KinKi Kids Dome Concert - Fun Fan Forever -
2002.12.31→2003.01.01 at Tokyo Dome




30日に仕事納めのワタシは、大晦日に東京に向かっていました。東北新幹線からは、さいたまスーパーアリーナがよく見える。そうか、今日は猪木軍の試合があるんだなあ。黒背広に腕章軍団が、警備の打ち合わせみたいな感じで集まってミーティングしているのがチラっと見えました。…って猪木軍レポってどうする。今日は1年ぶりのキンキコンじゃないですか。今回は東京ドームホテルに宿泊。先週から風邪を引き続けており体調最悪だったため、直前まで寝てまして、開演20分前くらいにホテルを出ました。それでも間に合うのは嬉しい。けど、エレベーターに乗るのにすら何分も待たされるのは考えものなホテルだなあ…。


早速開演。ビジョンにはベタに「K」「T」と書かれた服を着たキンキさんのアニメが映し出されます。キャラデザはJフレの「明日が聴こえる」みたいな感じですね。アレほど剛さんのマユゲは太くなくなってましたけど(笑)。そのストーリーをおおまかに。〜宇宙遊泳する2人。宇宙服なんて野暮なものは着てません(笑)。するとそこに彗星がぶつかってきて、2人はとある星に不時着。剛はその乾いた土地に種を植えますが、芽が出たもののすぐ枯れてしいます。涙する剛。それを見て後ろから剛の肩に手を置く光一(この演出…ツボ…)。すると剛の涙で芽が生き返り、「ジャックと豆の木」みたいにぐんぐん伸びて、宇宙空間を突き抜けて東京ドームへ達する。それをつたってキンキさんもやってくる〜、というようなものでした。セリフは一切ないのですが、オーケストラっぽくアレンジされたキンキのシングルメドレーが、「青の時代」〜「硝子の少年」〜「フラワー」〜「solitude」と流れてストーリーを盛り上げます。空中にはリモコン操作のちっちゃいUFOも2機飛んで(以前は飛行船でしたけど)、とってもファンタスティック。ファンタスティックちゅうか、「愛・友情・勝利」ちゅうか、「少年ジャンプ」ちゅうか(笑)。剛さんのあのけだる〜い感じのソロコンの後では、妙にお子様仕様な感じにもとれてしまう。剛さんは「KinKi Kidsとして守りたいもの」を挙げるとき、「夢とか希望とか」ということをよく口にするけれども、そんなにファンは夢とか希望とか、彼らに望んでいるのかなあ。キンキを一番神聖視してるのは本人たち自身なんだよなあ…なんて取り留めないことを考えていると、「カナシミブルー」のイントロが流れてきて、バックステージ*から発破と共にキンキさんが登場します。
*注…正面のメインステージに向かい合うようにある、アリーナ最後方とスタンドの間に設けられた小さなステージ。




 

最初の衣装は真っ赤なガウンで、襟に合成に羽根が沢山ついており、とっても光一さんにお似合い。常々ワタシは「光一さんにはファーが似合う」と思っていたんですけど、そうじゃない。光一さんには羽毛が似合うのね。羽毛っつか羽根。ケモノじゃなくてトリね。ちなみに剛はふわふわのケモノのファーの方がお似合いだわ。で、その剛さんも光一さんと同様の衣装でしたが、シルバーのテンガロンハットみたいなんを被っておりました。これは昨年同様。でも昨年に比べたらやっぱり顔はスッキリしましたね。よ、よかった…(笑)。早速バックステージから外周を回る移動ミニステージ(セリ上がり機能付き)で、光一さんは左方、剛は右方をぐるっとめぐり、歌いながら正面ステージへ。正面に着いたあたりで光一さんの例の「イェヘー!」が聞けてテンション上がりました。生イェヘーだわっ。「カナシミブルー」は、生で、2人で、そして踊りまくりで見るのを楽しみにしてた人がそりゃあ多かったことでしょう。ワタシもその一人だったわけですが。しかし、中盤でじっくりフルコーラス魅せる、という選択肢ではなく、今回のラインナップの中でも新味があってかつ最もキレの良いこの曲で、ライブを一気にドライブさせようとした。ここに今回のコンサートの全てがあるのではないでしょうか(とっても大ゲサ)。後でキンキさんも言ってましたが、今回のテーマは「一体感」。客を乗せようとアタマからキンキさんは針を振り切ったハジケようです。光一さん、「カモン!」って客を煽る煽る。クールなままじゃキンキに失礼だ!とドームにいた誰もが思ったです。思わなきゃ嘘だ。


「みんな○▲×◇☆!!!」(正直何と言っていたか…)と叫ぶようなご挨拶が入って、正面ステージに2人並んで「キミは泣いてツヨくなる」。1999年夏コンのオープニングを飾ったダンスが復活!勿論あのイントロのぴょんっっ、っていうジャンプも健在。可愛らしさは流石に低減しているけど(笑)。ワタシはサビのとこの腕のフリとかもアイドルちっくで好きですね。ダンスのテンションはしょっぱなから、いやしょっぱなだからなのかとっても高い!しかし、光一さんは「♪わたしもあそこにいたの〜、やばいみられていたのかっ」ってな、とってもわかりにくいところを客にふって薄いリアクションを返されてました(笑)。気の毒だがそれは仕方ない気もする。


剛だけステージに残り、正面の花道に出てきてダンスソロ。ブレイク系で抑制的ですが重厚に魅せます。31日はちゃんと踊ってたんですけど、元旦は踊らず、音がジャン!と鳴るたびに、客席に向かってちゅぱっ、ちゅぱっと投げキッスをしておりました。…何やっとんねん(笑)。音終わりで剛がステージ右方を指差すと、指からレーザー光線がビビーッと発射され、正面ステージの右3分の1ほどを隠していた巨大な幕が落ちます。すると階段状に組まれたセットのトップに、ダンサーを従えた光一さん。衣装は青いロングジャケット。赤を基調とした照明に、神殿風の柱作りで「SHOCK」の一場面のよう。「ハルカナウタ」の1番をソロ状態で歌い踊ると、間奏部分で、光一さんのいるステージ右から左方に向かってまるで導火線のようにバン、バン、バン、バン、バーン!と発破。これが音楽とタイミングバッチリで、めちゃかっこいい。最後の発破で右と同様に左方の幕も落ち、FIVEを従えた剛が登場。剛も光一さんと同じ衣装で、もう帽子は取ってますね。こちらは青を基調とした照明で、いかにもバンドセットって感じ。三日月のようなオブジェも上方にしつらえられております。ステージの作りを右=光一サイド、左=剛サイドっていうふうに分けたんですね。そして真ん中はKinKiKidsということなんでしょうか。なかなか面白い趣向。ステージをコンパクトに区切ることで視線が集中しやすい感じもしました。花道も真ん中1本しかなかったし。なんか今回は一つ一つのナンバーがクリアーに見えたというか、輪郭がハッキリしてたような気がするんですけど、このセットのせいかもしれないですね。剛の手にはエレキで、大サビ前の♪もおっと〜、っていうバリ高音から歌いだします。ほんとこの曲キー高い!パクなのもしょうがない。つーかパクってわかっててもトリ肌もんです。大サビで2人、中央で背中合わせになって歌います。歌が終わると、後奏部分は光一さんがダンサーを従えて踊る横で、剛はサポートメンバー状態。なんか「仕えてる」って感じでいたくツボでした。←すいません歪んだビジョンで…。続いて衣装をガっと脱いで「HONEY RIDER」。花道をずんずん2人で進んできて、花道先端の円形の2段階せり上がりステージ(回転機能付き)まできてさらに歌います。2人ともいい意味でバカんなってます。それに圧倒される感じで、ここまですごいあっという間でした。


