12月28日付釣り情報

相変わらず、悪天候続きで出漁出来ない状況が続いているが、ほんの短時間でも竿が出せる場面をチャンスと見て、磯や堤防に立った釣り人が、クロダイやアイナメの40〜50cmクラスを釣り上げている。

釣法は、釣り場にもよるが、庄内中通し釣法、ウキ釣法、ブッコミ釣法などが主流となっている。
風と波を避けられる釣り場での釣りであるため、安全な堤防や、大きな岩場、高い岩場からのポイントに限られた釣りとなった。
まだ水温が高い関係なのか、場所によってはコアジやイワシの餌取りが多いため、釣り難い場合もあるようだ。
コマセなどを有効に使って餌取りをコントロールしながらクロダイを5〜7尾釣った人もいる。

主な釣場としては加茂荒崎、白山島、鼠ヶ関の横網地(ヨコアジ)などで、オキアミのエサとコマセで、形は40cmクラスを主に1人1〜3尾が平均的釣果。
一方港内での釣りでは、鼠ヶ関から寝屋方面で、アジの10〜15cmがサビキで1人50〜100尾の釣果で、アジの他にはイワシの25cmが数尾混じる。

最近はハタハタの回遊状況や釣果も気になるところだが、ハタハタの回遊動向次第では、今後も数回に渡り各磯場や港内にも入って来る事があるので、県内で許されている釣法で楽しんでほしい。

12月21日付 釣り情報

最近は寒気が続き、荒模様の天候のため磯、船共に目立った釣果は聞かれないが、荒波や強風の危険を避けられるポイントでの投釣りで、大形のアイナメやクロダイが狙える。

3.9m〜4.5mの投げ竿で、鉛負荷20〜30号の物を用いて、ハリスは5号程度、針はセイゴや海津の16〜20号を使うと針掛かりも確実になりバラしが少なくなる。
エサは赤エビ、ホタルイカ、イカの短冊などがエサ持ちが良く無難だ。
これらのエサは冷凍品で良い。

主な釣場は加茂、油戸、由良、小波渡、堅苔沢、米子、鼠ヶ関等の各漁港の内外や近辺の砂浜などで、危険のない場所を選び竿を出す。
竿を振り込んでからは置竿にして当たりを待つが、魚が掛かってからは竿の先が十分引き込まれるまで待ってから合わせると良い。

その日の条件にもよるが、一場所2〜3尾が平均的釣果だが、まだ水温も13度程あるので、エサ取りの小魚も混じる事がある。
釣場によっては駐車した車の中で魚の当たりを待つ事も出来るポイントもあるので、寒い日も投げ竿の場合は楽しめる。
アイナメやクロダイの形は40〜50cmクラスの大物も出る。

また、最近は由良などの漁港で、イワシとアジがサビキの仕掛けで良く釣れた。 形は15〜25cmで、半日に一人で30〜50尾の釣果。

12月14日付、釣り情報

最近は悪天候続きだが、昨年に引き続き酒田の北港にはハタハタが群れをなして回遊してきた。
これらのハタハタを釣り人による引っ掛け釣りで、20cmクラスが一人で50〜100尾も採捕されている。
また、鶴岡の加茂漁港界隈にも多数の回遊があったが、そのほとんどは網に掛かったために、釣り人による釣果は少なかった。

ハタハタは、寒気と時化が続くと群れをなして回遊しながら接岸する習性があるために、今後も期待できるが、釣り人に許される釣法と採捕は、釣り竿か手釣り、もしくは柄のついた直径30cm未満のタモに限られている。

一方、各漁港の堤防回りとテトラ等から竿を出し、クロダイを釣っている釣り人も多かった様だ。
最近大形のクロダイも釣れ始め、クロダイの形も30cm〜50cmと巾が広いが、相変らずコアジなどの餌取りが多い為に、釣果にはムラがある。
釣り場は特に温海、鼠ヶ関方面が有利で、1人で10尾以上の釣果も出ているが、やはり餌取りの有無が釣果を左右する。
クロダイは夜明け前から日没後まで通して釣れるが、潮汐の干潮直後と満潮の前後が狙い目となる。

12月7日付、釣り情報

最近は荒れる天候が多いが、一時的に天候と凪に恵まれた日に磯に立った釣り人は、
クロダイの釣果を求め楽しむ事が出来た。
クロダイも大形が混じり釣れるようになったため、45〜50cmクラスも数が出始めた。
釣り場は加茂、由良、五十川、温海、鼠ヶ関などでの、磯と堤防回りで釣れているが、主に五十川以南が今のところ釣れている。
小岩川から大岩川方面では1人で10尾以上の釣果も出ている。
ウキ釣法、庄内中通し釣法のいずれでも良く、エサ、コマセはオキアミが無難。
また、投げ釣りでのクロダイも本格的になってきた。
波の危険がない砂浜の防波テトラの内側や、各漁港内から港の出入口を狙ったり、高所から沖根に向かって投げ込むと良く、エサは取れにくいイカの短冊やホタルイカ、それに赤エビなどに実績がある。

最近イワシの20〜25cmクラスも回遊してきたので、今後、鼠ヶ関方面などでは、漁港内でのサビキ釣りでイワシが楽しめそうだ。
回遊の状況にもよるが、例年だと堅苔沢港内でも釣れており、場所と条件次第ではサヨリの30cm混じりでの釣果も期待できる。

一方、各漁港から出る船での釣りは、荒波が続きなかなか出漁出来ないが、近海に50〜60cmクラスのヒラマサなどの青物が回遊してきたので、胴付仕掛けでのエサ釣りや、ジギングでの釣果も期待できるが、今のところ凪待ち状態。