KinKi Kids Returns! 2001 Concert Tour in Taipei
   〜「風雲再起 近畿小子 2001 台北演唱会」を見た(ビデオで)。〜

 

台湾コンのビデオが届きました〜。通販です。DVDプレイヤーをいまだ持ってないもんで…111,111本限定のVHSを購入しました。このパッケージデザイン、カワイイです。漢字のロゴとかもシンプルで素敵。曲順表の一枚も入ってないけどね(^_^;)。写真はゼロなんだ。ソレ悲しい。でもビデオの内容はホント、期待以上でした。

最初にジュニアの紹介なんてあったんですねー。舞台上のスクリーンに映っているのはどうやら昨年の冬コンの映像のよう。ぐー、それも見たいぞう。

ああっ、キンキさんの出の衣装があまりに王子だ(@_@)。白に金糸銀糸の縫い取りがきらきらしいなあ。去年の夏コンで見たときはさほど思わなかったのに。やはりアップで見ると印象って変わりますね。にしても、台湾の方々の目には、これらのジャニーズびっくり衣装って、どのように映るもんなんでしょうか。日本人のファッションセンスが疑われないか、ちょっと心配だったりして(爆)。

登場からしてなんだかいろいろ印象的です。光一さんが、燃える心を内に秘めながらも、目に見える現象としては非常に落ち着いてて、汗一つかかねえ(笑)、ってな風情であるのに対し、剛はもー何だか最初っから濡れてるわ、髪乱れてるわテンション高いわ。なんだか卑猥ですらあります。

あの、こんなハイテンションな剛を見たのはワタシは初めてでした。多分。自分でもいろいろ記憶をたどったのですが、生で見たコンサ−ト、映像で見たコンサ−ト含めて、これほど剛が「止まらない!」って感じでハイテンションなのは初めて目にしました。なんかショックでもあったりして(^_^;)。ダンスもめちゃ気合い入ってんじゃ〜ん。何だよ〜(笑)。このへん、国内ファンは複雑な気持ちであります。

冒頭の「硝子の少年」から「愛されるより愛したい」へとメドレーで繋がっていくところのダンスが、相変わらず2人ともキメキメでたまんないッスね。そういえば、昨年の「ポップジャムサマーSP」の中で夏コンリハの様子を写してましたけど、ここの振付を2人で作ってる場面がありましたよね。そうやって2人で考えたものを海外まで持ってってやってるんだなあ〜、なんて思うと、訳もなく「んふふっ」な気分になります。

「ジェロマ」から「青の時代」、そして「夏の王様」へ。ああ、ここまでは自然に頭の中に音楽がメドレーで流れてきます。去年通った夏コンの日々を思い出しますね。「青の時代」では、リフターの上で、間奏中にポヤンと客席を見てた剛が、思いついたようにチラッと手を振った様子が激カワでした。

「夏の王様」って曲もだいぶテンションの上がる曲だと思うんですけど、ここではその次の「KinKiKids Forever」、「情熱」で前半のピークを迎えるという感じ。特に「KinKiKids…」では、客席との一体感がすごかったなあ。光一さんが、その手ごたえに曲終わり頃ちょっと嬉しそうに表情が崩れたのが印象的でした。それから光一さんの「C'mon!」っていう掛け声のタイミングにも脱帽。←変なトコに感心してますけど。だってすっげかっこよかったんですもん。

そして「情熱」へ。こう見ると、ワタシたちが日本のテレビとかで見てた「情熱」ってのは、「情熱」であって「情熱」ではない。そんな気がするほど、これが正しい「情熱」なんだなあと思いましたよ。激しくて、強い。そして剛の腰は果てしなくエロい(爆)。流石段持ち。最近なまくらなようなんで、是非修行に励んでほしいものですね!

「永遠の日々…」の光一さんは、久々にこの言葉を使わせていただきましょう。可憐です。少年のよう。しかし後ろの京劇みたいな人って一体何だったのだらう…?

このビデオ見て、「欲望のレイン」がやっと人並みに好きになりました。前の冬コンのときにも、この曲のダンスには痺れてはいたんですが…衣装がスケシャツ1枚では雰囲気が十分に伝わっていたとはいえないのかもしれません。アジアコンのこの衣装はピッタリ!もともとは夏コンの「やめないで、PURE」の衣装ですけど、そのあとに続くシルエットイリュージョンとの組み合わせといい、違和感ないですね。なかなか構成の妙を感じます。「欲望のレイン」の出だしは、剛が一人で歌ってますけど、光一さんの衣装替えが間に合わなくて、「一人で歌い終えてシンメで踊り出そうとしたら、光一が横にいないからびっくりした」、とかMCで言ってたそうですね。なんかそうやって背中で相方を感じながらやってるって感じがとってもツボです。それから、珍しく歌いながら剛が光一さんの肩に手をかけたりしてましたね〜。

続いては光一さんのソロ、なんですが…ど、どーしましょう!姉さん、「Jearous Train」の光一さんが大変です。←政伸風。サラサラなその前髪の間から覗かせたそのスルドイ眼光!その覗かせ具体は計算づくなのかっ?!…と思わせるくらい、表情の完成度が高いです。出てくるなりハッとしましたね。

