ギター仕様によるスケール値に対するフレット間隔はナットからサドルまでの距離でインチ・ミリ等で表示されます。
大まかですがメーカーによるスケール値の例をあげて見ました。
メーカー | スケール値 | 備 考 |
---|---|---|
マーチン | Dreadnought 25.4インチ OOO 24.9インチ | |
ギブソン | LP 24. 3/4インチ J-45・HummingBird 24. 1/4インチ J-200・Dove 25.1/2インチ | |
フェンダー | ST・TE 25.1/2インチ JB 34インチ | |
ヤマハ | FG(初期) 637.2ミリ (後期)636ミリ L・S・CJ・N 651ミリ SG 628ミリ |
例 CFマーチンのスケール
(マーチンのギターキットに付属していた本より)
このようにスケール値の半分の12フレットが元となり各フレット溝の数値間隔が決まります。
(市販されているフレット溝加工済み指板とネックに合わせて加工した物です。(ギター用25.4インチ マンドリン用13.7/8インチ)
しかし チューニング時ののオクターブをの狂いを修正の数値したのが カミモト・ヒデオ著の完全なギター・リペアに
連載されている数式です。ここまで詳しくないかもしれませんが興味のある方は参考にしてください。
●指板の材質
指板の材質はエボニー(黒檀) ローズウッド(紫檀)が多く使われてきましたが最近はそれ以外の材質も増えてきています。
(黒く着色されているのもありますので気を付けてください。)
●指板材の溝加工
量産メーカーではスケールに合わせた専用の加工治具があり一度に全フレットの溝が加工出来るようになっています。
個人での場合は 人によりノコで切っているもいますが 私の場合はパーツメーカーから加工済みの物を購入しています。
人によってはスケールに合わせた加工治具があり これによりノコ加工している方もいます。
●フレットについて
フレットはいろんなタイプの物があり ギター・ベース・マンドリン・バンジョー用などあり 高さ・巾などの数値をかえて選ぶこと
ができます。材質はニッケル合金の物が多いですがステンレス製もの少ないですがそんざいします。
また製造メーカーとしては 神奈川県綾瀬市にある(株)三晃製作所の物が多く 大手楽器メーカーにも納入しています。
(Stewart-MacDonald のカタログより)
●フレット溝間隔数値設定パソコンソフト
私が製作したしていた時期に購入した物で25年以上になりますがどこで購入したか覚えていません。
当時はWindows98SEで私が使用しているパソコンには当たり前のようにFDDがついていましたので
今となっては再生機ないので使えませんが スケール値(インチ・ミリ)を入力するとフレット間隔の数値
が表示されるすぐれものです。(AmazonでUBS接続のものが安価で購入可みたいですが!!!)
左がパソコンソフト 右が650ミリで設定した画面数値
前回からだいぶ間隔があいてしまいました。今回は指板に関係した事をいろいろと取り上げて見ました。
あまり深くないかもしれませんが何かの参考になれば幸いです。
ギター雑話