KinKi Kids “H” Tour ~ Have A Nice Day〜
at TOKYO DOME 2005.12.31 → 2006.01.01
●まず会場に入って目を引くのは巨大な氷山のステージセット。まっしろで、これまでに比べたら一見シンプル。よく見ると、大きなLEDパネルが白く薄い布で覆われて氷山を形作ってるんですね。表面には星屑のような小さなLEDもまばらについてる。だからこの氷山は、自ら光り、裏のディスプレイパターンが布を通して映し出されるだけでなく、裏からプロジェクター(Pigiってやつでしょうかね)で映像が投影されるスクリーンにもなり、正面から照明パターンが投影されるスクリーンにもなるという、4役をこなすセットになってたと思います。機能的で美しい。布の皺がもっと消えると良かったですけどね。ステージ上には映像を音楽とシンクロさせるオペレーターブースみたいなのもありましたね。パソコンが2台見えた。生バンドだからなあ。正面から伸びる花道はありません。ここ数年登場してたエアーで膨らむ花道も用意されてない。ついでに対面のステージもない。これは今回キンキさんは正面ステージにいっぱなしということかしら…?なんて思いました。実は全然違いましたが。
●今回も吉田建さんを筆頭にバンドさんがついてくれてます。剛さんの意向だそうで、光一さんはどっちでもいいと思ったとか。でも、前回のアニバーサリーなライブならまだしも、今回までストリングスまではいらないかな、とは思いました。31日は開演直前、1塁側の方から嬌声。事務所のタレントの方々がアリーナ外周を歩いてバックネット下の方に向かってました。必死に双眼鏡で見てみましたけど、タッキーとか、赤坂君とかいたような気がする。
-M01- WATER SCREEN 〜the theme of H〜
●ステージ全面のビジョンに水の粒の映像が映し出されます。中央から真っ赤な衣装をつけたMAと女性ダンサーさんが、一歩ずつ前進するように静かに登場。
-M02- SNOW!SNOW!SNOW!
●キンキさんもステージ奥から登場。オープニングとしてはあまりふさわしくない曲ではありますが。最新シングル、しかもあんまりプロモーションもしてない曲(何でだろ)ですから、ここでお客さんに印象付けたいという感じでしょうか。でもドームのオープニングって最新シングル、というパターンは結構あるな。
●正面ステージ前面がセリ上がったと思いきや、そのまま前に動き出しまして、客さんの頭上を通ってどんどんスタンド側に進んでいきます。この可動ステージはずいぶん大きなもので、しかも床が透明アクリルのようですので、光一さん曰く「股間が丸見え」。しかし逆にいえばお客さんもよく見える。このステージの上で寝転がってお客さんを眺める風景が何回か見られました。結局、正面と左右、大きな可動ステージが3つということのようです。ということは、キンキは全然歩いて移動してません。微妙に省力化?
●オープニングの衣装はすごくかわいい。二人とも白のファーコート。クロスをモチーフにしたチェーンのついた金色の飾りがところどころについてる。今回は金色を使った衣装が多かった気がしますね。とにかくKinKi+白+ファーという組み合わせは激ツボ。光一さんはロングコート、剛さんはなんていうんでしょう、前の合わせるところから裾に丸くつながっていくラインのコート。中に着てる次のお衣装のショッキングピンクのスーツが覗いてて、色のコントラストもかわいらしい。
●えー、いつもワタシは5:5でKinKiさんを見ているつもりなんですが、今回は7:3で剛を見てた。だって今回のコンは剛さんのかわいさMAX(オレだけ?)。髪をちょっと切ったそうで、ちょっとチリチリした感じは残りながらも、ストレートな感じのヘアスタイルに。そしてヨコワケ。前髪がパラリと額に落ちたりして。サイドも耳の前に髪の束を作るスタイリングで非常にキュート。2日目はヒモみたいなヘアバンドをしてましたけどねー。マユゲも随分太くなったし(これがワタシ的には一番大きいのかも…)。ちょっと崩してる感じで個人的にすごく好きなビジュアルです。実は光一さんも髪を切ったそうなんですけど、ほとんど気付かなかった…。剛さんは、客席の頭上を通過しながらヒラヒラお手振り。オープニングからお手振り。…なんかすごい久々にこういう光景を見た気がする(失礼)。中盤では確か、投げ込まれたタオルを客席に投げ返す場面もみられました。…なんかすごい久々にこういう光景を見た気がする。
●大サビの前のところで光一さんの短いご挨拶が入ります。剛さんは2日間とも喋らず。でも間奏時間としては剛さんの喋る時間はたっぷりあるんですがねえ。
-M03- 僕の背中には羽根がある
●可動ステージがバックネット前に到達すると、そこからキンキは左右に分かれ、山車に乗って外周を回ります。オープニングから聴かせる系の歌できましたね。
-M04- 99% LIBERTY
●正面ステージに戻り、コートを脱いで、ピンクと黒のスーツ姿に。ジャケットは左右が黒とピンクに色分けされてて、パンツは上部がピンクで、膝ぐらいから下が黒くなってる。遠目にみると黒いロングブーツを履いてるみたいに見えてかわいかったです。前奏のホーンの入りと同時に大量のマグネシウムがバーンと爆発します。
●「H album」って、正直、聞いていてもそれほどピンと来てなかったんですけど(オイ)、ライブで聴いていいなあと思った曲がたくさんありました。なんか、1曲1曲がしっかりしてる。強い。この曲を筆頭に、「未完のラブ・ソング」とか、「ダイヤモンド・ストーリー」とか。お見逸れしました、って感じ。お見逸れしてたのはオレだけで、キンキさんなんかは最初からこの曲をすごく評価してましたけどね。あとはバンドさんの力も大きいかもしれない。いま挙げた曲ってどれもバンドサウンドですもんね。しかし東京ドームの音響はライブハウス行った後だと殊更にこもったように聞こえてしまったな。
ここでMC。
●12月31日は…
光 2005年も今日で終わりですね。早いですね。
剛 2005年、ほんまあっという間やったなあ。
光 「Anniversary」のコンサートをしてたのがついこの間のように感じられますもんね。年々早くなる。これは何でだかわかりますか?1歳の1年は1分の1、5歳の1年は5分の1、26歳の1年は26分の1。だからだんだん短く感じるようになるんです。客席からは「えーっ?!」という否定混じりの声が。ワタシもこの説が嘘だって聞いたことあるが…。光 …あれ(笑)?
剛 そんなこと言われてもねえ。ほー、って感じですよ。
光 だから建さんなんてほんとあっという間。ね、建さん。とふると、バンマスは親指と人差し指で「コレくらいのもんだよ」と示してくれました。キンキさん大ウケ。
光 東京ドームの年末年始の3daysも8年目です。ほんと、いつも言ってますけど、いいんですか?年末の忙しいときに。大掃除とかやらなあかんのちゃうの?
(もう終わったー!)
