偶蹄目ウシ科ブルーバック亜科 　　　　　　　　　　ハーテビースト族ハーテビースト属 分布はサハラ以南ののアフリカ大陸各地に渡っている。 ハーテビーストは体色と角の形状によって種類が分かれる。 コークハーテビーストは北部タンザニアからケニア南部にかけて分布する。 ハーテビーストとはオランダ語で「シカ」のこと。 ハーテビーストをはじめインパラやガゼル類はすべてシカの仲間と思っているように、１７世紀末から入植し始めたオランダ人がシカの近縁と間違えてそう呼んだ。 顔は非常に細長く、眼の下には眼下腺がある。頸は比較的短いが地上の草を食べるときに顔の長さがそれを補う。この短いガッシリした頸のおかげで、逃げる時のスピードも出るし、攻撃に対して強い。肩の盛り上がりから尾にかけて著しく下がり、尻下がりの横姿が特徴である。四肢は長いが前肢の方が長い。角は雌雄ともあり、左右は根元でくっついていて、その上で左右分かれる。体色全体は淡褐色で濃淡はあるものの、著しい模様はない。 開けた草原、低灌木の混じったサバンナに棲み、主に朝夕採食し、日中は木蔭などで休んでいることが多い。 他の草食獣が食べない固い枯草も食べる。 強い雄は小さな縄張りにメスを囲い込むが、そのほかに母子だけの群れ、雄だけの群れがある。 妊娠期間は約８か月で、ケニアでは通年繁殖するが、ピークは２〜３月と７から８月。新生子は１〜２週間草の間に身を潜める。
	コークハーテビースト１ ハーテビースト類は角の形状や体色等によって何種類に分けられる。 コークハーテビーストは北タンザニアから南ケニアに分布する。 角の形状は角の根元の開きがほぼ水平で上後方に２回ほど曲る。 体色は薄茶色で、足が淡くお尻は白い。
	親子１ 親子２ 子ども１ 子ども２ 群れ１ 群れ２ 群れ３ 群れ４
	コークハーテビースト２ 妊娠期間は約８か月で、ほぼ通年繁殖する。 新生子は１〜２週間草の間に身を潜めている。 生後１〜２か月で真っ直ぐな角が生え、生後１年ほどで曲り始める。 幼獣の体色は濃淡はあるものの模様はない。
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