アフリカ・ケニヤの旅
アニマル編26


インパラ
インパラ 偶蹄目ウシ科ブルーバック亜科インパラ属。

ケニア中央部から南部アフリカの東半分までに分布する。
優美な容姿と形の良い大きな角で、最もシカ科の動物と思われがちな中型のレイヨウの仲間。
オスの角は竪琴型で、メスには角はない。
体色は全体に明るい茶色で、横腹の下半分と四肢の外側は淡く、下腹は白くはっきりと3段に見える。
鼻鏡はなく、下眼腺があり、尖った耳の内側は白く、先端は黒い。尻の両側に黒い線があり、尾の中央部が黒く、尻に「川」の字があるように見える。
サバンナや林縁部に群れをつくって棲む。
エサの豊富な雨季には数百頭が群れをなして草を求めて移動する。木の葉への依存度は少なく、主に草の葉を食べる。
1頭のオスが縄張りを持ち、数頭から多い時には40頭ぐらいのメスの群れを支配し、ハレムを形成する。
別にオスの群れも見られ、あぶれオスはチャンスをうかがう。
ハレムのオスは侵入者や離脱メスの見張に忙しく、夜間に採食するといわれている。
オス同士の闘いは主として角をぶつけ合うか、からませて闘い、鋭い先端は使わない。
ライオン、ヒョウ、チーターなどに捕食される。
天敵から身を護るため、見張りを付け、天敵を見つけると鳴いて危険を知らせ、群れ全体が飛ぶように逃げる。跳躍力は抜群で高さ2m以上、距離は10mにも及ぶ。

インパラ2





インパラ2

インパラのオスには大きな竪琴型の角がある。
インパラのメスには角がない。
体色は明るい茶色で、横腹は色が薄く、下腹は白い。
目には下眼腺があり、耳の内側は白く先が黒い。
インパラ



インパラ3

インパラはサバンナやその林縁に群れをつくって暮らしている。
1頭のオスを中心にメスが数十頭で群れをつくる。
繁殖期には子連れの群れが多くみられる。
その群れの近くにはオスだけの群れがあり、ハレムのすきを狙っている。
インパラ







インパラ4

群れはエサの豊富な雨季には数百頭群れになり、移動をしながら新鮮な草を食べる。
一見、平和そうに見える群れだが、そのオスは外部からの侵入とメスの流出を守らなければならない。
また、ライオンやチーターなど天敵から常に身を護らなければならない。
天敵からの襲撃には、見張りを怠らず、見張りは声を出し知らせ、跳ぶように逃げる。
アフリカの旅2(ジンバブエ、ボツワナキャンピング)
1.チピス 2.マトポス 3.ワンゲ1 
 4.ワンゲ2 5.チョベ1 6.チョベ2 7.チョベ3 
8.ビクトリアフォルーズ1 9.ビクトリアフォルーズ
アフリカ・ケニヤの旅総集編
1.ナイバシャ湖 2.ナイバシャ湖・ナクル湖 3.マサイ・マラ1 4.マサイ・マラ2 
アフリカ・ケニヤの旅アニマル編
11.グランドシマウマ 12.マサイキリン 13.ロスチャイルドキリン 14.イボイノシシ 
15.サバンナヒヒ 16.サバンナモンキー  17.シママングース 18.イワハイラックス  
19.アラゲジリス  20.リカオン 21.ナイルワニ 22.ナイルオオトカゲ 23.ディクディク 
24.トムソンガゼル 25.グランドガゼル 26.インパラ 27.トピ

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