光 ホンマはやってへんくせにー。
剛 きっとものすごいゴキブリホイホイとかたまりまくってますよ。…あのさ、ゴキブリの世界でも、伝説のゴキブリとかおんのかな。ゴキブリホイホイから生還した、みたいな。『オレ、あそこに行こうとおもてんねん』『あの、人間が作ったやつやろ?あぶないですて』『大丈夫大丈夫』『あぶないですて』、みたいなね。
光 ゴキブリの世界にもそういう特攻隊長みたいなんがな。…ってなんで新年早々ゴキブリの話せなアカンねん(笑)。
光 男性の方もたくさん来て下さってね。ほんといいの?「PRIDE」見に行ったほうがいいんじゃないの?「Dynamite!」とか。オレだったらそうするよ。毎年ここでカウントダウンやるやん。そんとき楽屋で必ず皆それ見てて、「おおーっ」とか声が聞こえてくるんだけど、オレは家でビデオ録ってるから見ないの。でも、必ず東山さんに会うと結果を言われちゃうんだよなー。なんか、それも年末を感じさせる出来事になってますね。
光 僕も明日で27歳ですよ。やっぱりね、皆さんと一緒に年を重ねてるなと。お客さんを見てもそう思いますね(笑)。確実に8歳年をとってますからね。もうMCでずっと立ってるのもしんどいでしょ?座りたいと思ってるでしょ?でも座らせません。ずっとそこに立ってなさい! ←ドS。
光 年を重ねるごとに、だんだんライブで脱ぐ人とかも減ってきてね。大阪に1人いたらしいんですけど。
剛 いたらしいね。
光 オレ、見れなかった…チッ(舌打ち)。でも、もっと年取っていくともうどうでもよくなって「よいしょーい」って脱ぐんやろな。そしたらオレも「よいしょーい」ってズボン脱ぎますよ。秋山なんてホイホイ脱ぎますよ。
剛 …「アキヤマイホイ」とかあったら面白いな。
人の話を聞いてるのか聞いてないのか。印象に残ったところをこう書きだしてみると、あんまり剛さんは喋ってない感じですけど、見た感じはすごく楽しそうにしてました。
●1月1日は…音楽が流れ始めまして、ケーキが運ばれてきます。
剛 ♪ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア光一ちゃ〜ん、ハッピバースデートゥーユー…(ジャン!)サンキュー!!
思いっきり歌い上げてはけようとする剛。一応戻ってきました。ロウソクに火をつけて、照明を全部落とします。遠くに見えるこの炎の明かり、妙に臨場感ありました。
光 結構(ロウソクの本数が)あるな。(四角くて大きいケーキの周りをぐるっと一回りして吹き消しました)。
剛 昨日ね、カウントダウンが終わってから、みんなで秋山の家に集まって作りました。建さんが意外に器用でね…
光 ウソやろ。(ケーキのまわりに巻いてあったリボンを見て)「東京ドームホテル」って書いてあるよ。えらい近場に発注したんやな。勿論素晴らしいホテルですけども。←大人のフォロー。
剛 これいくらぐらいするのかな。一桁かな。どのシェフが作ったか、みたいなんもあるからな。
光 いちごいっぱいのってるやん。苺姫沢山作れるなあ。苺姫というのは、大阪の焼肉屋で食べたおいしいデザートのことです。
光 さっきMAにプレゼントもらいました。サイン入りのとあるもの。でも包装紙にサイン書いてあるから、開けたらサイン入りじゃなくなるよな。建さんにも高級なシャンパンをもらいました。今回ダンサーさんからももらったんだよ!なんか薄い紙が何重にもなってる、女の子らしいラッピングをほどいたら…ん?「毛髪力」?(笑)
剛 きっとねー、後ろでこういうふうに踊りながらも気になってたんやろね。「あら?光一くん、毛髪力足りてない?」って。そりゃ睡眠時間も少ない中ね、毛髪力も落ちますよ。じゃ、オレの持ってきて!
ちなみに、MAのプレゼントは仮のもので、後日正式なものをあげたそうです。一体なんだったんだろう?さて、剛さんのプレゼントとして小さな紙袋が出てきました。
光 …うすっ!しかも紀伊國屋の袋に入ってるよ。
剛 なにもこんなに「KINOKUNIYAKINOKUNIYA…」書かなくてもって袋ですけど。
光 錦織さんにとってはこの袋が宝物やからね。
剛 まずお前だけ見てよ。
光 …ひゃはは!…なんか、間違ってないか?
光一さんが見せてくれた色紙には、フライングしている人の絵と、「アッキー NEW YEAR」の字が書いてありました。
剛 あ゛ーーーーー!あいたたた! ←ざーとらしく。
光 よく見たらこの顔も秋山やんか。ハッピーとアッキーって、「ッ」と「ー」しかおうてへんし。どっちかいうたら「ハッピーニューイヤー」というより「ハッピーバースデー」やろ。年賀状やん。これで「ありがとう」ゆうてたら長瀬と一緒だよ。
剛 それはゴメン、天然やったわ。 ←カワイイ。
光 でもよく書けてるよ。うん。
剛 飛んでるっていうか、落ちてるけどね(笑)。
光 「秋山の新しい年」か。これね、帝劇の稽古場の妙なところに柱があるのよ。そこに貼っとくわ。
剛 でも邪魔なところにあるんでしょ?その柱。この柱がなかったらもっといろいろできんのに、みたいな。そこにこの色紙が貼られることによって、その柱に「秋山」とかいう名前がついてしまうわけですよ。「秋山ジャマやな」とかね。
光 次の公演が成功したら秋山のおかげ、ということで。
剛 じゃあ、千秋楽にラウンドガールに持ってもらって、舞台を一周してもらいましょう。
光 そこはちょっと浸らしてよ。折角の千秋楽なんやから。去年も色紙をもらいましたけど。
剛 あれどうした?トイレに貼ってる?
光 大事にラップに包んでね、棚にしまってあります。棚にね。光 27歳になりました。
剛 きたなー。
光 昨日カウントダウン終わってからさ、坂本君に「いくつになったんだっけ?」って聞かれたから、「27です」っつったらさ、「27かー。そろそろいろいろ気付く頃だな」って言われました。肉体的にね、無理がきかなくなってきてるってことに気付き始める頃だって。坂本君って35歳やっけ?
