英雄と犯罪者(8)


 
破滅は、突如やってきた
逃げ帰った1人の仲間
その者は、恐怖を連れてきた
自分達が、忘れていた事実
自分達が、知らなかった事実
それを悟った時にはすでに遅く
対応策は存在しなかった
彼等が気づきもしない内に
彼等が油断していた内に
彼等は、次々と倒された
彼等は、その力を奪い取られた
 
そして、事態は人知れず終演を迎える
ただ1人の存在の為に
そして、かつて在籍した組織の手によって
ほんの僅かな時間で…………
彼等は、存在することを断たれた
 
 
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