シート送り装置で、送った紙が前に出すぎ、次の加工で問題が生じる。
       つまり、一定位置に送りたいのであるが、前に行き過ぎた紙が問題である。
 
 この場合は、問題の認識現象は、上記の前にズレることである。
これを観察で以下のような、結果を得た。
 
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
Y     正常 正常 正常 正常 正常 正常 正常 正常 正常 正常 正常
X  平ら 歪み 平ら 平ら 平ら 平ら 平ら 平ら 歪み 平ら 平ら 平ら 歪み 歪み 平ら





 これを2元表にまとめると
           
正常
平ら 11 0
歪み 0 4
つまり、悪さ「前にズレる」は、Xは「歪む」である。
ただし、これは原理ではない。それでは悪さ「歪み」をなぜ、なぜと前に見ていくのである。
この事例は、
結果の現象を前に、前にと観察していき、原理原則の終点「物理的成立」まで追っていく手法である。
 観ようとする心に、勝る顕微鏡はない!!