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雌雄(しゆう)同色(どうしょく)で人が住んでいるところに住んでいるおなじみの鳥。
背は褐色で黒い縦斑(たてふ)があり、翼には細い2本の白帯がある。
顔は白く耳羽(じう)と鰓(えら)は黒い。尾は淡褐色。
幼鳥は全体に色が淡く、頬(ほお)の黒斑は不明瞭(ふめいりょう)。
声はチュンチュン、ジュジュなどと鳴く。
ユーラシア大陸に広く分布する。
日本では最もよく見られ、全国的に留鳥として人家付近に住む。
地上で穀類や草の種子などを食べる。
稲の虫なども食べるため益鳥とされている。
人家の軒先や屋根の隙間などに営巣する。
3月〜8月下旬ごろまでに普通2回営巣する。
わらや鳥の羽などを運んで巣を作り、ヒナを育てる。
繁殖期には昆虫類をたくさん取る。
秋冬にはアシ原や草地などに大群でいて、大木や竹やぶをねぐらとする。
夕方には多くの個体が集まって騒がしくなり、地域によっては騒音問題にもなっている。
最近では建物に隙間がなくなり、市街地では数を減らしている。
ある日、友人から「うちの庭に珍しい鳥が来ている。」という電話があった。
カメラを持って急行すると、そこには白いスズメがいた。思わずパチリ!
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