小型のカモメでユリカモメとほぼ同じぐらいの大きさ。足は短く黒い。全身は白く、背と翼の上面は青灰色で、翼の先端は三角形に黒い。翼の下面は先端の黒色を除いてほとんど白い。夏羽では頭部が白い。クチバシは黄緑色で、冬羽では後頭部に黒褐色の斑が出る。若鳥では飛ぶと翼の上面にM字型の黒い線が出る。北極圏の海に面した岩礁に巣を作って繁殖し、非繁殖期には陸地から遠い外洋で生活し、内湾には滅多に入らない。日本には冬鳥として飛来するが、日本南部には少ない。北海道北部では夏にもみられるが多くは若鳥である。関東では銚子港などに飛来する。岸から離れた海上にいることが多く、見れる数は少ない。船で少し外洋に出ると多数群飛しているのが見られる。海上で魚などを飛びながらひっかけるようにして捕えて食べる。名前の由来はカモメは4本趾だが、ミツユビカモメは3本しかないように見えることからこの名が付いた。 |
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ミツユビカモメ | |||||
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オオセグロカモメ1 オスメス同色で、背と翼の上面は石板灰色で、翼の先端は黒くて白斑がある。 体のほかの部分は白い。 クチバシは黄色で下クチバシの先端近くに赤斑があり、足は淡紅色。 カーウ、ガガガガなどと鳴く。 |
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