剛 33、4ぐらいだと思いますけど。
光 リーダーは70歳やな。
剛 ウン。それは確実に把握しとんねんけど。
光 70歳になっても東京ドームでコンサートやってたらカッコええやろな。
剛 やれよ。歌のところは椅子に座ってさ、間奏のダンスで踊って。オレはそれをデビルマンのようにこう、上から見てるから。
光 オマエは死んでんねや(笑)。でもそうなったら「僕は思う」じゃなくて「ワシは思う」って歌うのかな(笑)。
剛 「ワシは思う」…深いな(笑)。じゃオレは「一人じゃない」じゃなくて「一人です」。人間は死ぬ時は誰でも一人だっていう意味で。
光 重いなー。
剛 それにしても1988年…
光 そう、1988年に東京ドームができてから、単独アーティストの公演回数としては僕達が最多になるそうです。今日で24回目。マイケル・ジャクソンが21回、ローリング・ストーンズが23回。それを抜いてというのはすごいことですよね。
剛 じゃ、最後に改めて、光一君におめでとうを皆さんで言いましょう。「誕生日おめでとー!」と皆で言ってシメ。エヘヘヘ(怖)。
-M05- Back Fire
-M06- Destination
●KinKiさんは一旦はけて、MAとダンサーさんによるダンスを挟みつつ、「Back Fire」。懐かしいですネ!衣装は金と赤のノースリーブ。剛さんは金色のハンチングみたいなおボーシをかぶり、腕には肘まである黒いアームカバーを片方だけつけてました。なんかこのスタイリング、妙にカワイカッタっす。男なんだけど「男装」って感じ。ははは。ここからM07にかけてはダンスコーナーという位置づけのようです。でも剛さんのダンスはすごく省エネな感じ。力の半分も出してないように見えた。ちょっと笑っちゃったわ。特に元旦。熱があってかなり具合が悪かったというのは後に知ることになります。前のMCの時はそんな具合悪そうじゃなかったけどなあ。
●光一さんが「クラップヨォハンズ!」と叫び、メドレーのように「Destination」へとつながっていきます。この曲は建さんのベースとか「ボンボボボボボンボボボ」ってすごいことになってましたね。途中でMAも含め1人1人のソロダンスがありまして。光一さんがイントロデュースするんですが、自分の時に「オレ!」って言ってたのがツボでした。
-M07- Arabesque〜千夜一夜の夢〜
●「H album」からライブでやるんだったら、「Arabesque」と「キミハカルマ」についてはどっちか1曲だけだろうな、と思っていたのです。曲調とか若干かぶってるから。で、個人的には「キミハカルマ」の方が歌として好きだったんですけど、ショー的にはこの曲の派手さ加減が大正解でした。今回のライブではベストナンバーだと思いますね。魅せ方が。両日とも双眼鏡でガン視してしまいました。特に間奏部分と後奏部分が目に焼きついて離れない。キンキを先頭に、MAがギュッと後ろに固まって、炎がボウボウと燃え立つ中で妖しく蠢く。なにか土俗的な儀式のようでもありました。
-M08- Love Me More(光一ソロ)
●歌としてはすごく好きな曲。それだけにこれをどういう風にみせるのかにすごく興味がありました。お衣装は黒いシャツジャケットに、デニム。黒いインナーの上に黒いシャツを羽織ったスタイル。でも背中にはやっぱり銀の刺繍が入ってましたね。それに白いハットを被ってます(途中で投げ捨てますが)。確かにこの曲、カッチリジャケットって感じじゃない。かといってこれ以上カジュアルなカッコも光一さん的にないだろうし。しかしなーんかしっくりこないお衣装だったんだよなあ。MAは光一さんとは逆で白いシャツに黒いハット。これはキマってました。…たぶんガタイの問題なんだろうなあ。ちょっとマッチョな人が着るとカッコいいんだろうなコレ。
●31日はもう「99%Liberty」あたりからかなり自由な感じでMAとかと遊んだり、リラックスした雰囲気だったんですが。この曲で光一ソロ名物ともいえるあの激しい表情がビジョンに大写しになりますと、流石にハッとしましたね。そしてそういやコレをもう2年近く見てない、ってことにその場で気付きました。去年の冬コンはソロなかったですし。SHOCKも見に行けなかったからなあ。やっぱこれが光一さんの真骨頂。ちょっとそれを忘れかけてた自分はイカンな、と思いました。
-M09- Breath(剛ソロ)
●木枯らし、冬、公園、って感じを勝手に持ってた曲ですが、スクリーンには大小の星雲が映し出され、とってもギャラクシーな感じ。自作曲でなくても剛ワールドを作り上げてました。剛さんのカッコもヒッピー風で、全体的に70年代ぽい感じでまとまってました。「ファンタスティポ」とかの影響かしら?でもあのカッコ、見ようによってはオバちゃんみたいですよねー。ああいうの着こなしてしまうのが流石。
●いつものように目を閉じて歌っているのですが、この曲の時は途中から目を開いて、しっかりと周りを見ながら歌ってたのが印象的でした。目をつぶったまま歌い上げるよりも強さを感じましたね。前もどこかで書いたことがありますが、剛さんって、舞台にいるのに周りをすごく「見てる」感じがする。舞台上の人の視線って、普通宙に向けられるんですが。それにしてもよくあんな高音が地声で出せるよなあ。しかも力を抜いて。この曲に限らず、今回剛さんの歌唱に関してはほぼ完璧だったと思います。それはもう無駄なんじゃと思えるぐらい完璧。
-M10- 未完のラブ・ソング
●ちょっ長めのピアノソロから始まりました。その間に衣装替えした剛さんと光一さんが登場。結構ふわーっとした羽織ものを着てました。白くて、薄くて、裾のほうが水色になってる。インナーはオレンジに金色。結構珍しい色の組み合わせだなー、と思ってみてました。キンキさん+MA2人ずつ左右に分かれて、可動ステージに乗ったまま客席の上を通過。真ん中までいったところで曲終了。軽くMCが入ります。
ここでちょっとだけMC。
