インパラ 偶蹄目ウシ科ブルーバック亜科インパラ属。 ケニア中央部から南部アフリカの東半分までに分布する。 優美な容姿と形の良い大きな角で、最もシカ科の動物と思われがちな中型のレイヨウの仲間。 オスの角は竪琴型で、メスには角はない。 体色は全体に明るい茶色で、横腹の下半分と四肢の外側は淡く、下腹は白くはっきりと3段に見える。 鼻鏡はなく、下眼腺があり、尖った耳の内側は白く、先端は黒い。尻の両側に黒い線があり、尾の中央部が黒く、尻に「川」の字があるように見える。 サバンナや林縁部に群れをつくって棲む。 エサの豊富な雨季には数百頭が群れをなして草を求めて移動する。木の葉への依存度は少なく、主に草の葉を食べる。 1頭のオスが縄張りを持ち、数頭から多い時には40頭ぐらいのメスの群れを支配し、ハレムを形成する。 別にオスの群れも見られ、あぶれオスはチャンスをうかがう。 ハレムのオスは侵入者や離脱メスの見張に忙しく、夜間に採食するといわれている。 オス同士の闘いは主として角をぶつけ合うか、からませて闘い、鋭い先端は使わない。 ライオン、ヒョウ、チーターなどに捕食される。 天敵から身を護るため、見張りを付け、天敵を見つけると鳴いて危険を知らせ、群れ全体が飛ぶように逃げる。跳躍力は抜群で高さ2m以上、距離は10mにも及ぶ。 |
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インパラ2 インパラのオスには大きな竪琴型の角がある。 インパラのメスには角がない。 体色は明るい茶色で、横腹は色が薄く、下腹は白い。 目には下眼腺があり、耳の内側は白く先が黒い。 |
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インパラ3 インパラはサバンナやその林縁に群れをつくって暮らしている。 1頭のオスを中心にメスが数十頭で群れをつくる。 繁殖期には子連れの群れが多くみられる。 その群れの近くにはオスだけの群れがあり、ハレムのすきを狙っている。 |
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インパラ4 群れはエサの豊富な雨季には数百頭群れになり、移動をしながら新鮮な草を食べる。 一見、平和そうに見える群れだが、そのオスは外部からの侵入とメスの流出を守らなければならない。 また、ライオンやチーターなど天敵から常に身を護らなければならない。 天敵からの襲撃には、見張りを怠らず、見張りは声を出し知らせ、跳ぶように逃げる。 |
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