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| 曹 洞 宗 宗 歌 大内青巒居士作詞 花の晨(あした)に 片頬笑(かたほえ)み 雪の夕べに 臂(ひじ)を断(た)ち 代々(よよ)に伝うる 道はしも 余所(よそ)に比(たぐ)いは 荒磯の 浪(なみ)もえよせぬ 高巌に かきもつくべき 法(のり)ならばこそ |
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| 平成21年寒行托鉢 山形曹洞宗青年会最上支部 |
| 「教外別伝 不立文字 以心伝心」とは、「教えのほかに別に伝え、文字を立てず、心をもって心に伝う」 −− 「教外別伝」とは、教えの外に伝えるものがあるということです。古人もお経をよんだり、語録を拝読研究しつくして、のちに学問では解決ができずに禅に入っていったのです。法句ひとつわからないようでは何十年坐っても本来の坐禅にならないでしょう。その意味では経典・語録は大切です。しかし、経典・語録を学ぶだけでは仏心の心髄はわからないのです。 私どもは日常生活でも指をさして物を示します。たとえば、月(真理)を指さして「あれが月だよ」というようなものです。この場合、月とはあくまで指の示す方向にあるのであって、指が月(真理)なのではありません。生死不二の立場からすれば、天空の月が実月で池の水に映った月影は陰で・・ということでもありません。「水中に月を捉ういかでか拈得せん」という禅語がありますが、水の中に映った月、これをどう捉えるか −− そこが「教外別伝」です。 ある和尚曰く「禅師の話はまわりくどい、法華経もそうなんだが・・」。たしかに「法華経」はくり返しくり返しのたとえ話ではありますが、推理小説を読むような気持ちで読んだのでは法華経の本旨はわかりにくいでしょう。説法とは難しいものです。何も言わなければ「さっぱりわからない」と言われる。主旨説法では「説明がたりない」と言われる。しかし、丁寧な説法では「説明が多すぎてくどい」ということになる。 白隠禅師も少年の頃「法華経」を読んで、このようなものが経中の王というならば、世間の小説、講談、浄瑠璃本に至るまで経中の王であろうと言って「法華経」を笑って捨ててしまったという。後世、寺持ちになってから「法華経」を読み直して夜更けまで読んでおったところ、忽然として法華の妙体を悟ったという。こんなありがたいお経を、なんで今まであなどって捨ててしまったのであろうと号泣したと伝えられています。 −− 法華経も禅師のお話も、譬喩を説くということは、それを媒介として「深い道理」を知らしめ、法華一乗の高い立場に誘引しようというものであるはず。妙法の世界や真如の世界とは具体的に示すことは難しいものでしょう。丁寧であっても何か具体的なことが書いてあれば、結局それだけかということにもなってしまう。仏法の心髄とは説法でもなく哲学でもない。仏法そのものの本質を具体的な言葉で述べられるはずはないのです。しかし、その具体的でないところにおもしろさや有り難さがある。人間の相対的な感情にもとづいて判断するかぎりは「法華」の世界からは遠くかけ離れてしまうのです。 仏教の教えでは「心」の分析が非常に緻密で、あくまでも学問的に「心」を分析しようとする学派もありますが、禅宗では学問的な「心」の分析は二の次にします。いわゆる、「不立文字」の仏法とは我々の身体の動かし方の問題であり体感的な学びです。「公案」にも本来は模範解答というものはないのです。かりに模範解答のようなものがあったとして、それをいくら諳んじても「行」が無ければただのオームみたいなものです。 禅宗では「嫡嫡相承」(てきてきそうじょう)といって、一器の水を一器に移すが如く法を伝えていく、それが基本的な考え方ですから、カラスが白いと言えば弟子はそのまま受け止めるようでなければ師匠に忠実とはいえないし自らの柔軟心は得られない。「カラスは黒に決まっているじゃないか」ととらわれ、こだわっているようでは本当の修行に身が入らないのです。そこで、禅宗では師匠の元で朝から晩まで随時して、一々お小言を言われながら修行させていただくということになっているのです。 道元禅師は、真の体験的修行によって得られた悟りの世界を『正法眼蔵』(しょうぼうげんぞう)として示されました。 上記、曹洞宗宗歌の《荒磯の浪(なみ)もえよせぬ 高巌にかきもつくべき 法(のり)ならばこそ》 という御歌は、道元禅師が鎌倉行化のとき、北条時頼が「不立文字 教外別伝」の意を拝問したのに対し、この和歌を示して答えられたといいます。 その意は「激しい荒波も寄せつけぬほど高い岩に牡蠣貝がついている、仏の教えというのも高くけわしく道を学ぶのに困難はともなうであろうけれども、精進弁道することによって不思議な力が働き、仏性を現前することができる」というような御歌であります。 |
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| 高祖道元禅師さま |
| 道元禅師の略歴 |
| 瑩山禅師の略歴 |
| 孤雲懐奘大和尚 |
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