●12月31日は…31日は、光一さんがアッキーに何か話しかけたとき、アッキーがマジボケでマイクを逆さにして喋ろうとしたのに大ウケしてました。あと、「アキヤマホイホイ」について、「僕はいいですけど家族を巻き添えにしないでしないで下さい」と抗議してましたね。光一さんが「そうやなあ、お母さんが楽屋に苺持ってきてくれたりしはんのにな」と返すと、「ちょっとミーハーですいません」とかゆーてました。あと、光一さんが「じゃあ剛さん、一言でシメてください」って言ったのに、いつものように剛さんが延々終わらないもんですから、「あのー、短めにお願いします」「長かった?」「うーん」「もっと短めに?」「うーん」っていうやり取りが面白かったですね。光一さんの「うーん」って言い方が。
●1月1日は…元旦は、剛さん側のステージが急に動かなくなってしまいました。光一さんは前まで出てきてるのに、剛さんは正面ステージに残されたまま。「ぱって見たら、隣におるはずなのにいないからアセった」とは光一さんの弁。結局剛さんら3人はアリーナ外周を歩いて、スタンド前まで来ました。しかし、「『Destination』とかで踊りすぎてシンドイところに、『未完のラブ・ソング』もブレスの位置とか気を使う曲やん?だからここでちょっと休めるかな、思たらこれです」とグッタリの剛さん。3人で床に座り込んでました。その間、「東京ドームでこんなこと初めてじゃないですかね」と必死に場をつなごうとするアッキー。光一さんはステージの端っこに腰掛けて足をブラブラ(笑)。しばらくするとステージがようやく動き始め、光一さんのステージと同じ位置で停止。剛さんら3人ははしごを使って上がりました。上がった途端、「元気ですかー!時間があれば何でもできる!いくぞー!1、2、3、ダー!」と猪木ガタリをやっておりました。光一さんに「“時間”じゃなくて“元気”でしょ」とかツッコまれてたけど。まあ、元旦はケツがないので、こんなハプニングがあっても時間的には大丈夫だ、ということを言いたかったのでしょう。
ここでは、次の曲、「たよりにしてまっせ」を剛さんが紹介するのですが、いつも何かキャラをつけて言ってたみたいですね。31日も妙なキャラが一瞬だけ登場したのですが、「あ、コレ違う?」ってすぐ止めちゃったので。元旦は「殿キャラ」。「殿」っていうか「お公家さん」っていうか「お坊さん」みたいな感じですね。流石奈良出身。ステージ上に全員が正座(あぐら?)し、殿の説教を聞くハメに。光一さんは「オレこのキャラ好きやわー」と言いながらひたすらその様子を眺めてました。「オイ、そこ、頭が高い。オマエじゃ」「・・・オレですか?(光一)」「本当に2005年は、皆に世話になったのう。あそこにおられる、吉田建右衛門をはじめとする皆さまのおかげで、素晴らしい音楽を提供することができるのじゃ。オイ新衛門」「…オレですか?(光一)」「バンドの皆さん、お客さん、そしてオマエ」「…オレですか?(光一)」「皆力を合わせて、いい作品を生み出していきたいものだな。それではそろそろ蹴鞠の時間じゃ。と言っても、わしのようにはできまいて。おーっほっほっほ。…これは、殿が蹴鞠が得意だという設定です」って自分で説明してるよ(笑)。「それでは、2006年も、『たよりにしてまっせ』」でシメ。いやー、とにかく殿の説教はこんなもんじゃないくらい長かった。で、この日はワタシは光一さんの可動ステージが止まったあたりの前の方のアリーナで、光一さんを近くで正面から見ることができたんですけど、とにかく「未完…」の曲終わりから殿の説教の最後まで、光一さんは剛の方の様子をずーっと首向けてみてたので、正面なのに横顔の印象しかないですね。それにしても前日は止めたのに、この日は長くても止めませんでしたね。基本的には光一さんは剛の話を止めないんだねえ。後ろにカウントダウンが控えてるとか、時間の制約がある時は例外として。ワタシはちょっとイライラきましたけど(笑)、光一さんはなんて辛抱強いんだろう、とその横顔を眺めながら感心しました。別に辛抱してるつもりもないのかなー。
-M11- たよりにしてまっせ
-M12- 永遠のBLOODS
●意外や意外、の「たよりにしてまっせ」。しかし光一さんは間奏からはほとんど歌わず、屋良くんとずーっと腕立て伏せをしてました。しかもすごいスピードで。その間、同じ可動ステージにいるアッキーは応援団のように手を振り振り。でも31日は途中から光一さんの上にかぶさって一緒に腕立てしてましたね。イヤン。元旦は光一さんのステージが近すぎて、床の下からチラチラ見た感じで、逆によく見えませんでした。剛さんはマイペースに歌ってました。
●キンキさんは可動ステージを降りて、歩いてスタンド前をクロス。今度は逆の可動ステージに乗り、「永遠のBLOODS」を歌いながら正面ステージへと向かっていきます。後ろではMAがお馴染の振付で踊っているのですが、通常は踊らないはずの光一さんも、振付を見よう見まねで一緒に踊ってました。これがカウントダウンの光一&長瀬の永ブラダンスにつながっていくんですねえ。
-M13- 【AOZORA】
●正面ステージに戻って。スクリーンには青い空に白い雲。元旦の光一さんが、すっごい気持ち良さそうな表情で歌ってたのが印象的でした。
ここで再びちょっとだけMC。
●12月31日は…
光 ○△×□!!ほら台無しー。台無しにするのは得意です。
何て言ってたかは聞き取れませんでしたが、もんのすごい裏返ってました(笑)。
光 さっきあそこで腕立てしてたのには特に意味はありません。
(もう一回やってー!)
光 (自分の二の腕をつまみながら)君がやったほうがいいんじゃない?ここね、振袖みたいになってる人いるからね。
剛 (笑)。それ持ちネタにしろよー。じゃあ皆でもう1回言ってみて。 ←コレやたら剛さんがウケてました。
(もう一回やってー!)
光 君がやったほうがいいんじゃない?
剛 (笑)。じゃあオレにも言って。
(もう一回やってー!)
剛 ○△×□。 ←最も肝心なところが聞き取れなかった(汗)。
光 それはマツケンサンバの真島さんでしょ。
剛 なんかねー、頭の中に真島さんが出てきてん。ほんま、なんでかしらんけど。
光 じゃあギターを持ってきてください。
アッキーがギターを持ってきます。
光 早っ。オマエ出てくんの早すぎるて。
剛 AD並ですよ。
光 秋山面白いね。オレ秋山のことほんと好きだよ。…お客さんの方がもっと好きやけど。 ←ギターかけながら客に背中向けて言ってたと思う。
(キャー!)
光 ま、こういうこと言っといたら喜ぶねん(極悪)。
秋 ええっ。
光 照れくさいんですよ!
