四季の鳥海山

  初夏の河原宿

                                              2003.6.8

 鳥海山の「滝の小屋道路」は毎年6月頃には開通する。 今年は春先の雨が少なかったせいか雪解けがだいぶ遅れて、いまだに道路には一部雪が残っているようだ。「山雪荘まで行けた」とか、「のぞき付近まで通れた」とか、春から初夏にかけての会話でもこの話題が多くなってくる。
 東北の山MLに「滝の小屋道路は終点まで除雪され通行可能」との情報が発信されたのを見て、「除雪されたのなら、梅雨前に行ってみるか」ということになり晴れの日曜日午前中だけ時間があったので山に向かう。

鳥海高原牧場より 車道終点の残雪

 滝の小屋線にしては珍しく2〜3mの雪の壁が数ヶ所に出来ていた。積極的な除雪はしない道路?なので、こんなに残雪のある道はあまり記憶がない。車道終点にも車は少なく、滝の小屋から河原宿までの間に見かけた方は数名のみ。こんな快晴の日曜日だというのに、やはり道路の除雪情報が行き渡らずに通行出来る日を待っている人が多かったのではと思った。


雪の河原宿小屋 雪解けの河原宿
八丁坂のミヤマキンバイ 雪渓を行く山岳スキー


滝の小屋のすぐ上まで雪があり、あざみ坂からの大雪渓もここ滝の小屋までは完全にまだつながっているようで、今は山岳スキーには最高の条件のようだ。八丁坂の西斜面は雪渓が広がっており、山岳スキーヤーはこちらの斜面を登って行く。今日は残念だがスキーを持たないので登山道にまわる。この八丁坂のお花畑は梅雨明け頃にはいろんな高山植物が咲きそろうが、斜面には早くも黄色いミヤマキンバイだけが咲き始めていた。今度は梅雨明けの花がいっぱいの時期にやって来ようと思いながら、八丁坂の心地よい風の中を登る。
 河原宿には9時半頃に到着。一面の雪の世界でも沢の水場はようやく雪解けが進んで流れもあり河原宿の初夏を感じさせていた。大雪渓の中程まで歩いてから、昼までに酒田に帰るために”泣く泣く下山”の準備。 この爽やかな初夏の雰囲気の大雪渓を2時間ほど歩けば山頂に行けるのに… 何度も何度も後ろの山頂をふり返りながら惜しみつつ下山する。
 
初夏の大雪渓

 酒田からだと半日の時間さえあれば滝の小屋から河原宿、大雪渓で遊ぶことが可能だ。ブルーラインの大平口や鉾立口でも半日もあれば鳥海湖あたりまでは十分に行ける。
こんな山に恵まれた所に住んでいるんだから みんなもっと鳥海に行こう!
山はいつでもみんなを待ってるよ〜!



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