バックカントリースキー

鳥海山
御浜春スキー
              2004.5.2


 好天気でスタートした今年の連休は、いろんな用が出来て自由になる日は5月2日だけとなった。 またまた例年通りに飽きもせず御浜に向かう。暖冬と言われていたとおりに雪の量は例年に比べるとやはり少ないようだ。それでも春先の雨が少なかったせいか雪解けの進行が遅かった上に、連休前の春の新雪が積もり雪の白さが目立ったゲレンデとなった。

日本海を背に登る 反射板をめざす

御浜への斜面 鉾立からの登り

 お昼前には御浜に着いたものの、更に外輪から山頂方面に向かう気持ちには全然なれず、時間的にはあと2時間頑張って登れば3時前には御浜に戻れそうだったが… 毎年ここで十分満足して帰ってしまう。
これが単独行じゃなかったら、たぶん勢いで向かうのだろうけど。自由気ままな単独だから気分も軟弱になってしまうようだ。

氷結した鳥海湖へ! 山頂を望む

笙ヶ岳斜面のシュプール 一路、日本海へ!

 この時期の雪質はけっこう自分では気に入っているが、今年は新雪っぽい斜面を選んで滑る。それにしても、昨年よりもテレマークスキーがかなり増えているような気がする。テレマークの板自体が短く太くなりカービングが主流となってしまった。ブーツにしてもプラスチックブーツがほとんどのようだ。そのためにほとんどゲレンデスキーや山スキーと変わらなくなってしまったようだ。 
 それでもテレマーカーの持つ独特の雰囲気は変わっていない。 広大な山中の斜面でも近くのテレマーカー同志では「こんにちわ!」の声が出てしまう。 

一人のテレマーカーの女性からいきなり声をかけられた。
   「革ブーツですね! 懐かしい!」 「この斜面では回るの大変でしょ」
        「こんなに長くて細い板だと回りませんよ。 昔からずっとこれですから」
   「プラブーツは楽ですよ! 私も前はそうでしたから」
        「何となく、革ブーツに”こだわり”があるもんで、なかなか換えられなくて」
たしかにいまだに履き続けている革ブーツと長くて細いテレマークの板では、斜面や雪質によってはほとんど回らなくなり、他のテレマーカーの「華麗な滑り」にはほど遠い滑りしか出来ない。 よほど更新しようかといろいろ見たものの、どうしても「あのロボットの足の様なプラブーツ」を履く気にはなれない。ゲレンデスキーも持ったことがないし、山スキーにしても革の登山靴で滑るし、この年代で今さら初めてプラブーツを履いてもと思うとなかなか踏ん切りがつかないでいる。
 昨今の山スキーにしてもテレマークスキーにしても、「道具の進歩」でゲレンデスキーとほとんど変わりが無くなってきたことには”何となく一抹の寂しさ”を感じてしまう。 まぁ、「滑り優先モード」で春スキーを楽しんでいる訳ではないので、しばらくはこのままで良いか−なんて勝手に郷愁を楽しんでしまった2004年の鳥海春スキーでした。


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