●1月1日は…
光 (さっきは動かなかったステージが動いて)ちゃんと戻ってこれたよ。2006年になってコンピューターが一部誤作動する場合があるらしいですね。さっき止まったのもそういう関係かなあ。
アッキーが出てきて光一さんの上着を受け取ると、後ろから抱きしめました。
光 何で新年早々抱かれるのが剛…じゃなくて秋山やねん。
会場は騒然(笑)。
剛 (ベルトをガサゴソ)さっきキツイかなと思ったけど、緩すぎたわ。
光 5万5千人の前で何やってんですか。
剛 5万5千人もただおるっちゅーだけやないか。 ←つえーな。
-M14- ダイヤモンド・ストーリー
●キンキさんは2人ともアコギを持ちまして、スタンドマイクで歌います。上着は脱いで2人ともオレンジ系のノースリーブ。ここからはロックコーナーという感じですかね。「ダイヤモンド・ストーリー」はCDで聞くより突き抜ける感じがして、とても爽快に感じました。
-M15- あの娘はSo Fine
●出ました!盛り上げ曲の代名詞。お約束どおり「HEY!HEY!HEY!」のコールで盛り上げます。しかしギターを持ちながら歌うとまた違う感じがしますね。オールディーズ・ロックを演奏しているような、ちょっと粋な感じがするというか。
●間奏部分でバンドのメンバー紹介が入ります。豪華メンバーなんでしょうが(去年のメンバーはDVDで見れるのでわかりますが、去年と今年のメンバーがどれくらいカブってるかとか見分けがつかねえ…建さんと下神さんぐらいしか)、これがどんくらいすごいメンバーかとかってことが何も触れられないのもすごい。一介のバックバンドマンとして、皆さん2×4の持ち時間で紹介されていきます。カッコいいですねえ。贅沢ですねえ。続いて曲調が変わり、ダンサーさんの紹介。何故か悪役みたいな音楽だよ…。MAはアクロバットの数々を披露(アッキー除き)。
●31日は、イントロデュース担当の光一さんが「…剛もやる?」とふり、剛さんがギターを置いて、助走をつけてロンダートから側転!すごい久々に見た〜。しかしながら回った途端にバラバラと靴が脱げ、あまりのグダグダさに演奏はストップ。間。脱げた靴を光一さんが剛さんに渡すと、「あ、もしもし?」と靴をケータイに見立ててボケてみせました。…ほっといて音楽再開。この流れ、最高のステージコントだったなあ。元旦も光一さんは剛さんに「やる?」と振りましたが、体調が悪いせいかカラダは張らず、アコギでコードを鳴らして即興演奏。しかし案の定終わりどころがなく、これも途中で演奏ストップ。「オマエがシメろよ」みたいなことになって、今度は光一さんが久々の台宙をみせてくれました。ステージ奥のそれほど高くないところからでしたが、キレーに決まってましたよ。「あー、すごい久々にやった」と光一さんの感想が入り、「ワンツーさんはい!(これ絶対おかしいって)」で、最後はバンマス、吉田建さん。そして建さんから改めて、「ボーカル、皆のKinKi Kids!」という紹介が入りました。「そして俺たちが、KinKi Kids!」という自己紹介を、ここではないにせよ最後にはいつも自分達でしていたハズなのですが、前々年のコンサートぐらいから言わなくなってるんですよね。照れくさいからかもしれませんが。だから改めて、ここで建さんが言ってくれるのはなんか嬉しかったです。
-M16- 春雷
●メドレーのように「春雷」へ。それほど好きな曲でなかったはずなんですが(だからサスペンスドラマのエンディングテーマみたいな曲はあまり好きじゃないんですってば)、結構好きになりました。それにしてもこういうバンドコーナーが持てるということ。キンキの音楽的な幅を感じさせますねえ。
ここで一番長いMCへ。客は一旦座ります。
●12月31日は…光 オマエ天才やな。両方の靴とばすって。
剛 本当のこと言うと、そこで、ちょっと脱いでた。ふふふふふっ!見事に出発地点と着地点に1足ずつ脱げました。剛さん、最高に嬉しそうでした(笑)。光 いつも言ってますけど、年末の忙しい中来ていただいて、ホントにありがとうございます。僕達はね、人が働かない時に働いて、人が働く時に働くという。年末年始も、クリスマスもライブですからね。クリスマスは彼氏と過ごしたって人は?
(微妙…)
剛 (頑張って客席を見てる)ええなあ。
光 そういやいつかクリスマスに仕事ないときがあったよな。マネージャーが…
剛 あったあった。
光 あんときは一人でもらった「タイタニック」のビデオ見てましたよ。焼弁(焼肉弁当)食いながら。
剛 オレも見た。アレなあ、最後なんで手を離すんやろな。
光 でもねえ、オレがジャックやったら、やっぱり、生きて欲しいって思うわ。
剛 そうやなくて、あの、女の方。ローズ?なんであんなにいろいろ守ってもらったのにさー。 ←そっちの立場だったかー。
光 …なんで今頃「タイタニック」の話せなアカンねん。時代遅れにも程があるわ。光 年明けから、「Endless Shock」のサントラが、着うたで配信されます。
剛 ホンマすか!?何があんの!? ←何やらすごい食いつきでした。
光 「夜の海」とか。
剛 「戦車」ある!?
光 「戦車」…あるかなあ?なんで?
剛 あのね、ラジオやってた時、「Endless Shock」のサントラで何かけようかって見ててさ、「ん?『戦車』?どんなんやろな」ってスタッフとちょっと盛り上がったんですよ。キャタピラの音がガガガガッて、ドシュ、ドシュ、とかそういうんじゃないの?
光 だって和風ですよ?殺陣の時の音楽やから。
剛 なんや〜。メールの着信音にしよう思てたのに。じゃあ、他にオススメは?
光 「In the semetary」ってのがあるんですよ。メールきた途端に「墓の中へ〜」っていう。
剛 そんなんいややわ。
光 「Endless Shock」の再演もありますので。2月…いつからやったかな。
剛 6日ですね。 ←正解。エライ。MAが登場します。またしても秋山くんがデカイだのリアルだの言う話になり、町田君の後ろ2mぐらいのところでちょうどいい大きさだ、などとビジョンを使って遊んでました。「秋山、どんだけリアルやねん」というキンキさんのコメントに笑った。光 屋良はバレエ習ってんでしょ?ちょっとやってみてよ。「カッコから入る」という屋良君。いつも稽古場でやってるように、ズボンの裾をたくし上げて、靴下を脱ぎ、上着の裾を…本来は結びたかったようですけど、「どんだけカッコから入んねん」とキンキさんにツッコまれたこともあり、時間かかりすぎなので結んだことにして、5番のポジションからジャンプ。光 …それだけ!?なんか派手なやつないの?
屋 じゃあピケターンを。
光 ピケターン、ピケターン、…ネルソン・ピケ。ベネトンのね。ネルソン・ピケはステージ上の人々ほとんどスルー。屋良君は華麗にターンしながらステージを横断。「剛もやってみてよ」ということで次は何故か剛さんがやることに。屋良君の真似をしておもむろに靴と靴下を脱ごうとします。しかしそのソックスが真っ赤だったから光一さんが驚いたようで。光 オマエそんな靴下履いてんの?オレ、フツーのおっさん靴下や。 ←ウソ。
剛 他にもオレンジとか、パープルとか持ってますよ。しかし靴下は全部脱がず、半脱ぎでピケターンに挑戦。結構できてたので客席は感心。しかしステージ上は大ウケ。屋 軸足逆になってます。
光 逆に難しいで(笑)。バレエやると、流れというか、動きから動きへの移り変わりがキレイになりますよね。
(光ちゃんもやってー!)
光 じゃあ…バレエじゃないけど、日舞の歩き方っての習ったことがある(上下動せずに、首をかしげながら進みます)。
剛 コワー(笑)。オレもね、舞台やったとき、お侍さんの歩き方って教わりましたわ。(上下動せずに、両手を腿の上に添えて歩く)時代劇でも、こうやって「殿!殿!」とか言いながら走ってるでしょ?でもホントに緊急の時はきっと(普通に大股で走る)「殿!殿!」ってやってたハズやねんて。そう思わへん?こんな歩き方絶対イメージやって。剛さんは力説してましたが…今では普通の「右手と左足、左手と右足を交互に出す」っていう走り方は、明治以後に政府によって推奨された西洋式の身体の動かし方なんですよね。それまではいわゆる「ナンバ」でしか動くことを知らなかった武士がやはり大半だと思います。光 MAは「Fame」が終わって、今度は忍者ミュージカル「NARUTO」をやるんだよね。えーと…(一人一人の役名を言いながら肩を叩きます。屋良君に)ナルト!(米花君に)我愛羅!(町田君に)サスケ!(秋山君に)…敵役!