ここでMC。まず花道先端で「堂本光一です」「堂本剛です」とご挨拶した後、ぽてぽてと2人、花道を歩いて喋りながら正面ステージに戻ります。




<12・31>

光  あともうちょっとで2002年も終わってしまいますが、キンキキッズコンサートに来ていただき、誠にありがとうございます。ほんとにね、老若男女、お忙しい中来ていただいて、ありがとうございます。
剛  ありがとうございますー。
光  スタンドの方もね、…豆粒みたいに見えるやろ?でも近くで見ても同じ大きさやから。キンキキッズ小さいからね。えー、今回のライブは、一体感というのテーマとしておりまして。僕らのコンサートって、まあショウアップされているとはいえ、自然にやってるんですけど、こう、作り込んだ感じにみえてしまうというか、じーっと見てる人が多いもんで。アリーナ席も、スタンド席もみんな一つになろうよっていう。
剛  光一くんがね、正直、今「SHOCK」で頭いっぱいでしょ? ←と肩に手を置く。
光  (苦笑) ←この苦笑がカッコいいんですが(笑)、でも実感こもってる感じでした。そんなに大変なのか…。
剛  だから、ああいう作り込んだものをやる一方でね、コンサートは、なんていうの、光一くんの素の部分も見せていきたいなって思ってね。ラフな感じで。音楽を感じるままにね。
光  キンキキッズの曲って、「聴く」感じの曲が多いんで仕方ないんやけど、でも、今日は盛り上がっていきたいなと。
剛  泣きたかったら泣いていいし、笑いたかったら笑っていいし。あ、オレね、コンサートのとき「青の時代」歌ってて、なんや知らんけど泣いてもうたことあるわ。♪吹きぬ〜ける、ううっ…って(笑)。ふふふ。それぐらい、オレらが曲にうわーって入り込めるぐらい、お客さんもこっちに来てほしいね。家にいるようにのんびりしながら、でも激しく。
光  難しいなあ(笑)。
剛  今年最後の大事なライブですからね。
光  そうですよ。23歳最後ですよ。それではこれから、僕達のデビュー曲の「硝子の少年」を歌いたいと思うんですが…じゃあ赤西くんと亀梨くんを呼びましょう。

2人が白いジャケットを持ってきてキンキに着せます。が、赤西くんは光一さんの衣装を着てきて、その場で脱いで着せます。

光  デビューの時の衣装はこの腕のところが透けてたんですけど、出世してちゃんと布がつきました。…だからオレの衣装をあっためんなっつの!うわ、あったけえ(笑)。それになんやええニオイがする。赤西くんええニオイするよ。

剛は亀梨くんに衣装を着せてもらうと、ステージ奥に膝まづいてスタッフと化し、亀梨くんがどうしたらよいものかとウロウロしてます。

光  アレ?剛、いつのまにオレンジの衣装に。ま、ええわ。剛、なんかオモロイこと言って。

光一さんにイジメられ困る亀梨。剛に助けを求めると、初めて気付いたかのようにハッとした顔でステージ真ん中に戻ってきます。

光  ひゃはは。オマエはほんま細かい。おもろいなあ、剛は。 ←正直お客さんはコレのどこが面白いのかサッパリわかりません(笑)。

光  ということで、「硝子の少年」ですが、コンサートで皆さんもよくやってくださるんですけど、イントロでぐるぐる腕を回すところがあります。内巻きよ。ここを皆さんがめちゃめちゃ回してくれないと、いつまでも同じイントロが流れることになりますから。それから歌に入る前に「つよしー!」「こういちー!」と叫んでくれないと、僕ら歌いません。ちょっと回してみてください。
剛  回してくれないとね、♪あっめーが、が、♪はっれーが、になります。意味わからんことになりますから。


「硝子の少年」がスタート。ステージ上では、キンキさんが3倍速ぐらいの速さで必死こいて腕をぐるぐるまわしております。客も回しますが、ビジョンには「もっと!」「がんばって!」の文字が(笑)。2回ぐらい繰り返してやっと通常イントロに入れました。しかし万本単位のペンライトがぐるぐる高速で動くさまは圧巻。ついつい客席側に見とれたワタシです。剛の歌の出だしはすんなり入ったけど、光一さんの歌前ではちょっとコールが小さくなってしまい(多分忘れてた人もいる)、光一さんが歌うのを止めかけたのですが、なんとか持ち直して続行。♪君が悲しい〜、のあと、「ありがとう!」とサワヤカに言っておりました。こういうトコ、王子っぽーい。




<1・1>

光  みんなあけましておめでとう!キンキキッズの堂本光一です。
剛  あけましておめでとう!キンキキッズの…堂島孝平です。
光  いや。
剛  キンキキッズの…堂珍です。よろしくお願いします。
光  堂は堂やけども。
剛  それでは、改めまして、及び、あけまして、及び、改めまして、何回か改めまして、キンキキッズの堂本剛です。 ←どーでもいいトコですけど、剛さんがノってるなあーってのがすぐわかって嬉しい自己紹介でした(笑)。

光  へっぷし!
剛  アナタね…後でも言いますけど、失礼ですよ。コンサート中ですから。なんかお祓いしてもらってるときも「へっぷし!」ってやってたでしょう。
光  (笑)。ああ、親子席には小さいお子さんも沢山来てもらってね。そこ、カップル?ヒューヒュー。
剛  なんやねん。そんな、キミらがいい感じになるようなラブソングなんてこの後歌いませんからね。
光  まあまあ、いうたらオレらもカップルやないか。
剛  …違うでしょ。パートナーでしょ。そんなこと言うとまたキンキキッズ、ホモジャンルにジャンル分けされてしまいますよ。

光  男性も結構いますね。
剛  じゃ、男性だけで「こういちー!」って言ってくれます?

予想を遥かに上回る野太い「こういちー!」コール。キンキさんも少々ビビっております。

光  すげえ、「聖子ちゃーん!」みたい。
剛  「まっちー!」。
光  「か〜ごちゃ〜んで〜す!」(笑)。
剛  キミらほんま会場間違えてへん?大丈夫?

光  今回のコンサートは「一体感」をテーマにしておりまして。みんなに盛り上がっていただきたい。もう永ちゃんのライブみたいにね。♪のぉ〜ってくれぇ〜、あ〜は〜ん、でタオルでなくて子供投げるくらい。…絶対ダメよ(笑)。
剛  次の日の新聞に、「キンキライブで子供投げる」とか書かれてしまいますから。
光  そのぐらい、ってことで。僕らのコンサートって、こうじ…っと見てる人多いでしょ。
剛  ケンカしてる猫か、いうぐらいね。それか、浮気を見抜いた妻か、みたいに。
光  「SHOCK」の時なんか最前列で双眼鏡で見てる人がいましたからね。一体何を見とんねんっていう(笑)。
剛  それはね、肉眼で見たほうが絶対トクよ。
光  アレはビックリしたなあ。
剛  だからね、今回はみんなで盛り上げていこうと。キミ今「SHOCK」で大変でしょ。だって、リハで「おはよ〜ございま〜す」って普通に稽古場に行ったら、キミがね、第一声に「あかん。アップアップや」って(笑)。「やばい」って(笑)。だからボクはどうしたらいいのか、いろいろ考えたわけですよ。その結果、頭もこんなふうに(半分金色に)なってしまったわけなんですけども。で、今までのキンキのコンサートに欠けてたものは何かといったら、一体感だなと。
光  東京ドーム、これだけ広いですからね、なかなかどんなアーティストでも一体感を出すのは難しいと思うんですけど、そこを敢えてやってやろうやないかっていう、キンキキッズのファンもやるやないかってとこを見せてやりましょう。

剛  J-FRIENDSの曲とかさ、自分がレコーディングしたイメージしかないから、出来上がってきたの聞いたときにビックリすることあるよな。急にガイジンさんの「○▲×◇☆〜〜〜」とか聞こえてきて、「うわっ」って(笑)。「ああ、そういえばこの人参加してくれはってんな」とか。でも一番ビックリしたんは、「Children's Holiday」。
光  J-FRIENDSの最初のシングルで、マイケル・ジャクソンが作ってくれた曲なんですけど。これがすんごいキー高くて。A#とか、女声のキーみたいな音が出てくんねん。すごいレコーディングで苦労してな。
剛  長野くんなんて、喉から血ィ出したからね。
光  実話よ。
剛  それぐらい苦労したのに、マイケルが自分でトラックダウンしたい、いうから送って、出来上がったの聞いたら…子供の声になっとんねん(笑)。全然違うねんもん。ビックリするわ。♪れっつしんがそほ〜ん、とか。 ←何故剛はアッコの歌がそんなに上手いのだ。
光  それは入ってないけどね(笑)。
剛  ♪う〜た〜ひ〜ま〜しょほ〜…♪No More、悩み無用〜
光  …悩むっちゅうねん!  ←オレこの日のMCで一番面白かったのココ(笑)。
剛  ぷふ。悩まんでも。まあね、いつつるっといくかわかりませんからね。ボクがつるっといくかもしれないしね。

