オスメス同色で、背と翼の上面は石版灰色で、翼の先端は黒くて白斑がある。翼の前縁及び後縁は白く、体のほかの部分は白い。クチバシが黄色で、下クチバシの先端近くに赤い斑点があり、足は淡紅色。クチバシと足の色はセグロカモメ、シロカモメなどと同様である。冬羽では頭部に褐色の細かい斑点があることも大型カモメの共通である。若鳥は褐色の体に黒褐色の斑紋があり、初列風切羽は黒褐色で、尾の先には黒褐色の帯がある。クチバシは黒く、足は淡紅色。成鳥になるのには4年かかる。クーウ、ガーウと鳴く。 カムチャッカ半島から本州北部で繁殖し、冬には中国沿岸まで南下する。日本には主に北海道で繁殖し、少数は本州北部でも繁殖している。冬には南下するが、北日本に多く、本州中部以南は少ない。海岸や河口、湾などに生息する。食性は雑食性で、動物の死体、魚のアラ、ゴカイや昆虫まで食べるが、繁殖地では他の海鳥の卵やひなを襲って食べることもする。冬には銚子漁港にセグロカモメに交じって渡来するが、セグロカモメかオオセグロカモメか見分けるのは難しい。セグロカモメは背と翼が青灰色で、翼の下面の黒色部が少ない。 |
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オオセグロカモメ1 | |||||||||||
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オオセグロカモメ1 オスメス同色で、背と翼の上面は石板灰色で、翼の先端は黒くて白斑がある。 体のほかの部分は白い。 クチバシは黄色で下クチバシの先端近くに赤斑があり、足は淡紅色。 カーウ、ガガガガなどと鳴く。 |
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オオセグロカモメ2 | |||||||||||
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オオセグロカモメ2 日本では主に北海道で繁殖し、冬は南下するが、本州中部以南では少ない。 関東では千葉県の銚子港に飛来している。 食性は雑食性で、海獣の死体や魚のアラなどを食べる。 繁殖地ではほかの海鳥の卵やひなを食べる。 |
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