秋 そうなんですよ。台本見たら「敵役」ってしか書いてないんですよ。だからって「秋山」とか言われると微妙ですよね。
剛 いろいろ作りこんでいきやー。ちなみに皆「てきやく」と言ってましたが、「かたきやく」では?というツッコミをとりあえず入れておきましょう(c)Hさん。ここまでのトーク、立ち位置からして「剛+MA-------光一さん」という感じで、剛とMAの距離がすごく近いなあ、と思ってましたら、こういうことがあったみたいで…。剛 大阪でね、夜、秋山と、町田君と、米花君とで、部屋で喋ったんですよ。したら、秋山が「ちょっと…」ってトイレに立ったはいいんですけど、「エヘン!」っていう咳払いとか、あと………………(笑)。全部音が丸聞こえなんですよ。ダイナミックすぎ。
(MAメンバーが「汚い」とか言ったような)
剛 同性に「汚い」って言われると凹むなあ。
光 え?
剛 女性に「汚い」って言われても、「うっさいボケ」って跳ね返せるけど、同性に言われるとキツイわ。普通は異性に嫌われたくないから「汚い」と言われたくないのだと思いますが…剛さんはそれほど同性に嫌われたくないということですね。まあ、剛さんぐらい異性にモテる人だと、そういう感覚になるのでしょうか(やや苦しいフォローだが)。秋 違うんですよ!あの時トイレ行きたくてずーっと我慢してたんですけど、剛さんがね、「MAはこういうふうにしたらいいよ」とか、すごいためになる話をしてくださってたもんで、行くに行けなくて。 ←結構なことをバクロされてアップアップなアッキー。気の毒。
米 ホント、秋山、何キッカケでトイレ行ったのかなと思いましたもん。
光 へー、大変だね。ボクはトイレとか行かないから。
剛 バリバリ行きますやん。こないだトイレであったら、個室をのぞいて「和式か…」とか言ってましたやん。
●1月1日は…光 昨日カウントダウン来た人ー?あれ、すごかったなあ。滝つばの。
剛 何?
光 なんか掛け声があるねんな。♪なんとかかんとか、「タッキー!」、「ツバサー!」って。後ろでスタンバイしてるとこにも聞こえてきたわ。どこで打ち合わせしたん?ってぐらい揃ってましたよ。そういうお約束はキンキさん自身拒否してきたものだと思うんですけど…アレみて光一さんが好意的な感想を持ったのか、その逆なのかは、これだけのコメントではよくわかりませんでした。それとも「滝つばってそんなに人気あったの?」って驚きだったんだろうか(失礼)。光 帰ってからカウントダウンのビデオ見ました。
剛 えらいなあ。
光 皆で「アンダルシア」やったでしょ。あれ、本番の直前に「10×8振付するから」って言われて。
剛 そうだったんですか。
光 テン・エイトっていったら20小節ですよ。で、一応覚えたんですけどね。本番で、こうカッコつけて出てったら、ちょうどこの辺に東山さんがパリッと立ってて。
剛 タリッとね。
光 タリッと。で、「東山さんタリッとしてはんなあ」と思ったら、「あれ何だっけ?」って全部飛んでもうた。後は自由にやらせてもらいました(笑)。でも全然映ってへんねん。
振付とんじゃったとこがどう映ってたかが気になって見たんでしょうねえ。それにしても光一さんって自分の仕事ビデオでちゃんとチェックする人なんだなあ。
光 その後恒例の初詣にも行きまして。今年はすごい人数やった。NEWS、関ジャニ…エイ…ト?
剛 関ジャニ∞ぐらい覚えましょうよ。
光 とにかく沢山いたな。あとは特に何もないかな…。
剛 ええーっ、何もないんかい!ココのための初詣やんか!
光 ゴメン、何もない(笑)。なんか頭ぐるんぐるんしてて。
剛さんは具合が悪くて初詣行かなかったんでしょうね。ここでMAが出てきます。剛 秋山、早い早いまた。
光 MAもカウントダウンでいろいろ踊ってたよね。「スニーカーぶる〜す」とか。あれはいつ振付したの?
屋 30日にやるって聞いて、その日に振付しました。
光 あれ全部屋良が考えとんねんな。すごいなあ。
屋 ほんと秋山がいるから大変ですよ。
秋 だって屋良くんのフリって、ナウいじゃないですか。
剛 ナウいって(笑)。
秋 今風の振付なんで、ほんと難しいんですよ。
剛 オレはMAとこうやって年に1回会うやん。で、米花君とか、屋良君とか、町田君は、少しずつ今のおしゃれを取り入れたカッコをしてるわけですよ。でも秋山は、3年前に流行ったような、ピーコート的な感じで、リュックまで背負ってる時ありますからね。
秋 ほんとファッションに興味ないんですよね。今回も剛さんにほんと久々に会うのに、第一声で「おう秋山、3年前と同じ格好だな」って言われちゃいました。
光 じゃあ靴下チェックしよう。昨日剛さんが赤い靴下を履いていたのを思い出したのでしょう。みんなカラフルな靴下を履いています。アッキーは黒だったかな?光 オレも黒ですよ。どこまでも黒いよ(と裾をまくってみせる)。これみんな自前なの?
剛 当たり前ですよ。
光 オレは衣装やわ。いつも楽屋に衣装とこれがかけてあんねん。
剛 それハイソックス?モモヒキ!?
光 これは…筋肉を保護してくれるやつ。東山さんに教えてもらったやつなんですけどね。もうこれがないとステージ出れませんね。でも早替えとかね、サラッとした素材だからやりやすいですよ。あーあ、秘密バラしてもうた。
剛 そんな秘密はバラしても大丈夫ですよ。 ←前々から光一さんは履いてますが、剛さんは忘れてたのでしょうか。光 あのカウントダウンにジャニーズ101人出演って、何で101人だったか知ってる?2006年は戌年だから、「101匹ワンちゃん」にかけたんやて。「えー…、それを、オレが、言うのー…?(驚愕)」って。聞いてビックリしたわ。ま、本番ではサラーっと言いましたけどね。
剛 ウン。それぐらい流していかないとね、もちませんからね。
光 今年は司会もやらせてもらってね。もうわけわっかんなかったわ。「カウントダウンライブによーこそー!」って急に始まって。「ビロードの闇」歌った時も、♪刹那を抱きーながらー、ハイ、というわけで…って即コメント。Oh〜♪も言わせてもらえんのかい、っていう。光 昨日コンサート終わってからカウントダウンまで、中途半端に時間が空いたでしょ?で、楽屋一緒やってんけど、剛がずっと「PRIDE」見てるから、オレは家でビデオ録ってるから見たくなくて、MAの楽屋でずっと大貧民やってた。町田ヒドいんだぜー。コイツ革命しまくりなの。3回ぐらいやったよな。
剛 MAもなあ、そんな接待トランプ嫌やろ。
光 そんなことないでしょ?
剛 ありますて。やっぱ最後は勝たしてやらなアカンな、みたいなとこでしょ。
屋 まあ、光一くんが「大貧民」で終わってカウントダウンってのもはどうかなというのはありまして…。
光 ええっ!そういえば町田が大富豪で、最後…
剛 だから町田が勝たしたったんですよ。
光 そうかー…。光 MAのトランプには、魚が書いてあるんだよね。でもなんかすごいマイナーな魚の名前が書いてあると思ったら、「イカの仲間」とか、ずいぶんアバウトなのもあんねん。MAだけでトランプやるときにはルールがあるんでしょ?