剛  とにかく今日は、今日しかない、僕たちと、キミたちでしか作れない空間を作ろうゼ…(遠い目)。
光  …今すっごい満足してるよこの人(笑)。すっごい満足げ(笑)。キミはホンマにおもろいなあ。なんか、水槽の中に入れておきたい。  ←つくづく光一さんとは意見が合うなあ(笑)。

光  僕らもデビューして…5年だっけ?何年?(と客席に聞く)…「わかんない」って言われた(笑)。97年だから、98、99、100、101、102…今度6年目に入るわけですね?ま、どうでもええわ(笑)。
剛  6年ぽい感じ。
光  キンキキッズ組んでからはもう10年以上になるわけですけど。
剛  前はね、ラスベガスのほうで活躍して。再び近畿地方に来てね、でジャニーズ事務所に呼び戻されたわけですけど。で、長ちゃんとかイノッチとかと取材受けたりして、このままいくんかなーと思ったら、長瀬がTOKIOになり、イノッチがV6になり。
光  その時にはもうKinKiKidsというグループはあったわけですけどね。
剛  でもCDデビューってのはね、もうせえへんのかなって思ってたんですよ。だからもうずっと「たよりにしてまっせ」だけ歌たるわ、とか思ってたんですけど。急に「デビューしちゃいなよ」って。「しちゃいなよ」って(笑)。「あ、ジャニさん、オレ明日からデビューするから」みたいな、そんな気軽さですよ。
光  今からそのデビュー曲の「硝子の少年」を歌いたいと思います。やっぱり「硝子の少年」といったら白い衣装ということで。赤西くんと亀梨くん、持ってきて。だからあっためんなよ衣装を(笑)。アレ?剛、いつのまにオレンジの衣装に。ま、ええわ。剛、なんかオモロイこと言って。
亀  …ドゥーン!
剛  …良かったよ。でもな、ほんまはな、「ドゥーン」やなくて「ダゥーン」やねん。「ド」と「ダ」の間の音やねん。
光  何を教えとんねん(笑)。

光  ということで、「硝子の少年」ですが、イントロの部分で腕をぐるぐるぐるぐる回すところがあります。ここを皆さんがめちゃめちゃ回してくれないと、いつまでも同じイントロが流れることになります。ちょっと回して見て下さい。
剛  ゆうたら別の歌歌いますからね。♪さっめーが、泳ぐ、バスストップ、とか。♪さっめーが、泳ぐ、タンクトップ。ぷふふ。
光  何にも関係あれへん(笑)。
剛  シャークやからね。じゃあ、今日だけ、この歌詞で歌おっか?あのー、どこかで山下達郎さんや松本隆さんに会うことがあっても、言っちゃダメですよ。「あいつらしょうもない替え歌してましたよ」とか。
光  じゃあ僕は、♪ゆっびーに、光る、浮き輪、って歌いますよ。あと何かもう一つ欲しいなあ。
剛  ♪みらいごと、うりわたす、きみが…カメナシ〜
光  (笑)。
剛  んふふっ。だってさ、オレらがさ、SMAPのコンサートで、♪S、M、A、P、ツヨシ!歌われてるようなもんやからね。
光  ここだけやで。こんなこと。
剛  達郎さんに知れたら、「キミたちねえ…(と甲高い声で一応マネる)」
光  似てへんけど全然似てへんとも言えんような…微妙やなあ(笑)。それでは「硝子の少年」、(改)


最後「カッコ、改!」って付け足した光一さんがかわいかったです。ぐるぐるぐるぐる回した後、ホントに歌詞変えて歌ってくれました。盛り上がりましたねえ。「硝子の少年」のこんな大合唱を聞いたのも久々な感じがしました。




 

「硝子の少年」の次は、意外にも「kissから始まるミステリー」。剛だけ残ってソロで歌います。こう聴くと剛さんの歌声は、変わったようでコアな部分は変わってないなあ。振り付けもオリジナルのまま(だと思った)だし、うわーん、なんか嬉しい(T_T)。正面ステージのセリ上がりの上で歌い終えると、ちょっとダンスソロが入り、ステージ下からセリ上がってきた光一さんと入れ替わって、今度は光一さんが「愛されるより愛したい」をソロで。いやー、CD出た当時より全然歌上手くなってるよー。ダンスは多分全部変えてて、終わりの後奏のトコだけオリジナルの振りで踊ってたと思うんですけど、この部分が前と同じなのにもうなんか違う振り付けみたいに見えました。キレが全然違う。もうターンとか何回まわるのよ?ってくらいくるくるくるーっと。2人ともちょい懐かしナンバーだったにも関わらず、一方は「変わんないなあ」、一方は「変わったなあ」という印象が残ったのは面白いですね。見る人によって全然違う感じ方をしたんだろうとは思いますけど。


剛が出てきて、2人で「ライバル」を。衣装はカウントダウンでも着てたオレンジに黒のラインが入ったスーツ。この曲、「歌詞があざといなあ」とは思いましたが(笑)、CDでは「ふーん」というぐらいの感想しかなかったんですよね。でも、ライブで聴くと声がすごく迫ってきて迫力がある。かつ渋い。歌唱力ないと聞かせられない曲ですね。「ハルカナウタ」でも同様のことを思いました。正面ステージの細長いセリに2人で乗って歌うのですが、最後、その台上から光一さんはバク宙、剛はロンダートで一緒に飛び降りてシメ。おおっと、こういうアクロバティックな演出、なんだかとっても懐かしスィ。ここで衣装替えのための暗転&ジュニアのダンスコーナー。たぶんキンキがそこにいるように見せかけといて、衣装替えしたキンキが別のトコから出てくる…といった演出だったと思います。




 

で、出てきたキンキの格好といえば!光一さんは、金銅色のキラキラのジャケット(アイバちゃんに「遠くから見ると、服かどうかもわからないぐらいキラキラ光ってました」と言われていた)。演歌歌手みたいに見えなくもないが、たぶん「サタデーナイトフィーバー」あたりを狙っているのだろう。剛はデッカいサングラスに、赤のラメジャケット、金色のパンツに、ベレーみたいなこれもラメの黒帽子。そして手には白手袋!ここまできたら、やりたいのはディスコ・クラシックスなんだとわかりますね。特に剛さんにはああいうファンキーなダンスが似合うと思っていたので、こっから始まるディスココーナーはほんと楽しかった!ああ、思い出すだにまた見たい!まず「クラップヨォヘェンズ!」と光一さんの掛け声あってから、「One Fine Morning」。かっこいい曲ですねえコレ。2人でバリバリのロックダンスも披露してました。キンキさんはジャズ系が多いから何だか新鮮。ナカイくんみたいだわっ(笑)。続いてこれもファンキーなアレンジになった「Hey!みんな元気かい?」を歌いながら、花道を前に進んでいきます。先端のステージに達すると、「ツー、スリー、フォー!」でさらに畳み掛けるように、気持ち重たいリズムで「Hold on I'm coming」へ。すんげえ横ノリ。かっこええ〜!気持ちええ〜!剛さんフェイクしまくり、ファルセットでハモりまくり。周りで踊ってるジュニアすらとってもかっこよく見えました。←オイ。だんだんリズムが早くなってって、ボルテージが最高潮に達したところで、すっと「スッピンGirl」へ切り替わります。♪アーイムカミーン、(四分休符)(八分休符)、ウェーティンフォーヨモーニサンシャ…、って感じ(笑)。するとこの冒頭英語詞がビジョンに出て、何回も何回もここの音だけが繰り返し流れます。「歌え!」ということらしい(笑)。Bアル出た時点でワタシは憶えてましたが(こんなとこで自慢気が自分が哀れだ…)、どうでしょう、♪えに、うぇええ〜(any way)、のみ熱唱が5割と見た。みんな、ベラベラブックでも買って出直そうぜ!しかし英語の早口なところを、敢・え・て、歌わせる。キンキさんてファンの教育が厳しいわー(笑)。ホント10回ぐらい歌いましたね。風邪だったこともあり正直ヘトヘトになりましたが、また光一さんが「ありやっとー!(ありがとう!)」と言ってくれると、嬉しくて疲労が報われたようなイイ気分になってしまう。つくづくお手軽だ…。きょ、教育(調教?)されかけてるのかしら…?さらに意表をつくナンバーが続きます。正面ステージに戻って「冬の散歩道」。「人間・失格」のテーマソングですね。ビジョンには15歳の留加と誠が映ってます。もうファン騒然。ワタシはここまでやるのはあざといなー、なんて思っちゃいましたが(^_^;)。それに「人間・失格」といったらやっぱり、ホワイトシアターで歌った「明日に架ける橋」なんですよね。アレを今のキンキさんが歌ったらどうなるんだろう。聴きたい、けどなんだか聴きたくない。アレを今度聴いたらそれが最後になるような気もするなあ…。それぐらいスペシャルな曲ですね。今回この曲を選ばなかったのは、キンキ自身にとっても同様の位置にある曲だからだと思いたい。


