| 鳥海山は古くから20数回もの火山活動、噴火を繰り返しながら山の姿を整えてきました。「出羽富士」と呼ばれるように山形、秋田両県のどこから見ても絵になる山で、北西の山すそは直接日本海に落ち込んでいる独立峰です。 昔から信仰の山として私たちに畏敬の念を抱かせてきました。120種を越す高山植物が咲きほこり、ブナの森が山麓に展開し、ここ東北地方でいちばん美しい自然が残っている山でもあります。 観光主導型の「開発」の波はここ鳥海山にも幾度となく押し寄せ、ブナの原生林の伐採や山岳道路の建設(鳥海ブルーライン)などによって少しずつ美しい景観をむしばんできました。このような状況から1972年(昭和47年)には山形、秋田両県にて 「標高1200メートル以上は無車道(含建造物)とし開発を規制する」 という”紳士協定”を結んでおり、その自然保護の規制により亜高山帯、高山帯の自然は比較的良好に保たれてきました。 ところがそれにも係わらず、この間何度となく鳥海山の自然は危機にさらされてきました。 |

1.湯の台.滝の小屋線観光道路延長計画
2001年12月掲載
2.遊佐町.三ノ俣ブナ林伐採スキー場計画
2001年12月掲載
3.秋田県祓川 北東斜面スキー場計画
ゴンドラ 全長2,700m
2001年12月掲載
4.山形県八幡町 南麓開発スキー場計画
ゴンドラ 全長3,500m
2001年12月掲載
関 連 ペ ー ジ
鳥海山のイヌワシ保護について
イヌワシのヒナが巣立つ 2002.6月
| これらの計画はほとんどが白紙撤回されたとはいえ、その力となったのは地元である山形県や秋田県の鳥海山の自然を守ろうとする登山者の人たちの運動のみならず、全国各地からの 「せめて鳥海山だけはこのままにしておいて!」 という多くの自然を愛する人たちの熱意でもありました。 いつまた頭を持ち上げるかも知れない「開発計画」に備えるためにも、「鳥海山の自然を守る会」の活動を通して、これまでの鳥海山をめぐる自然保護の運動をふり返りながら鳥海山の動植物の保護の必要性を多くの方々に知ってもらいたいと思います。 2001年12月31日 |
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