屋 カードを出す時に魚の名前を言いながら出すっていう。「ハタタテハゼ!」とか。魚の名前も覚えられるし、滑舌もよくなるっていう効果があるんです。
剛 ハタタテハゼはきれいな魚ですよね。そのトランプは淡水?海水?
屋 「海の仲間」なんで、海水だけですね。
光 あーっ、アカン、魚の話題ふってもうた(笑)。 ←ざーとらしく。
剛 今日はオマエの誕生日なんやからさー、思う存分F1の話すればいいじゃない。オレBGMやるから(とギターをつまびく)。
光 今度「F1グランプリ特集」ていう雑誌でF1の連載をすることになりました。写真とかもなくて、文章だけになると思うんですけど。じゃあ…僕はね、エギゾーストパイプなんかも美しいと思うんですよね。
剛 (♪ポロロ〜ン)
光 エンジンから気筒の数だけ伸びて、最後一本になってるんですけどね。全部のパイプが同じ長さじゃないと、エンジンの効率が悪くなるんで、遠くから伸びてるものほど直線的で、近くのものはくねくね曲がっているんですよね。…止めてよ!
剛 え?思う存分話したらええがな。オレ楽できるし。 ←そういうことだったかー。
光 それよりもオレがこの話を延々することによって、ライブがどんどん盛り下がるのが嫌だ。
剛 そお?じゃ、オレが「F1大好き光一くん」って歌を歌ったるわ。
オチをつけるのに困ってた光一さんに対するナイスフォローだと思いましたが。
剛 ♪君はタイヤが とても好きだね
光 (まあまあ、うなづく)
剛 ♪君はグリップが 何よりも好きだね
光 (?首をかしげる)
剛 ♪おお秋山 おお秋山 秋山のマユゲの濃さが F1をよぎらせる
秋山 いつになったら 新しいデニムを買うの
裾がかわいそう 裾がほつれてかわいそう ほつれてかわいそう
MAと客席がとにかく大爆笑。
光 歌変わってもうてるし!
剛 …あ、今、オマエが神様に見えた。あのさ、ちょっとそこに立つから、ここで目つぶってから開けてみて。 ←剛さん自由だなあ。
光 ホンマや(笑)。後光がさしてる。…ってこんなこと喋っててもお客さんには全然伝わらへんがな。
剛 とにかく僕が言いたかったのは、秋山は、濃いってことです。
光 今見てた?剛が歌ってる時、このビジョンに秋山のアップがずっと抜かれてた。ありえへん。
剛 じゃあ今日はこのビジョン秋山にあげるから。左右のビジョンには秋山君の顔がずっと映されるようになります。剛 折角やからなんかモノマネとかやれよ。
秋 モノマネ…チャゲアスぐらいならできるかも。
光 チャゲアスぐらいならって、オマエすごいこと言うな。アッキーは♪余計な〜ものなど〜ないよね〜、と「SAY YES」を熱唱するアッキー。秋 結構似てませんか?
剛 高音のトコとかな。
光 オマエようできんなあ。
秋 でも光一君の誕生日なのにこんなんでいいんですかね。
光 じゃあオレやる?
(HGやってー!)
光 「オッケー!」「セイセイセイ!」…全然できますよ。
剛 HGはね、腰振ってりゃいいから簡単ですよ。
光 外タレなら誰でもいいよ。極めてるからね。
M ペ・ヨンジュン!
光 英語圏で。
剛 じゃあスピルバーグ。
光 こんばんは、スピルバーグです。
M メグ・ライアン。
光 こんばんは、メグ・ライアンです(高音)。
M フランシスコ・ザビエル。
光 フランシスコ・ザビエルです。
M ペリー。
光 ペリーです。
M キリスト!
光 あなたは、神を、信じますか?
M マイケル・ジャクソン。
光 マイケル・ジャクソンでーす(超高音)。…モノマネの悟り開いてる人にやらせちゃダメだよ。こう書くとサムい感じですけど、すんげオモロかったっす。流石光一さん。剛 アカン、こんなことばっかやってて、また怒られるわ。
光 確かにトークの質としてはサイアクですけどね(笑)。えー、MAはゴールデンウィークに「NARUTO」をやるんだよね。
剛 NIM(エヌ・アイ・エム)ね。忍者・イリュージョン・ミュージカル。NIM×NIM(ニムニム)ですよ。
光 オマエはホンマ、ジャニーさんとこで育った人やなあ。剛に「チャン・ドンゴンやってー!」という声がかかります。光 じゃあ、チャン・ドンゴンやって次の曲へいったらええんちゃう。
剛 チャン・ドンゴンではいけへんやろ!えー、何がええかなー。と言いながら首をかしげてその場でくるーっと回った剛さん。まったく無意識の行動でしょうが、客席からは「カワイイ…」というため息が(笑)。結局全然思いつかない様子。剛 なんかファーッとしとんねん。熱があるんですよ。結局チャン・ドンゴン(っていうか松本…)をやったんですが、ファーっとしてるあまり、「あなたが、好きです!」じゃなくて、いきなり「好きです!」とか言っちゃってました。「熱がある」と言っちゃってからの剛は、ますます調子が悪くなった気がしますねえ。
-M17- 雪白の月
●「そのまま座って聞いてください」ということで「雪白の月」。情けない男の歌、いいですねえ。大好き。大阪でこれをやったと知り、慌てて通常盤の「SNOW!SNOW!SNOW!」を買って聴いて、その歌の良さにどっぷり浸かってたところでした。そのせいなのか、座ってじっくり聴いてたせいかはわかりませんが、ライブが終わって一週間ぐらい、頭の中をこの歌がぐるぐるぐるぐる回って仕方ありませんでしたね。スクリーンには月明かりに照らされたような雪面が映し出されます。客席に向かって横を向いて歌う剛さんの入り込んだ横顔。すんごいウツクシーと思いました。でも、間奏部分とかでは、脇をつけてマイクを持ったままちょっと斜めったまま立ってて。なんか「立ち尽くしてる」って感じで立ってて。それがどうしようもなく「素」な感じで、見てる方が心配になるほどでした。
-M18- Bonnie Butterfly
-M19- Kissからはじまるミステリー
●衣装は青系の、ちょっと戦隊もの入ってる?って感じのスーツに。LEDで沢山の赤い蝶のパターンが映し出されていました。
●これも意外、の「キスミス」。今回は「A album」から4曲もやったんですよねー(アンコール含む)。中央のステージでせり上がりながら歌ってました。前曲に引き続きちょっと踊ってたんじゃないかと思いますが、オリジナルの振付ではなかったな。こっちの方がカッコ良かった気がします。それにしてもこの曲聞くと、1996〜1997年当時のいろんなことがばばばばばーっと思い出されます。ワタシですらそうなんだから、歌ってるキンキさんなんてもっとそうに違いないんじゃないかしら。そう思って見たからだと思うけどすごくそう見えた。
-M20- 恋涙
-M21- Annivesary
●「愛のかたまり」に代わる最新のキンキ合作曲。ライブのこのポジションにやるってことからしても、大事に扱われてる曲。ライティングが紫を基調としているところにもそれがうかがえます。これからもっともっとファンに愛される曲になるといいですね。外周を回る…まではいかなかったのかな。ステージ左右に分かれて大きく動きながら歌ってた気がします。