ここでMCに入ります。…いや、MCじゃなくって寸劇か(笑)。




<12・31>

剛  みんな、まだまだこんなもんじゃねえだろ?こんなんじゃ、オレはお前らを抱けねえぜ。…どうした光一、さっきからなにも喋んねえけど。疲れたのか。
光  別に疲れてない全くキミはカメムシ並だな!もっと用件を短く簡潔に言う…教室へ通え。…よく憶えてへんかったな(笑)。そうだ、今剛が言ったようにまだまだだ。
剛  この東京ドームでさ、オレたちと、お前たちの、同棲生活を始めようぜ。 ←「キャー!」と爆笑が半々の客席。
光  そうそう、東京ドームの屋根にイノキがドーンと落ちてくるぐらい、盛り上がろうぜ。 ←イノキってば、東京ドーム決戦のとき、屋根があるのにスカイダイビングで登場したという伝説があるらしい。
剛  イノキ何やっとんねん(笑)。今回もね、大晦日、2000人で○○○(何だっけ?)とかやるらしい。関係ないけどさ、もし俺らが2000人キス大会、とかやったら、やっぱり待ってる人は前の人がキスされるたびに、「ああっ(悲)!」「ああっ(悲)!」、とかってなるのかなあ。ふふふ。
光  それは自分もできる、っていう保証があるからならんやろ。
剛  ま、そうやな。…ごめんごめん、喋りすぎた。 ←やっぱりカウントダウンもあるから、少々時間を気にしているようです。
光  みんなすっごい盛り上がってくれたら、今回オレ脱がないんですけど、上脱いじゃうかもしれないよ〜? ←踊り子さん…(笑)。




<1・1>

割愛(^_^;)。大体上と同じようなもんだったような。




 

なんか剛さんのなかで「同棲」が流行ってるみたいで(笑)。とにかくこんな感じでキャラを作ったまま進行します。ジュニアに「輝いてます」とか「あなたが一番」とか書いてある紙を持たせて「オレ、輝いてる?」とかきいたりしてました。「じゃあ、次も最高にイカした曲やるぜ!…「買い物ブギ」!」…それを聞いた客を「え?」と置いてけぼりにしたまま(笑)、光一さんは右、剛は左から山車ジュニア3〜4人と乗り込んで外周を回ります。光一さんの山車は赤と白の縦縞に「べつにつかれてないby光三郎」という電飾、剛のは青と白の縦縞に「正直シンドイ…」という電飾がついてます。ナイス。ワタシは「買い物ブギ」、多分ライブで初めて聴いたです。ちょい感動(笑)。メロはほとんどラップ状態で剛が担当。「わてほんまによういわんわ!say!」とか煽るところは2人一緒にやってました。しかし「オッサン!オッサン!オッサン!オッサン!」コールはわかんない人も多いのかなあ。あんまり聞こえなかったぞ。「オッサン」のフリになる部分まで歌わないからわかりにくいというのもあるのかしら。続いては「たよりにしてまっせ」。これも「ほんまにたよりにしてまっせ!」のコールがあまりなくって悲しかった…。しかし2人のキレっぷりはすさまじかったですね。特に「たよりにしてまっせ」。シラフでやってられっか、みたいな(笑)。いわばここはキンキさんが、何かを犠牲にしてまで客に媚を売ってるコーナーだと思うのですが(爆)。なんかその犠牲が報われてたのかっていうとちょっと微妙かもしれない。まあ外周回ると、近くに来た客は「ギャー!こういちー!つよしー!」状態で、それどころじゃない騒ぎになっちゃうってことなんで…。決して盛り下がってるわけではないんですけどね。結局光一さんは、ああは言ってくれたものの、大晦日も元旦も、最後まで上半身脱ぐことはなかったですねえ。


さらに「あの娘はSoFine」でダメ押しの盛り上げ。山車はバックステージ裏で交差してさらに外周回り続けます。31日はタッキー&翼がここから参加。二手に分かれてキンキさんと一緒に山車に乗りこみます。後輩が来ると俄然がんばらなあかんって感じになるのは、キンキ本人達よりもむしろ客ですね(笑)。


ここでほんとに2回目MC。




<12・31>

大晦日は後輩の紹介に終始してしまった感がありますが。まず大野くんが、「おまえら、まだノリが足んねえんじゃねえのか?!」とか客に呼びかけて、嵐の他メンバーに「失礼だから!」とたしなめられてました。でも、確かにそうなんで(笑)。あはは。ニノは普通に挨拶して、光一さんから、「キミは素朴でいいなあ」とか言われていましたね。アイバちゃんは先輩をちゃんと持ち上げてスーパーアイドルぶりを発揮。そして桜井くんは「お邪魔してまーす!」×3と絶叫しただけですが、客は大盛り上がり。なんかこういうオイシイとこの持っていき方、すんげえキムキム兄やんを彷彿とさせるなあ。松潤は「みんな!イェー!」と客席とのコール&レスポンスを。思えばキンキって、こういう盛り上げ方ってしないなあ。自分のライブで後輩に先にやられてどうする(笑)。なんというか、キンキさんて、素では、ゼロからのテンションではこういうことができないんですよねえ。曲中とか、キャラ作ってならできるけど、それも「演って」いるという感じ。そういうところがブイとかトキオとかと違うとこなんだよなあ。坂本くんとかイノッチとか、ゼロから「ヘイヘイヘイ!」って客煽れますもんねえ。キンキの客は大人しいとよく言われるし、ワタシもそう思いますが、それはキンキさんがそういう人達だから、ってのが大きいんだろうなあ。そしてそういうところがやっぱり「味」というか、「いいとこ」でもあるんですよね。続いて翼、タッキーも挨拶。内容は憶えておりませんが(^_^;)、光一さんが、「キミらは僕らの同類やね。こういうトコに出ると恐縮してまうねんな」と言ってたのが印象に残ってます。同類と言われた後輩は果たして嬉しいんだろうか。若干疑問は残るが(笑)。


この日は、光一さんが「ピカ☆ンチ」というか嵐というか山嵐というか、にハマってて、何回もボエボエ言っておりました。確か去年も山嵐はネタにしてたような…。よっぽど気になる存在らしい(笑)。桜井くんに「オレそんなふうに言ってますか?」とか言われてたなあ。そしてKAT-TUNには「光一くん、そういうの似合わないですよ」とか言われてた。確かに(笑)。ゲストを返して2人だけでちょっとトーク。

