アフリカ・ケニヤの旅
アニマル編27


オグロヌー

オグロヌー
偶蹄目ウシ科ブルーバックス亜科ハ―テビースト族ヌー属

「神様は余りものでヌ―をおつくりになった」といわれている。
「ウマの顔、ウシの角、ヤギのひげ・・・」と表現され、かつての和名は「ウシカモシカ」といい、ヌーの特徴をよく表している。
ケニア南部から南部アフリカ中央部まで分布している。
通常は単雄群とあぶれ雄群に分かれている。
ハレムの主は地面を引っかいたり、跳び跳ねたり、排尿したり、立ち木に分泌腺をこすりつけたりして縄張りを主張する。侵入者には頭を低めて突きかかり、ひつこく追いかけ追い払う。
好みの草(約10pまでのイネ科)と水がある限り定住するが、不足すると群れが集まり大移動する。毎年4〜6月のセレンゲティからマサイマラへ、10月〜12月の戻りの大移動は有名である。
妊娠期間は約8か月で出産する。地域ごとにほぼ一斉に出産し、幼獣の被捕食危険を分散する。大群では分娩の8割は2〜3週間に集中し、その5割は捕食や迷子により死亡するといわれる。
幼獣は体色が淡く、足が長い。生まれて数分で立ち上がれる。角は初めは真っ直ぐで、曲り始めるのは約半年後。
オスは生後約1年で群れを追われ、若オスの群れになる。
メスは約1年半〜2年で成熟し、以降約10年は毎年子を産む。
寿命は18年ほどだか、それまでに被捕食、溺死、病死等損耗が大きい。
名前の由来は鳴き声による。

オグロヌー








オグロヌー1

体長180〜240cm、体重150〜270kgのヌー属の動物。
尾が黒いところからこの名前がついた。
全身が黒褐色で「牛の角、ヤギのひげ、馬のたてがみと尻尾」を持っている。
セレンゲティとマサイマラの大移動はよく知られている。
オグロヌー2








オグロヌー2

オグロヌーは捕食の危険分散のために群れで行動する。
主に単雄群とあぶれ雄群に分かれるが、季節によっては母子群や若雄群なども形成する。
ヌーの大移動は壮大で、広大なアフリカの草原を埋め尽くす。
群れの大移動を見たくて、セレンゲティへ行ったが圧巻の一言・・・
オグロヌー
オグロヌー3

オグロヌーの出産も壮絶である。
短い期間に一斉に出産するのでシーズンの群れではあちらこちらで見られる。
へその緒をつけた状態で出産し、本当に生まれてすぐに立ち上がる。
そうでなければ、たちまちアフリカの獣の餌食になる・・・
アフリカサファリ―の旅V(タンザニア)
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6.ンゴロゴロンの動物たち2 7.ンゴロゴロンの動物たち3 8.セレンゲティへ 9.ンドウトウ1  10 .ンドウトウ2
11.ンドウトウ3  12.
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20.リカオン  21.ナイルワニ  22.ナイルオオトカゲ  23.デックデック  24.トムソンガゼル  
25.グランドガゼル  26.インパラ  27.オグロヌー  28.コークハーテビースト  29.  

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