハネ出された部品が定位置にあるか。
  次工程への部品供給は、シュートを活用しているか。
  小部品の取り出しは、一個一個確実に取れる道具を作っているか。
  感でする作業は、基準を設けて改善しているか。
  組付部品は、使うときに使うだけあるようにしてあるか。
  ボルトやナットを使用する段取替作業は、ワンタッチ用ナットを使用しているか。
  ビス締付けの位置は、一回で締付け部位にセット可能か。
  毎回神経を使いながらする作業は廃止したか。
  感とコツを生かす段取りは改めているか。
  やりやすい、やりにくいでの出来高差は、違いを見つけて改善しているか。
  部品寸法を検討することにより、余分な作業を排除しているか。
  
設備・治工具   設備には、トラブルが分かる信号を設置してあるか。
  タップドリル折れ検出は、加工部の駆動部を利用しているか。
  MT(マシンタイム)短縮は、シリンダーのストロークのムダから検討しているか。
  MT(マシンタイム)短縮は、タイムチャートからムダを見つているか。
  MT(マシンタイム)短縮は、加工部位精度の必要性と加エスピードの関係を検討しているか。
  MT(マシンタイム)短縮は、治具の複合化を検討しているか。
  起動スイッチは、他の動きと併用できないか検討しているか。
  起動スイッチは、使いやすいものか。
  部品組付けの小道其は、使いやすいものにしているか。
  マスターチェックは、簡単に行えるか。
  ”カセット”は、簡単に取付け、取外しのできるものか。
  消耗品は、消耗する部分としない部分を、分けて考えているか。
  段取りは、内と外を区分して機械停止を少なくしているか。
  毎回使用する保持具は、廃止できないか検討しているか。
  光電管の上向き取付けは、ゴミ付着防止を行っているか。
  安全装置は、生産性を考慮したものか。
  安全装置は、目的にあったものか。
  盲栓などのネジで固定するものは、ネジ山を1.5山以下にしているか。
  気密部位が、確実に見える治具にしているか。
  設備にはフルワーク、ノーワークの検出装置を設置してあるか。
  ワークの通り路は、錆対策をおこなっているか。
  表示機の位置は、目の高さにしているか。
  光電管の上向き取り付けは、ゴミ付着防止を行っているか。
  
歩行・運搬   歩行が最短距離になるようにする。
  作業者の歩行は、設備を動かしてでも無くすことを検討しているか。
  置き方の活性化指数は高いか。
  
ライン編成   多工程持ちの起勤スイッチは、運動化を検討しているか。
  コンベアーを利用して、稼働率を向上させているか。
  同じ所で、繰り返し作業をするならは、多個数取りを検討しているか。
  ライソ内での機械待ち時間は極力なくしているか。
  同一部位の加工、および検査は、治具の複合化を検討しているか。
  
維持と改善   改善後は、ラインが安定したかどうか確認しているか。
  自動機工程の改善は、人と機械のロスタイムを低減しているか。
  改善目標に対して、130%の改善計画を立案しているか。
  組付けラインの段替作業改善は、段替時間のバラツキをとっているか。
  ラインの必要人数は、工数のバラツキをとって計算しているか。
  ダンゴ管理はダメ!!別々に管理しているか。
  目標に対する改善案のトレンドがあり、管理できるようになっているか。
  検査員として、やるべき仕事(あるべき姿)を検討しているか。
  作業手順の指導を、徹底して行っているか。