英雄と契約
(はじまり)


 
その日、一つの偉大な報告が世界になされた
「古代遺跡の発見」
遙かな文明の足跡に、人々は注目し、称えた
世界中の学者達は、こぞって遺跡を解明しようと集まり
深い森林の中に忘れ去られていた遺跡は、人々で溢れかえった
見つけだされる様々なモノ
そして、中央に鎮座した巨大な神殿
学者達は、その神聖な建物に群がり
閉じられた扉をこじ開けた
―――やがて
遺跡発見のニュースが人々の記憶の中に埋没しようとする頃
恐怖の悲鳴が上がった
遺跡の様子を映す映像は、吐き出される幾多のモンスターの姿を見せつけた
遺跡に群がっていた人々は逃げまどい
誰かの悲鳴を流し出す
「これはもはやモンスターの巣でしかない」
決して触れてはいけないモノだと、そう言い聞かせ
学者達はその地を後にした
残されたのは幾多のモンスター
その不気味な存在に、じわじわと恐怖の波は広がっていった

数ヶ月後、ガーデンに依頼が舞い込んだ
―――遺跡に巣くったモンスターの退治
依頼先は複数
1つは業を煮やした学者達から
1つは比較的近隣に住む住民達から
そして………1つは……
複数の依頼を見比べ、長い間熟考した末1つの依頼を選び出す
金額と依頼内容の兼ね合い
簡単でより金額の多いモノ……
確実に入金される事が分かっているモノを
平和になった世界で、ガーデンは慢性的な財政難に陥っている
だからと言って、収益のみを追求し、無茶な依頼を受ける事はできない
選び出されたのは、エスタ観光局からの依頼
観光局というのが多少気になりますが………
「国の機関なら問題ないでしょう」
そして、派遣するSeeDの選出を始める
多いとはいえ、古代の遺跡からモンスターが発生しただけ
さぼど重大な事とは考えられず
適度な実力を持ったSeeD達が派遣された
 
 

 
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