光  2002年ももう少しで終わりですけど…今年はね、ソロの活動が多かったので、来年はもっと2人での活動を多くしていきたいなと。
剛  そんなこと言うて、1月、2月と「SHOCK」で早速ソロ活動じゃないですか。
光  (笑)。まあ、ね。
剛  そしてまた10月、11月と再演とかあるんじゃないですか?
光  それはね、僕が決められることじゃないんで。見たいといってくれる人が多ければそういうこともあるかもしれませんが。今回の「SHOCK」にも172万件の問い合わせがあったということで。 ←こういうデータ大好きですね(笑)。
剛  一回、1年間「SHOCK」やったら?
光  それは(笑)。でも、ラスベガスとかでは普通のことですからね。じゃ、今回も僕等のステージを盛り上げてくれてるKAT-TUNを紹介します。
K   「今日こそお前らに、かつんと言ってやる!KAT-TUNです!」
山  「山下もね!」
剛  うん、今日は今までで一番良かった。 ←どうやらこの自己紹介は剛が仕込んでいるようで。
光  じゃ、一人ずつ自己紹介。

上田くんが「今年もあと3時間ですが、皆さん、悔いのないように、精一杯頑張りましょう」とか言ってて、皆にツッコまれてたのが面白かったです。まだ6時間くらいはあるっつの。しかもツッコまれても「そう?」って動じない(笑)。絶妙なマジボケだ。

光  KAT-TUNも単独ライブが始まったし…大人気だねえ。
剛  大人気やね。
光  大人気。…「どーもとどーむでだいにんき」。
K   絶対言うと思った(笑)! ←ハイ、後輩にも読まれてます。
光  アレはビックリしたなあ。一体誰がつけとんねん(笑)。じゃあ、今度のKAT-TUNのツアータイトルを考えてあげるよ。
剛  「KAT-TUNのお先にドロンします」とかどう?
光  タッキー&翼とか、どういうタイトルなん?
K   確か、「タッキー&翼ファーストコンサート ジュニア総出演」。
光  そのまんまやな(笑)。
K   でも僕らの夏のツアータイトルもすごかったですよ。「お客様は、神サマーコンサート2002」。
光  (爆笑)。仲間や。俺ら仲間。えー、今年はね、KAT-TUNには剛くんが「離さないで愛で」、…あ、「愛」まで?「離さないで愛」。僕がジュニア全体に「Love&Dream」という曲を提供したりしまして、今日はこの後それを歌ってくれるということで。これからもそういう楽曲提供とかしていきたいですね。
剛  言うてくれたらやるよ。5円くらいで。
光  じゃあ剛くん、かっこよく紹介してあげてください。
剛  えー、さっきから客席から「イノキやってイノキやって」って聞こえるんですけど(笑)。
光  剛、ラップでやって。嵐っぽく。
剛  ええ?!…じゃあ、…オマエタチ♪ウチニカエルマデガ♪シュウガクリョコウ♪
光  こんな校長先生嫌や〜(笑)。
剛  ぷふふ…コトシモ♪ノコリワズカデス♪ミンナ♪ベンキョウ♪ソシテオンナドモハ♪オケショウ♪ヤメナサイ♪
光  …今、勉強もやめろってなってたけど(笑)。
剛  コレカラモ♪キミタチハ♪コノガッコウノセイトデス♪アイシアッテ♪イコウゼ♪…ツヅイテハ♪KAT-TUNセンセイト♪ヤマシタセンセイノ♪オハナシデス♪

いやー、ラップというか怪しいガイジンみたいになってましたけど、光一さんのリクエストに答えて最後までやり通した剛、エライ。いつものことですが、なかなかまとまるまで時間がかかり、途中で光一さんがKAT-TUNらと後ろでラジオ体操を始めたりもしてました。




<1・1>

元旦はほんとに盛り上がったので、キンキさんはたいそう満足げ。元旦恒例になりつつあった、MC中の記者会見が入らなかったのも良かったです。

光  いやー、金のパンツを履いたかいもありました。
剛  なかなか普段ははかないですからねえ。
光  へっぷし!
剛  ちょっと!
光  ボクも24歳になりましたよ。晴れて厄年!

ここで剛が♪ハッピバースデートゥーユーと歌い出し、ジュニアがケーキを持ってまいりました。しかし途中で音程がブレて、「もう1回、晴れて厄年!からやって」と剛が光一さんにお願い。「こういうのってやり直しアリかー?」と言いながらももう一度やり直し。「ディア光ちゃ〜ん」のとこは流石にテレたのか、客にフリましたが、かなりの熱唱でお客さんをリードしてくれました。剛の音頭でのハッピーバースデーは、ワタシ的には元旦のあるべき姿で(笑)、まさに理想形。歌えて大満足でした。光一さんはロウソクの火を吹き消すと、昨年のように上に載ってるイチゴを、手づかみでもくもくもくもく食べ続けます。「あの!これTBSのなんとかバトルとかじゃないですから」と剛に言われても、さらにもくもくもくもく。今年のケーキはちょっとデカイですから大変。「この人イチゴ一気に8コぐらい食ったわ」と呆れ顔の剛さん。さらに上に乗ってる他のクリームとかももくもくもくもく。「あーあ、もう上になんや、ぶどうしかないわ。ケーキのいいところが全部なくなってもうた」と言われてました。でもそんなこと言われても嬉しそうな光一さん(笑)。「いや、みんなの気持ちを味わおうと思って」と答えると、「表面だけ味わったな」と剛に言われたもんですから、今度は顔からケーキにガブッとかみつきました。口の周りはクリームヒゲ状態。「ちょっと(笑)!大丈夫?あのー、ライブ中ですから。コント中みたいになってますよ(笑)!」とまたしても剛に怒られてました。でもやっぱり嬉しそう。ジュニアがもってきたタオルで顔を拭いてました。

光  いやー、ありがとうございました。
剛  (横からつまみ食いして)コレ、めっちゃウマーい! ←かーわいい(T_T)。
光  こんなん用意しとんねんもんな。
剛  誰作ったん?シェフ呼んできて。
光  まだ食うてる(笑)。へっぷし!
剛  またー。
光  いや、嬉しくて(笑)。
剛  嬉しいとクシャミ出る人なんて困りますよ。でも、あのさ、別に、こういうことは、オレらの間ではもうせんでもええことやん
光  うん。
剛  でもさ、「誕生日なのにさ、剛ったらー、ライブで全然そのこと言わないんだよー」「ああもう解散だねー」とか、言われてまうねん。だから、ね。
光  もー、テレちゃってー。 ←と剛をどつきます(笑)。

光  こういうふうに毎年コンサートで祝ってもらうと、自分の誕生日が、なんだかすごく特別な日みたいに思えてくんねんな。 ←自分の誕生日だもの、そりゃあ特別な日なんだよ…(T_T)。もっと自分を大事に考えて欲しいわっ。
剛  年明けと共に一つ年を取るってのは、いいことですよ。
光  これだけいたら1月1日が誕生日の人、1人ぐらいはいるんちゃう?ちょっと手挙げてみて。…オマエ(剛)は違うやろ(笑)。

光  今年もね、1月から「SHOCK」をやりますので。
剛  キミは…マグロか?止まると死んでしまう。もっとゆっくり休んだほうがええんちゃう?
光  そんなことないですよ。剛くんがソロライブやってるあたりはゆっくりしましたよ。
剛  それでも、なんか落ち着かないんでしょ?ボクは常々小室哲哉と堂本光一は働きすぎやと思てるんですよ
光  なんでその2人やねん(笑)。そんなことないですよ。高校野球とか見て、ええ感じにのんびりしましたよ。