でも、剛のソロ曲、「Panic Disorder」に関しては、冬コンの東京ド−ムのほうがよかったなあ、という気がしたんですよね。歌なんて林檎風巻き舌になっちょるし…。当時のほうがこの曲に対する剛の気持ちが、敬虔だったのではないのかなあ。ワタシもあの時聞いてて、あの空間に浸って、不思議と敬虔な気持ちになったもの…。

「Hey!和」は是非ともまたライブでやって欲しい曲だなあ。こういうふうにラフな感じで客をあおる位置付けとして、ポスト「ふらいんぐ・ぴーぷる'99」にしたいですね。個人的には。

続いて「僕の背中には羽根がある」。この衣装、前々から何かに似てる…と思ったら、レボレボの「White Bleath」の衣装に似てるんだ!やっと思い出したよ〜。でも剛さんの首のスカ−フはやっぱり微妙に彬チックですね(笑)。でもねえ、こんなの似合う方がどうかしてるよ。どうして光一さんたらこういうのでも似合っちゃうかなあ。

こ、光一さんの腕がぁ〜!の「Be Cool」。腕がカッコいいって言い方も妙ですけどもネ。ただでさえ破壊力のある曲なのに、ノースリーブでやられちゃあ、光一さんの腕フェチのワタシなんてひとたまりもありません。ひれ伏すしかないって感じ(笑)。気合いが入る余り「ちょっと鼻がふくらんでる(by剛)」ところもたまりませんね!

剛の「みちのくひとり旅」は、これまた大いにバカバカしくていいですねえ。斬られて「…アイヤー」とか言ってるのも、サビの一番いいとこなのに、「♪たとえ〜…」ってだけ歌ってコントに夢中なのもおもろかったッス。よく見ると最初マゲ結ってたゴムを手首にかけて歌っているのが、なんか細かくてツボでした(笑)。

次も光一さんソロ…「幻炎」。「ジェラス…」では前髪をバサっとして登場したのに、ここではきっちり分けてきます。そういう使い分け、意識的なのかそうでないのかはわかりませんが、なかなか巧みです。決して動きが激しい曲ではないんですけど、その分神経を使うんでしょうねえ。光一さん、「虫が入るよ?ってくらい目を見開いている(by剛)」。アレはきっと瞳孔も開いてるな(笑)。「見開いている」とか「ふくらんでる」とかは、どちらも先日のフィルムコンで剛が言ってたコメントです。光一さんのことよく見てますねえ。

しかし「幻炎」で櫓からの飛び降りスタントありーの、剛ソロ「君に会えた十二月」って展開はかなりゴーイン(^_^;)。いいけどさ。この曲の剛にはワタシ壊れました。なんだろう?その胸元の色気は。い、いろっぺー(@_@)。インナーなんてただの白のタンクトップなのに〜。中年のお父さんが着てたら「ランニング」とか言われちゃうシロモノなのに〜。いかーん、たまらーん。じーっと見てるとあまりに自分が人間として失格になりそうで、思わず早送りしてしまいました。ハァハァ。←最低。

ここからラストに向けて走り出すって感じですね。「Rocketman」では光一さん、「幻炎」の衣装のまま登場。「みんな飛んで跳ねて一緒に○×□@!!」ってちょっと何を言ってるのか口が回ってなさげ(笑)。しかしライブで光一さんにこんなアオリされたことなんてないかも…。されてー!飛びてー!ってテレビの前で叫んだねワタシは。やっぱりビデオより生がいいよう。やっぱりアジアコン行きたかったー、って一番強く思った場面でした。

さらに2人ともネジが2、3本とんだ感じに壊れてきて、「あの娘はSo Fine」。こーゆうロックで後半力づくで盛り上げるのって、ジャニーズ黄金パターンでもありますね。何だか懐かしい気がしたりして。だってもう、日本では「あの娘はSo Fine」でここまでは盛り上がらないと思う。客が慣れちゃってるというか、やっぱ少々古い感じがしちゃうから。海外では新鮮さを失ってないんだけどさ。なんだかちょっとさびしい…。

ラストは「雨のMelody」。しかも大好きな2000年夏コンバージョン。最後にフォーメーションでキッチリ踊ってシメるというのは、なんかジャニーズとしてとても正しい気がする。ともすれば最近はバラードでシメたり、ロックで盛り上げてラフな感じでシメたり、ってカタチにはまりがちだけど、敢えてこういうふうにシメてくれると逆に新鮮です。

もうアンコールですね。「フラワー」と「このまま手をつないで」。Wアンコールで「このまま…」のイントロが聞こえてきたときの、胸がいっぱいになる感じって、キンキファンじゃなきゃわからない幸せですよね。ああ、いいなあ…(ウットリ)。でもこの曲をバックにしてのMCダイジェスト映像なんて流してほしくなかった。生殺しとはこのことよ。光一さんがなんでこんなメロメロな表情をしているのか、剛がなんであんなふうに笑っているのか、ダイジェストでは全然わっかんねーんですもん。そこに至るまでのベシャリが聞きてえんだオレは(T_T)!…ガラ悪くなったり泣いたりうるさいッスね。すいまへん(^_^;)。

最初はなるべく期待せずに冷静に見てたつもりですが、最後に行くにしたがって、「行きたかったぜコノヤロー!」とクダの一つも巻きたくなってしまうような、良いビデオでした。いやはや。

 

01年9月6・7日注釈日記改
以 上