特性要因図

 特性要因図とは、問題としている特性(仕事・工程の結果として出てくるもの)と、その特性に影響をおよぼすと考えられる要因(原因系)との関連を系統的に理解できるよう図のように表わしたもの。

“石川ダイヤグラム”とか、形が似ていることから“魚の骨”の愛称で広く使われている。品質、コスト、能率、原価、人間関係など職場の問題について、その要因として考えられるものは数えきれないほどある。考えられるすべての要因を拾いあげるとともに重要度や影響度によって順位づけしておくのがよい。

 

特性要因の作り方   特性要因図は次の手順で作ります。

 
 
 特性要因図を作るときのポイント

@頭で考えたことでなく、現場の事実をつかんだ具体的なことを書く。

Aできるだけ大勢の人の自由な意見を集める。

B要因はできるだけ多くあげる。その要因のまた要因は?と徹底的に掘り下げる。

C特性は「不良品」というような表現より、「なぜ、寸法不良がでるのか」とか
    「なぜ、キズ不良ができるのか」というように問題点を追求する表現にする。

 なぜ?なぜ?なぜ?の繰り返し