光  今度初めて「SHOCK」見るって人、いますか?
剛  あのねー、見たらショック受けるよ。でも何が一番ショックかっていうとね、楽屋口から帰るときのアナタですよ。「SHOCK」、きらびやかでしょ?♪れっつご、とぅとーきお、ジャジャジャジャージャン、ジャジャジャジャージャン、ジャジャジャジャー、ジャッジャン!って。
光  待て。最後なんか違う。別の曲や。なんやったっけソレ。
剛  …あー、仮装大賞や(笑)。合格したときの。
光  「SHOCK」は♪ジャジャジャジャン!ドラがドワ〜ン、ですから。
剛  で、終わりました。でもいいですか、スターは家に帰るまでがスターです。それなのに楽屋口から出てくるキミはなんやもう、探偵みたいな帽子に、ジャージ上下で、サンダル履きで、「うぇーっす」って。
光  舞台で全部出し切ってるから、しょうがないんですよ。
剛  それはわかるよ。だからー、わかった。メイドさんつけよか。「今日は赤のシャツがよろしいかと…」みたいな。
光  「光三郎様…」って、華江さんみたいな?
剛  だってさ、マイケル・ジャクソンが、コンサート後に普通のタンパンにタンクトップとかで「じゃ…」って帰ったら嫌じゃないですか。だから、今回ボクは日記つけますよ。毎日楽屋口のとこだけ見て。「1月13日、今日はイマイチ…」とか。 ←日記つけるのもいいが、剛がメイドになってくれれば一番話が早い(爆)。
光  1月にはその「SHOCK」の完全版のビデオも出ますので。
剛  それからボクのソロライブのビデオも出ます。だから、買え。 ←ストレート。
光  なんかね、今回のコンサートもビデオ化して欲しいっていう声が多いみたいですよ。でもゴメンなー、そういう予定ないねん。 ←こういう情報ってソースは多分ネットですよね…あーコワイ(^_^;)。

光  昨夜のカウントダウンの後も、みんなに祝ってもらって…。
剛  なんだかんだで朝の4時ぐらいまでやってたよな。あの、一つ、ボクはキミに言うておきたい事がある。昨夜ね、東山さんがみんなにお年玉をくれるから、「一列に並べ」ってことになったんですよ。で、みんな一人一人「ありがとうございます」「ありがとうございます」って受け取ったんですけど、受け取った先からこの人、長野くんと、「今、一万円札のニセ札がかなり出回ってるらしいよ(長野)」「え!?ホンマですか?どれどれ(光一)」って。失礼やん(笑)!しかもそれを見たイノッチが、遠くから「やめなさい!やめなさい!」ってずっと合図してんの。その3人の関係がおっかしくておかしくて。
光  だって、興味深い話やってん(笑)。
剛  でもそこで食いついたらダメでしょー?
光  食いついたねー(笑)。あのね、一万円札の小さく日本銀行日本銀行…って書いてあるところが、ただの線のやつがあって、それがニセ札やねんて。東山さんからもらったのはちゃんとしてて、しかもピン札やってんけど、長野くんの財布に入ってた2万円のうち、1つがそれだったの。それぐらいの確率で出回ってるらしいよ。ま、あくまで噂やけど。
剛  それで、隣の岡田は岡田で、ずーっと鼻息がスースースースーうるさくて。何そんなに「俺は生きてる」ってことをアピールしとんねん!っていう。そんなんに挟まれてオレはどうしたらええねん。
光  だって、興味深かってん(笑)。 ←とにかく興味深かったらしい(笑)。
剛  その後さ、今度はトモヤベイビーがさ、「あっくんの髪型いいですよね〜、オレ、そういうふうになんないッスよ〜」とか、わけわかんないこと言い出してさ。ほんでオレの髪触って、「剛の髪、柔らかすぎねえ?」とか言って。あっくんも「ほんとだー」とかって。東山さんまで「うむ。柔らかいな」って。なんで年明け早々みんなに頭つかまれとんねん、ちゅう話ですよ。
光  (剛の髪を触って)ほんまや。昔は硬かったのになあ。 ←ツボ(笑)。
剛  もー、みんなハシャギすぎ!

光  ほんまありがたいよね。正月から沢山の人にこんな来てもらってね。
剛  スタッフの人とかも大変ですよ。警備の人とか。ずっーっと後ろ向いてないとダメなわけですから。これが堂島孝平だったら、堂島孝平が警備の人だったら、ステージに菅野美穂がいるのに見れないなんてことはありえませんからね。大変ですよ。「剛がよー、こっちくんなっつってんのに来やがるから、客がぐわーってなっちゃって、背広が台無しだぜ」とか言ってんねやろな。この後の忘年会とかでもさ、「新年早々まあ剛のヤツがこっち来たり…みたいなことはありましたけど、とにかく今年も頑張っていきましょう!乾杯!」とかやるんやろな。
光  年明けてから忘年会はしないと思うけどね(笑)。
剛  そうやった(笑)。

光  あのね、僕、2002年に皆さんに大きな嘘をついてしまったんです。
剛  ああ…。まあ、僕も、B型や言うてたのがAB型やったってのがありましたけど。
光  …なんや言いづらいなあ。剛から言ってくれるか。
剛  えー、「そりちゅーど」いう曲がありますがー、それの、作曲?
光  作詞作曲がオレだった、ってことです。もうね、「今度の新曲はどう思われますか?」とかインタビューで聞かれて、「今度の曲はですね…」って答えんの、微妙やったわー(笑)。
剛  K.Dinoってどういう意味?
光  それは僕の尊敬するフェラーリの創始者の息子の名前にあやかってですね(うろ憶え)…。
剛  オレはK.Dはイニシャルやから、inoって何なんやろと思って。イノッチかなとか。イノッチがね、なんかふざけて、「うぇーい、よほーい」とかやってたらね、メリーさんに、(メガネのフレームを持ち上げながら)「イノ!」って怒られんねん。
光  (爆笑)
剛  「井ノ原!」じゃなくて「イノ!」って(笑)。それかなー、とか。
光  みなさんにね、先入観なしで聴いてもらいたかったんで。
剛  しかしあの曲の歌詞、紛らわしいわー。テレビ用に3パターンぐらい尺の違うの作ったやん。だからかなりわかんなくなって、楽屋で「あそこどうやったっけ?」ってお前に聞いたら、「たぶん…」って。たぶん!?自分作ったんちゃうんか。
光  ごめんごめん(笑)。
剛  しかもテンポがゆっくりやから、「次『想ってたい』やっけ?『抱きしめたい』やっけ?」とか、考えてしまうねん。ま、今はもう大丈夫ですよ。

この話題のとき、妙に剛が饒舌だったのが印象的です。確かに、光一さん作詞作曲の曲がキンキのシングルで出てしまうというのは、いささか複雑な心境もあるのかもしれない…特にソングライティングにのめりこんでいる剛にとっては。なんて思ったのはワタシだけでしょうか。っていうかワタシ自身が一番ショックだったりして(^_^;)。自分の予想よりキンキが先に行ってる感じがしたからさ。

剛  2002年は、「カナシミブルー」というシングル曲を堂島孝平さんに提供してもらってね。
光  まあ、それまでにもアルバムに沢山書いていただいてたんですが。
剛  で、その堂島孝平さんに、ボクらは謝らなきゃならないことがあるんですよ。堂島くん、ライブで足折ってんな。折ったというか、まあ、ぐねったんですよ。で、ぐねったにも関わらず、僕がソロアルバムの曲作りで悩んでるんですよー、とか話してたらね、ある日ピンポーンって、缶ジュース2本買って家に来てくれたわけですよ。で、「コーラスはこうしたらいいんじゃない?」とかいろいろアドバイスしてくれて。そんな堂島くんの「カナシミブルー」を、僕たちは運動会でどう歌ったか。運動会来た人いる?他の人らはね、オープンカーで外周回りながら、おおTOKIOかっこええな、V6かっこええな、いう感じですよ。それなのに僕らは、ロケバスの屋根で。♪かなっしみに、って。
光  …そういうカナシミやったんかっていう(笑)。
剛  でね、そのことを堂島くんに言ったら、「僕の作った歌を、そんなふうにロケバスの上で歌ってくれる人も他にいないから」って。
光  ずいぶん前向きにとってもらったみたいで(笑)。

剛  …ってお尻触るの止めてください。  ←どういう流れか忘れたけど、とにかく触ってました。そして言われた後も触ってました(笑)。
光  オレが一番キミの尻を触ってる
剛  ホンマねー、エレベーターとかで疲れて眠いのに急に触られるから、目醒めるちゅうねん。
(触らせてー!)
剛  ダメです。光一くんにしか触らせません。