●前回のライブで聞いた「Anniversary」は、もうなんかイントロが聞こえただけで胸がいっぱいになったものです。今回のライブでは、その余韻を残しながらも、流石に落ち着いた気持ちで聞けましたね。前回の感動はあくまで前回のもの。それでいいんだと思います。
-M22- WATER SCREEN 〜the theme of H〜
●美しいイントゥメンタル曲。「ビロードの闇」のプロモーションとして絵画館で行なわれたイベント(絵画館そのものと、噴水でできたスクリーンにPV等を投影するいうもの)から派生した曲なのかな?「H album」の特典映像としてこのイベントの様子が収録されていましたが、なんてセンスのいいイベントなんだ!と感嘆したものです。そういう布石があっての、「H album」および「H tour」。シンプルだと思われたステージ奥の氷山のセットが割れ、「WATER SCREEN」に合わせて東京ドームに姿をあらわしたのは、本物のWATER SCREENでした。高さ16m、幅18mの、本当に観光名所になりそうなぐらいの滝。客席から「おおーっ」という歓声があがります。これには映像を投影しても映らないでしょうが、イメージの連鎖として完璧ですね。ホント、2003年以降のKinKiおよびそのスタッフはいい仕事してる!…ということはこの次に流れる曲はあれしかありません。
-M23- ビロードの闇
●壮大ともいえる滝の前に忽然とKinKiさんが姿を表します。真っ赤なベロアのスーツ上下。胸には大きなコサージュ。光一さんは腰に金のチェーンベルトが何連も。剛さんはサッシュベルトを結んだ紐が長く下に垂れてました。サッシュベルトつか、幅が広いのでほとんどスカート状になってましたね。
●イントロのアコーディオンの音色と共におもむろに踊り出す…のですが、元旦の光一さんの気合いの入り方といったらものすごかったですね。一音目から大全開!という感じ。今回のライブでは光一さん、熱くなりすぎず、自然体な印象を受けたんですが、ここでスイッチバーン入れた感じですね。ものすごかったです。作り的にはここがライブの最高潮ということになるんでしょうな。
-M24- SNOW!SNOW!SNOW!
●「皆でこの歌を歌ってお別れしましょう」、ということで本日2回目の最新シングル。この曲に限らず、今回はほとんどの曲についてビジョンに歌詞が出てまして、ほんと皆で歌えるいたれりつくせりなライブでした。光一さんから最後にご挨拶がありました。剛さんはなかった。これにて本編終了。
-E01- 硝子の少年
-E02- 薄荷キャンディー
-E03- 99% Liberty
●ツアーグッズの黒いオリジナルパーカーに着替えたお二人、中央の可動ステージにてずんずん前へ進んできます。大晦日かな、光一さんはフードかぶってステージに腰掛けたままでした。もうアンコールですからね、ここでまた一つ違うスイッチが入ってる感じです。
●バックネット前で「薄荷キャンディー」。アンコールまできて剛さん、♪運命の〜ひ〜と〜さ〜、という超絶高音を、ファルセットでなく地声で軽々歌ってました。ちょっとスゴすぎて引く。
●最後の「99% Liberty」はもう何が何だか。光一さんは外周歩きながら、スタンド前方の「エキサイティングシート」のお客さんにずーっとタッチしてってました。マイク向けて歌わせたりもしてた。それどころか警備員にもちょっかいを出してました。ぶっ壊れモードっすね。剛さんはそれほど乱れず、マイペースに。
●最後は正面ステージで、改めてバンドさん、ダンサーさん、MAを紹介。そして元旦は光一さんが「KinKi Kidsと申します、どうぞお見知りおきを!」と言ってくれました。大体ここに来てる人はお見知りおきしてると思いますが。他にどっかで「堂本と、堂本でした!」ってのもきいた気がする。あくまで「そして俺たちが、KinKi Kids!」とは言わないのねー。テレちゃってこのー。そして改めて、剛さんからまじめなご挨拶が入り、光一さんからも「27歳の男として、皆さんに恥ずかしくないものをお見せしていきたい」というようなご挨拶がありました。カッコええなあ。最後は、正面ステージの中央にある登場口のところで、2人向かい合って「TAKE2」のはけ際みたいなポーズ(片足で後ろにジャンプしながら両手を前に出して指パッチンする感じ)でフェードアウトしていきました。これは毎回でしたね。最後までお客さんのウケを取りました。
-E04- フラワー
●ツアーラストの元旦は、勿論ダブルアンコールがあるんだろうな、と思っていたのですが、すぐ「出演者はすでに会場を出ました」という規制退場のアナウンスが入り、通路際の係員も誘導体制に。しかし拍手は鳴り止みません。しばらくの間、規制退場のアナウンスと拍手のせめぎ合いが続きましたが、ステージにバンマスが現れて、アナウンスしてたにーちゃんを「いいからいいから」という感じでステージ袖に押しやりました。ここの建さんカッコよかったなあ。で、「フラワー」。でも、ビジョンの映像とかはちゃんと「フラワー」用のものが用意されてんだよね。もしかしてあのせめぎ合いも出来レースなのか?とかちょっと勘繰った。あれぐらい本気で規制退場かけられると、途中で客のコールが止んでしまうということは大いにありえただろうから、まあどっちでもいいように用意はしてたんだろうな。見れてよかったよ〜。
●最後は光一さんが「手つなごっか?」と言いまして、皆でラインナップしてシメました。開始時間、17時30分。大晦日終了時間、20時15分。元旦終了時間、21時。アリーナからは、セットの滝に、夜の虹がきれいにカかっているのが見えました。
●昨年がいろんな意味であまりにアニバーサリーというか、特別だったので、通常ベースに戻った今回のコンってどう見せるのよ?とちょっと意地悪なことも思っていたのですが、全くの杞憂に終わりました。とにかく感じたのは雰囲気が自由だなあということ。肩の力が抜けてて。キンキさんも、お客さんも。少なくとも私はすごく居心地がよかったです。特に大晦日の光一さんなんて近年に見たことないようなヤンチャっぷりでした。対する剛さんは、体調不良もあったのでしょうが、限られた体力のやりくりを考えながらサクサク仕事をこなしている感じ。非常に、非常にクールでしたが、斜に構えた感じでもなく、これもやっぱり自然体だなあと思いました。何より歌には全く嘘がなかったしね。でも、すんげー下がってる時もあれば、すんげー上がってる時もあるってのがライブの剛の醍醐味。ほんで今回見た2回はやっぱり、上がってはいなかったんですよ。できれば上がってて欲しかった。ファンなんてそんなわがままなもんです。
以 上