オスメス同色で、クチバシは細くて、足は長めの小型のカモメ。 背と翼上面は淡い青灰色で、外側の風切は白く、初列風切の先端は黒い。夏羽では頭部が黒褐色になり、目の周りは白い。 冬羽では頭、胸、腹、尾は白く、側頭部に黒褐色の斑がある。足とクチバシは赤い。若鳥の翼は淡味があり、翼の上面や尾に黒い線がある。ギューイギューイと鳴くが、ウミネコより細くしゃがれている。 ユーラシア大陸の広い範囲で繁殖し、日本には冬鳥として全国の川、河口、湖沼、海岸などの水辺に飛来する。最も内陸まで飛来するカモメで、海岸から数十キロも入った川岸で姿が見られる。水上に群がる姿は白い花が咲いたように見える。 古くから詩歌に詠まれて登場するミヤコドリはこの鳥で、東京都の鳥にも指定されている。雑食性で何でも食べる逞しさを持っている。 以前東京湾の埋め立てをするため東京都のごみ捨て場であった新夢の島には大群でごみをついばむ姿が見られた。最近では各地で餌付けされて、個体数の増加が報告されている。 日本を去る4月中旬ごろには頭が黒く頭巾をかぶったようになる。 名前の由来は入江のカモメ(入りカモメ)からユリカモメに転じたといわれている。 |
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ユリカモメ1 | |||||||||||||
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ユリカモメ1 オスメス同色で、クチバシは細く、、足が長めの小型のカモメ。 背と翼の上面は青灰色で、初列風切羽の先端は黒い。 クチバシは赤く、足も赤い。 雑食性で、数を増やしている。 |
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ユリカモメ2 | |||||||||||||
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ユリカモメ2 日本では冬鳥として飛来し、河口から最も内陸部まで飛来する。 群れで飛来し、白い花が咲いたように飛ぶ。 飛ぶ姿は美しいが、食性は雑食性でごみなどもあさる。 繁殖期になると、頭が黒く頭巾をかぶったようになる。 |
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