やっとのことでKAT-TUNを呼びます。

K   「今日こそお前らに、かつんと言ってやる!KAT-TUNです!」
山  「山下もね!」
光  じゃ、一人ずつ自己紹介。

山Pが「どうも!山下智久です、か?」と言って剛さんに「もっと何気なく!」とダメ出しされてました。でもコレ、いくら山Pに言わせても流行らんと思うぞ…。模範演技をやって見せる剛に、「やっぱり剛はうまいなあ」と光一さん。…相方バカなのもいい加減にしてください(笑)。上田くんは憶えてないけど、また面白いことを言ってたなあ。なんか言葉使いが古いんだわ。剛も正座して聞いて爆笑してました。中丸くんは「オッス!おら雄一!」って悟空口調で言った後、「ごめんなさい!今日、MCが長かったから何喋るかみんなで打ち合わせしててこんな結果に…」って謝ってました。別に謝るこたないわ(笑)。それに対してキンキのコメント。

光  いいよいいよ。健闘したよ。オレらもSMAPのコンサートの時、名古屋だったら「シャチホコのように頑張りまーす」とか、しょーもないこと言うてたもんな。後でジャニさんに、「シャチホコのように頑張るって何だよ。シャチホコでも頑張れば動くってことか?」とか怒られたわ。
剛  一番ヒドイときは、「天むすのように頑張りまーす」とか言うてた(笑)。
光  しかし亀梨とオレなんて8つ違うんだぜ?同級生みたいに見えるよなあ。…え?身長だけ?しかも負けてる?じゃ、剛くん、かっこよく曲紹介してあげて。もう何分喋ってる?…50分?アカン、怒られる(笑)。いっつもオレら、コンサートの内容よりも喋りすぎで怒られんねん。
剛  それでは、KAT-TUN対山P、3分一本勝負を行います!




 

「(タイトル不明)」〜「離さないで愛」〜「Love&Dream」とジュニアコーナーが続きます。「Love&Dream」って初めて聴きましたけど、ホント光一さんって玄人っぽい曲を作りますよね。「Love Together」然り、「Private Eyes」然り。剛が光一さんをたまに音楽プロデューサーになぞらえるのも何だかうなずける。世の中的には光一さんのこういう側面ってあまり取り上げられませんけどね。


暗転して三味線の音が流れ始めます。これは「幻炎(ほのお)」。まさか…と思っていると、あの白い獅子のカツラを被って浴衣みたいなんを着た剛が登場。ステージ右方の階段に座り、何やら音楽に合わせて本をパラパラ。た、多分、「SHOCK」の「千年経」のつもりだと思う(笑)。そんな何気ない動作をする剛にハンディのカメラさんも寄ったり引いたり、いい画を取ろうと大活躍。剛もカメラ目線。うやうやしく本を本棚にしまうと、今度は松明をもって炎をつけるあの動きを。しかし途中で携帯が鳴り、スーパーの大安売り情報を仕入れた剛、お買い物かごを手に提げて、のぼりが目印のスーパーへ駆けつけ、キャベツを仕入れます。…何故?「幻炎」の最後のほうに、確かにあっち行ったりこっち行ったり、「駆けつける」って感じのところはありましたけどね。ああ、シュールすぎてわかんねえ(笑)。それから半身のキャベツを、まな板の上で、獅子のカツラの髪をかき上げながら(笑)、音終わりまで必死こいて千切り…誤って指を切ってしまったところで「- so young blues -」に。切った指をなめながら、「♪ビ〜トに〜ココ(指)をやられて〜」と演歌っぽく歌い、光一さんの振りマネ大特集。真面目にこの曲を踊ってくれたらさらに面白かっただろうになー…なんて、それは欲張りすぎというものでしょうか(^_^;)。バックダンサーのお姉ちゃんをつかまえようとしますが、全員に無視され、しょうがなく一人で着物の前をガッとはだけてシメ。


続いて今度はステージ左方が明るくなり、「溺愛ロジック」のイントロが。ホーキギターを持ち、首にゴージャスな赤の羽根襟巻きを巻いた光一さんが登場します。懐かしいねえホーキギター!1998年夏コンを思い出します。しかし歌に入ろうとしたところで、FIVEがジャーン!と演奏を終了。

光  ちょっとちょっと!歌わして。中江川くん、あの♪ズンドコズンドコってところよ。
中  (♪ズンドコズンドコ)
光  そうそうそう…ってマイクでかっ。♪ズン、ズンズン、ズンドコ(き・よ・し!)…違うわよ(笑)。♪ズンズンズンズンよ。じゃもう一回!
中  (♪ズンドコズンドコ)(♪ズンドコズンドコ)(♪ズンドコズンドコ)(♪ズンドコズンドコ)
光  ストーップ!入れないじゃない!♪ズンドコズンドコ、ジャッジャーン、よ。
中  (♪ズンドコズンドコ、ジャッジャーン)
光  やればできるじゃなーい。じゃ、ワンツースリーフォー!

何故か完全にオカマキャラな光一さん。まあ、この曲ではそうなってしまうのも仕方あるまい(爆)。なんかクレイジーキャッツとか、懐かしの音楽コントを見るようでしたわ。この後サビから「溺愛…」をちゃんと歌ってました。ええ、かなーりノリノリでした。途中で一抱えもあるスタンドマイクに抱きつきながらぐるぐる回ったりもしてましたが。この曲、光一さんが歌ってもなかなか合ってますねえ。




 

歌が終わると、光一さんは襟巻きを取り、「こうしてお互いの作った曲を交換するってのも、面白いもんですね。でも剛くんはオレのことネタにし過ぎ!よく見てんねやなあ」とか言いながらステージ中央へ。中央にはスタンドマイクが一対あり、それぞれハットがかけられています。よく見ると光一さんは全身黒、剛は白のスーツで決めてる。ハットを被るとギャングチック。…誰だちびっこギャングとか言ったのは。←オレ。光一さんから、「剛くんが作ってくれた「ひらひら」を歌いたいと思います」とちょっと紹介あってからミュージックスタート。ジャジーな雰囲気の音に負けないクールなダンス。ジャケットをひらひらさせながらとってもオトナな感じです。最後のキメポーズも、剛が横向いてひざまづいて、光一さんはハスに構えてビッと立ってる、みたいな感じで(かなりうろおぼえ)、かなりキメキメでした。これ、テレビでやったらキンキ見る人の認識が改まるかもなあ。Mステとかでやって欲しいわ。剛も勿論踊りまくりです。ここに限らず今回剛さんはホントよく踊ってましたねえ。…数年来で一番というほど、ほんとよく踊ってたんですよ!←力説。元々上手いんだからやっぱメンテは必要だよな。いいことだ。


続いて琴の音と共にステージ右方に女性ダンサーが現れ、ドームの天井にはまたたく星のようなレーザーが。「月夜ノ物語」(光一ソロ)。流れるように中央に移動して、ジュニアと共にフォーメーションを作ると、ダンサーの手にした布の陰から光一さんが登場。衣装は白銀に薄紫色の縁取りの…なんていうんでしょう、袍とでもいいましょうか。平安朝な感じ。きたきたきたーっ!って感じで嬉しくなりました。流石に期待を裏切らない男(笑)。あの曲調から想像できるように、振り付けも中盤とか間奏部分とかはジャパネスクな感じといいますか、ある種祈祷みたいにも見えますね。さらにダンサーの並びもド派手なレーザー光線も、全てがとってもシンメトリーで、まるで儀式のよう。ドーム天井には龍のようなうねうねとしたとしたレーザーが空を昇り続けております。思わずワタシはこのマンガのこんなところを思い出しておりました。

「限りなく神泉苑を解放し、そこに諸龍神を勧請するのだな」(晴明)
「コワイな」(博雅)                            「陰陽師」 by 岡野玲子  

光一さん、ドームに龍神を勧請しちゃったよ〜、とか一人で盛り上がってたワタシ。バカですいません(^_^;)。つーか「陰陽師」読みすぎ(笑)。しかもいつも脳内で晴明=光一さんに置き換えてますからね。えー、博雅は長ちゃん。剛は…勿論真葛です。わかる人だけわかってください(爆)。途中からは上着を脱いで、前をはだけた白ブラウスにパンツといういつものスタイルで、さらに激しく踊ります。でも黒のインナーを着てますね。やっぱり今回は全然脱がないんだなあ。もしかして激ヤセしてるとか。光一さん、ヤセちゃってるとき「皆さんに見せられるようなカラダじゃないんで…」とか言って結構気にしますよね。ま、それは余談。最後は花道を前に進んできて、セリ上がりの頂上で、後奏の静かな部分まで大事に踊りきって、暗転。CDで聴いたときは、「いかにも『SHOCK』のジャパネスクショーとかで使えそうな曲だなあ」なんていうふうにしか思わなかったのですが、31日のライブ見た後、一番頭の中をぐるぐるしちゃったナンバーなんですよね。とにかくステージングのスケールがデカいんだよなあ。


