オグロヌー 偶蹄目ウシ科ブルーバックス亜科ハ―テビースト族ヌー属 「神様は余りものでヌ―をおつくりになった」といわれている。 「ウマの顔、ウシの角、ヤギのひげ・・・」と表現され、かつての和名は「ウシカモシカ」といい、ヌーの特徴をよく表している。 ケニア南部から南部アフリカ中央部まで分布している。 通常は単雄群とあぶれ雄群に分かれている。 ハレムの主は地面を引っかいたり、跳び跳ねたり、排尿したり、立ち木に分泌腺をこすりつけたりして縄張りを主張する。侵入者には頭を低めて突きかかり、ひつこく追いかけ追い払う。 好みの草(約10pまでのイネ科)と水がある限り定住するが、不足すると群れが集まり大移動する。毎年4〜6月のセレンゲティからマサイマラへ、10月〜12月の戻りの大移動は有名である。 妊娠期間は約8か月で出産する。地域ごとにほぼ一斉に出産し、幼獣の被捕食危険を分散する。大群では分娩の8割は2〜3週間に集中し、その5割は捕食や迷子により死亡するといわれる。 幼獣は体色が淡く、足が長い。生まれて数分で立ち上がれる。角は初めは真っ直ぐで、曲り始めるのは約半年後。 オスは生後約1年で群れを追われ、若オスの群れになる。 メスは約1年半〜2年で成熟し、以降約10年は毎年子を産む。 寿命は18年ほどだか、それまでに被捕食、溺死、病死等損耗が大きい。 名前の由来は鳴き声による。 |
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オグロヌー1 体長180〜240cm、体重150〜270kgのヌー属の動物。 尾が黒いところからこの名前がついた。 全身が黒褐色で「牛の角、ヤギのひげ、馬のたてがみと尻尾」を持っている。 セレンゲティとマサイマラの大移動はよく知られている。 |
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オグロヌー2 オグロヌーは捕食の危険分散のために群れで行動する。 主に単雄群とあぶれ雄群に分かれるが、季節によっては母子群や若雄群なども形成する。 ヌーの大移動は壮大で、広大なアフリカの草原を埋め尽くす。 群れの大移動を見たくて、セレンゲティへ行ったが圧巻の一言・・・ |
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オグロヌー3 オグロヌーの出産も壮絶である。 短い期間に一斉に出産するのでシーズンの群れではあちらこちらで見られる。 へその緒をつけた状態で出産し、本当に生まれてすぐに立ち上がる。 そうでなければ、たちまちアフリカの獣の餌食になる・・・ |
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