ステージ左方のバンドセットに剛が。「WINTER KILL」(剛ソロ)。あの、ワタシこの曲最初CDで聴いたとき、泣きました。「誰もいない ずっと 誰もいない」という言葉が何気なさが悲しくて。だからこの曲をライブで聴くのをとっても楽しみにしてきたんですが。…結構すーっと通りすぎちゃった感じかなあ。期待が大きすぎたのだと思うけど。もとから淡々とした曲でもあるしな。衣装は金色のターバンにスカート状のものをパンツの上からはいておりました。アラブ人ぽい…。欲を言うたらきりがないですが、個人的にこの曲は、どーってことないネルシャツにジーンズ、みたいな格好でやって欲しかったなあ。後半は人口雪がキレイにステージ上に舞っていました。さて、ここは元旦はスペシャル仕様になっておりまして、「WINTER…」の前に「街」をエレキ一本でちょっとやってくれたんですね。さらにその後の「WINTER…」も、FIVEの生演奏でやったんです(多分)。剛さんがちょっとコード間違えたり、テンポが上がっていっちゃって、中央ビジョンの歌詞の出るタイミングがバラバラになっちゃたりはしてましたけど、それも味。生はやっぱり嬉しい。




 

さらに暗転。ステージには、藪くんと…誰かちっちぇージュニアが2人で仲良く遊んでおります。すると壮大なイントロに合わせて、スローなテンポで子供のかわいい声で歌いだします。曲は「僕の背中には羽根がある」。子供に続いて、キンキさんもゆっくりと♪ずっと君と〜、と歌い出します。いつのまにかアリーナ後方にあるクレーン上にいたんですね。左は剛、右は光一さんです。衣装は若草色っぽい長ーいスカーフをしてたことだけ憶えております。♪さわあったみ〜たい〜、で壮大にシメると、通常のイントロが流れ始めます。こういう緩急のタイミングがめちゃくちゃカッコイイ。「ぎゃー」とか言いましたワタシ。そのままクレーンに乗って、ぐるーっと回りながら歌います。ここは生歌だったんですけど、2人ともとってもイヤモニを気にしてましたねえ。音取りづらそう。今回のコンサート通してすごく電波状態が悪かったみたいです。携帯の電源は切らなアカンですね。しかしなんでしょう、「ひらひら」からソロを経て「僕羽根」、そしてラストにかけての構成の完成度の高さといったら、唖然とするほどでした。流れるように進んでいき、客を引き付け、感動を与える。もう、こういうレベルのものが当然のように出てくるんですね。彼らはこういうことを「別に作り込んでやってるわけじゃない」と思ってるみたいですけど、それは一歩間違えば死ぬような舞台を何百回とやっている人の尺度ですから。殊更に構えなくてもこれぐらいできちゃうんだろうなあ。すっごく上質なショウでした。今回は「ライブ感」をテーマにしたコンサートだったわけですけど、そういう部分も多かったからこそ、上質なショウの部分とのコントラストがハッキリして、どちらの部分も際立ったように思います。


クレーンから降りてきて、ラストスパート!「情熱」のサビから「雨のMelody」をほぼフルコーラスで。もう「雨メロ」のイントロ聴くと、条件反射みたいに胸がううっとなりますね。コンサの定番…という言い方とはちょっと違うんですけど、数々の名場面を作ってきた曲ですから。そういう思い出が一気にばばばっと蘇ってくるんですよねえ。大サビにいくとこのアレンジも大好きなライブバージョンでした。元旦はすごくすごーく2人ともノっていたので、間奏のダンスとかもう大変。かっこよかったッス。31日は「雨メロ」と、あとどこだっけかなあ、剛さんが花道のトコで光一さんの肩組みにいったりするところが2回ぐらい見られましたね。キンキとしてはとっても珍しい出来事で(笑)。テンション上がりました。元旦はなかったような。歌終わりで2人のご挨拶があり、♪Lalala…からラストの「solitude〜真実のサヨナラ〜」へ。ビジョンに歌詞が出てたこともあって、会場は大合唱。この曲が出た当時、思いっきり「イマイチ」とか言ってたのはワタシです(爆)。でも大晦日のラストを聴いて、「いい曲…」と評価が大豹変してしまいました。さらに作詞作曲が光一さんだと知ってからは、「なんていい曲なんだ!」って(笑)。ワレながら現金というか。光一さんの言ってた「先入観」ってのはやっぱり大きいですね。でもね、ワタシは大晦日時点で認識変わりましたから。そこは断っておきたい。そして認識変えた原動力は、キンキの「歌」の力そのものだったと思います。すごく歌に入り込んでましたもの。


剛も言ってましたけど、この曲ってテンポがゆったりしてるから、歌いながらもいろんなことを考えてしまうんですね。ワタシは、「ああ、キンキがいなくなってしまったらどうしよう…」なんてことを2日間とも考えてしまいました(痛)。アレです、「余りに愛が大きすぎると 失うこと思ってしまうの(「愛のかたまり」by剛)」って感じです。それぐらい、思わず剛並にセンチメンタルになってしまうくらい、終わりなのが勿体無いと思ったということなんではないでしょうか。




 

ここで本編終了。アンコールは「ルーレットタウンの夏」「Rocketman」「このまま手をつないで」。衣装が白のノースリーブに白のパンツに白のふわふらしたマフラーだったんですが、この格好の剛がめちゃめちゃかわいかった!特に髪が金色の側から見たところが!すごい王子様みたいでしたよう。久々にヒットでした。←久々って…。「ルーレット…」はFアルバムの中心曲ですから、きっとやるとは思ってたけど、できれば振り付きで見たかったかなあ。「Rocketman」は外周の移動ステージみたいなのの上で歌ってたんですが、光一さんてばこの不安定な足場の上で飛ぶ飛ぶ(ちなみに剛さんはそういう危険は侵しません(笑)。さらに客に向かって、「飛べ!!」と言ってたのが超ツボでした。は、はい!飛びます(笑)!この辺では外周回って、ネット越しに沢山のお客さんとハイタッチしたりもしてましたねえ。「このまま手をつないで」では噂のジャニーズスーパークレーンにご搭乗。ほんとに3階スタンド近くまでいきますからね、アレ。物理的にギリギリの装置だよ。ちょっと歪んでるし(笑)。ワタシだったら絶対乗りたくね〜。さらに元旦はWアンコールで、「愛のかたまり」を歌いました。やっぱり、この曲はスペシャルなんだなあ。


31日はここで再度出てきた嵐・タッキー・翼をバックステージで紹介。剛が嵐に混じってて、光一さんが「オマエ違うやろ!オレと一緒やろ!」って言いながら脇に連れて行ったのがかわいかったです。そんで最後、剛が光一さんに耳打ちして、「オレたち、キンキキーッズ!」って言った後、クロスでバク転と側宙をやってました。かわいい(T_T)。元旦は、最後、剛さんが「今日のオマエら、最高だったぜ!」と絶叫しながらはけていったのがとっても嬉しかった。31日は2時間30分ぐらい、元旦は3時間15分くらいで終了しました。


キンキが楽しくなけりゃ、客も楽しくないし、客が楽しくなけりゃ、キンキも楽しくない。そういうライブの基本中の基本を改めて確認したコンサート。今回のコンサは「原点回帰」みたいな言われ方をするのかもしれないですけど、それはコンサートの作りとか、そういう部分は些細なことで、やっぱり「気持ち」の部分が大きいんだろうな。何も考えずに、ただ真正面からオーディエンスに向かって来てくれた気がしましたから。だから、年末年始の東京ドームは、素晴らしくピュアな空間でした。

 

以 上